残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

ヴィジョンと努力・勉強ーー創作における楽しさと苦しさ(日記5日目)

●これで5日め


三日坊主はなんとか回避できたけど、早くもネタ切れに近いです。いや、自己紹介の「ジャズ、ロックの他の音楽趣味」とか、「エロゲ、百合ゲーの趣味」とかって書いていくことはあるんですが、毎回自己紹介っていうのも。
 それに、今これを投稿してる時間もそうなんですが、ちょっと最近忙しくて、なんかをしよう、とするのが23時を超えてから、っていう。よくないですね。 無理に日記をするのもまた「違うな」とは思うのですが、ちょっとは自分にルールでも定めないと、なんかこのままずーっと「本格的に何もしない」まま終わっていくような気分がする。そんな予感だけでこの日記を書いてます。

 

●人生の意味を「楽しさ」と定めて以降の、創作におけるヴィジョンと努力・勉強についての考察
 

  他人にとっての意味とか、人間一般にとっての意味はしらん。ただ自分にとっての意味を定めるなら、「楽しむ」ことかなぁと。「今を楽しむ」と表現すると、それなりに近くはあるのですが、でもやっぱり違う。

 それっていうのは、「今を楽しむonly、だけじゃダメだろう」の理由は、「今をちょっと我慢して努力することによって、この先においてやってくる満足度の高く深い【楽しみ】がくるかもしんない」っていうのがあって。
 ただ、「今をちょっと我慢して努力」するそれそのものに価値があるか、っていったらこれもわからない。「今をちょっと我慢して努力」するってことがまた微妙なる楽しみになってる場合もあって。そしてその「日々の微妙なる楽しい」努力の果てに「満足度の高く深い楽しみ」がくる、ってなったら最高だと思いますが。

 

 抽象的なので例を出すと、絵を描くことについてです。
 例えば、自分の中に「うわっ、すげえ良い崇高ななんかのヴィジョンが生まれた!」って発見があったとします。(この「発見」に至るまでがすんげえ苦しいっていうのもありますが、今は割愛。後述はします)
 それで、それを表現するために筆をとりますが、自分の技量の少なさによって、上手く描けねえ。そんな状況があったとします。

 ここで、
(A)絵の勉強・努力をするのが楽しい
人と、
(B)絵の勉強・努力をするのが苦しい
傾向にある人と、で分かれます。

 

(A)勉強がたのしい人


 前者(A)「努力も勉強楽しいよ」の人にとっては、苦労するって認識もなく、黙々と絵の勉強をします。デッサンを毎日やったり、デジタル絵の導入をしたりスキルを学んだり。たぶんこれが「才能」ってやつなんでしょう。自ら発見したヴィジョンがあって幸せ、それを表現出来る技術を「楽しんで」会得する……この過程も幸せ。そんで、勉強の努力の結果、発達した技術でヴィジョンを形作れて最高に幸せ! ってことです。

 

(B)勉強が苦しい人

 一方、(B)「努力も勉強も苦しい」って人は、幾通りかのパターンに分かれます。

 

(パターンB-1)

……それでも苦しんで努力を続けて嫌々勉強をする人。それが結果、苦しんで得た技術によって、ヴィジョンを形作れる場合があるかもしんない。ないかもしんない。日頃の苦痛と苦悩を経て、ようやく「美」にたどり着けるパターンというか。
 ただ、この「日頃の苦痛と苦悩」がヴィジョンを遠ざけたり、歪めたりするのが曲者ですね。やっぱり苦痛や苦悩って「蝕み」ますから。己っていうものを。結果、ヴィジョンとはちょっと違ったモノが形作られてしまう。「労作」であることは認めるけども、それは結局テイのいい「努力賞」であって、本人が幻視したヴィジョンとは違う……これもまた、本人にとっては辛いです。

 

(パターンB-2)

 ……さらにまた別のパターンが「努力も勉強も苦しい」の人にはあります。「この表現形式は、自分にとって違うんじゃないか」っていう風に、絵から別のジャンル(表現手段)に移る人です。なにしろ、自分のやってる努力は苦しい。でもそれは向いてるものじゃないからなんではないか?と考える。そして、例えば音楽をしたり、小説に移ったりする。
 それが正しいのかどうかはわからない。これもケースバイケースで、

(α)その新しい勉強(音楽、小説)が楽しいかどうか 
と、
(β)その新しい勉強は、ヴィジョンを達成するものなのかどうか
っていうのが、この「ジャンル変え」の時点ではまだわからないからです。これも、ある程度やってみなくちゃわからない。

 

 とにかく「幸福なる天才」っていうのは、この「ヴィジョンが見えていて、勉強も楽しい!」って人です。もしそういう方が今これを読んでる方でいらしたら、本当大切にしていただきたいです、その天才ぶりを、幸福ぶりを……と言わずとも、もう幸福ばっかりなんですから、そういう人は。もう悩みもないでしょう。ハマってる(そう、これが「ハマる」です)その手段(勉強)と目的(ヴィジョン)に邁進するのみです。没頭というやつです。
 今、目的に向かって「辛いなぁ……」と思ってる方。今回の文章はそういう方に向けて書いています。
 あなたは、上で書いたパターンのうち、
(パターンB-1)でしょうか、それとも(パターンB-2)でしょうか。
 言い換えれば、今も苦しんで絵を描いてる方でしょうか、それとも絵をあきらめようとしてる方でしょうか。

 

●努力・勉強が楽しいひとの妬み

 この文章には答えはありません。わたしでさえ、今なお悩んでるとこですから。「そんなに苦しんでるんだったら他の手段(ジャンル行こうよ)」とは、時に的を得た忠告にもなりますが、冷や水にもなります。本人は往々、「俺にはこれしかない!」って思ってますから。
 そして、ジャンルを変わったけど、不安でいっぱいのひと。今まで得たスキルと時間と熱意を無駄にしたくない人。これも辛いですよね。何しろ、自分の周りは、すでにそのジャンル(音楽、小説)で長く努力を続けてきた人たちばっかりですから。

 

 ただ、ヴィジョンが見えてる、っていうのをここでは前提にしてきました。それって、ものすごく幸福なことなんですよ。
 なにしろ、「スキル(技術)はあっても、勉強が楽しくても、ヴィジョンが見えなくて、何に向かっていけばいいのかわからない、小器用な秀才
っていうのが、世の中には結構いて、「くそう……」と妬みながら日々を過ごしています。自分の得たスキルでもって、誰かに奉仕する形で生きていますが、やっぱりヴィジョンを得たい得たいと、妬んでいます。

誰を? 

 あなたのような「ヴィジョンを持ってるけど、まだ技術がない人」です。なにしろ、こういう小器用な秀才にとっては、ヴィジョンこそが遠くて仕方がないものなのですから。
 そういう意味では、「勉強や努力がたのしいよぅ!」の人だって、足下が怖くなる可能性だってあるのです。ヴィジョンが無くなったら、こういう「小器用な秀才」になってしまいますから。

 

 

 そうこう考えると、人生の意味っていうのは、ほとんど「ヴィジョンが見えてる」ということ……言い換えれば「自分の作りたいものの意味」をきちんと見定めている、ってことと、かなり近いのではないか? ほとんど近似で同じなのではないか? と仮説します。
 このヴィジョンっていうのは、持ってる人は持っていて、努力で誰もが100%手に入れられるか、っていったらそうでもありません。なにしろヴィジョンは「あなただけのもの」なんです。というか「あなた」そのものがヴィジョンの大いなる母胎、というか。お、なんだ「自分探し」っぽくなってきたぞイヤだなぁ。
 じゃあその「あなた」って何なのよ、って話ですが、これって頭で「おれって何?」をしても、案外たどり着かなくて。それよりも日々なんかを作っていたりして、その時々で「おれってこういうことに楽しみを見いだすんだな」とか「おれってこういうことが我慢ならないんだな」というのを「発見」していくもんですし。その繰り返しで、いつしかヴィジョンが見えたら……やっぱりそのヴィジョンを、後生大事にしてほしいと思うんですよ。ほとんどそのヴィジョンは、人生そのもの(あるいは象徴)に近いものなんですから。まとまってないですが、今日はここまで。

 

●メモ

・相も変わらず人間椅子ばっかり聞いてる。

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・最近目が悪くなったなぁ、といってもまだ両目1.2はあると思うのですが、乱視が入ってるようで、ちょいボヤける。昔の視力2.0以上っていうのにはもう戻れないのか。乱視用の眼鏡をかけると楽っていうんだからなぁ。歳か。

・模型を作っています。毎日何かしらの手は動かすようにしています。現在作品を作っています。

・音楽表現(同人音楽活動)で、ヴォーカルを入れようと考えている。自分の。

・少しずつ絵を描き始めた、というか「線の引き方」を勉強するようになったというか。あまりにも「物の形を線で表現する。手で線を引くことによって」という技術が、自分の手にはない。この場合、手こそが脳なのだ

・つまり、本を読みすぎて「テキスト・オリエンテッド」な人間になっちまった、っていうこと。文章はこうやってガガガと書けるのに、線の一つも引けないというこれね。

・やっぱりあの「とりあえず物語の本(小説)をパラパラっと最後までめくって目で見てみること」→「次にもうちっと深くパラパラっと読んでみること」→「そこから熟読していく」という「CTRLスキップ読書」が一番自分に合ってるみたいで、よく本が読める。もちろんこれは「パラパラめくりをやって、それで【読破した!】」というあほではない。何度も読むことが重要というか、当然のことであって。これはまた日記で書こう。

・今日も3800字か

・上の「CTRL読書」は、映像認識の人間というか、デザイン表現ってものが血肉にしみ込んでる人間にとって意味のあるものだと思う。そこまで映像特化の人間でなかったら(どちらかといえば聴覚優位?)、やっぱり最初から一文字ずつ読んでいった方がよいのかもと思う。その区分っていうのは「高校のあたりで漫画を最低1000冊は読んでた、読めてた」類の人間かどうか、っていうあたりで分けられるのではないか?と思う。

 

膝をぶつけて科学と哲学する(日記4日目)

●やばい時間がっ!

うおお、連続毎日日記更新、本日が終わってしまうっ!(今23時30分をまわったところ)
三日坊主は回避したが、4日で終わると、それは本質的に3日坊主と変わらないことは確定的に明らか……!

さすがに今から昨日のような3000字超えのようなのは書けないので、日常のちょいとした発見のことを。


●自然の中の学び

こないだ、読書傾向のとこで、「本ばっかり読んでても仕方がない」って書きました。同時に「生のなかで鍛え上げる思想」みたいな大それたことも。
これは最近の森博嗣のエッセイの影響があります。自然を見よ、そこから学ぶのだ、と。それは自然科学者にして哲学者然としてる最近の森博嗣の根幹の主張です。

今日、床にアグラかいて座っていて、そこからさぁ仕事だっていうんで立ち上がろうとしたんですね。そしたら態勢を崩して、落下! 右膝から全体重をのっけて床にゴツン!って体が崩れてしまったんです。
いや、立ち上がるのをミスった、ってだけなんですが、地味に痛い。歩くとなると、ちょっとひょこっとするくらい。
うわー捻挫? ってほどでもないな、打撲か……。それにしても結構痛かったよな、自分の全体重をいっきに膝にかけたしな、と。

 

まあ放置していたら痛みは引いたのですが。
それで、先ほどお風呂に入って、右膝を洗おうとしたら、見事に内出血していて、傷まではいってませんが、赤いシミみたいなもんが出来ていました。

これは、個人的に「学び」の多かったことですね。以下箇条書きにしますが、

 

・あんまり痛みがなくても、こうやって実地で破壊された体を見ると、自己認識と客観現象ダメージ度合いって違うもんだなと。

・外傷という形でなく、内出血という形で現れたことに、自分の/人間の体のバッファ機能ってよく働いてるんだな、と

・見なかっただけ、というのもあるんだけど(冬だから長ズボンだし)、それでも時間差でこうやって内出血が出てくる。傷ってものは時間でもって視認できるということでもある

・なかなか不吉な色合いをしていました、その内出血シミは。どういう観点から見ても、自分に対する警告の一種であるのでしょう。ここいらにしとけよ、と。もっと慎重にしないと、次は外傷だぞ、と。メメントモリだぞ、と。

・これくらいの内出血な痛みでも、やっぱり体のバランスは少し崩れる、という感覚を得ました。走れはしなかったので。

・わたしは自分を(心理的に・神経的に)傷つけるプロではあるのですが、こうやってケアレスミスでもってフィジカルに・物理的に自分を傷つけると、それはそれでちょっと考えるところはある。心理的に・神経的に傷つけるよりも、よほど内省的かもしんない。

・人間の体ってよくできてるんだなぁ、っていう当たり前の結論ですが、それでも実際にどう動いてるのをきちんとみて、その上で「よくできてる」っていう感想を持つことには意味があると思える。それなしに人間スゲーと言ってるのは、ほとんど盲目的ナショナリズム右翼と変わらん。

・つまりは、自分の生活も観察だし、それにより修正をきかせていくのも、また科学だし。


……なーんてなことを考えました。本を読むよりよほど考えたかもしんない。膝をぶっつけただけでね。そして、そういう頭の悪いような考えをしてるのが、たぶん自分を成長させてる、と思うのですよ。


●メモ

冬コミ原稿は書きあがりましたよ。
・明日、この膝のこととは別に、持病で、病院に行きます。
・明日は休みのはずだったのに、諸事情により明日も軽く仕事をするハメになってまったオウノォ。
・日付ギリギリで日記書くのって、あんまりよくないなぁ。余裕がない。

自己紹介・音楽趣味(日記3日目)

●昨日の日記

 

完全に3800字は書きすぎでしたね。そんな調子だから三日坊主に終わるのだ。
さて、今日は自己紹介第二弾。
いちおうこのブログ「残響の足りない部屋」は、過去に音楽レビューブログとして動いてた時期もあったので、今回は「音楽趣味」に限定して語ろう……

……と思ったけれど、昨日のノリ(読書傾向)で書くと、昨日のにしたってざっとであんだけになったのだから、音楽ともなるともう過積載もいいとこになってしまう。なので、まず大雑把にジャンルだけ書いて、あと語りたいことがあれば項目ごとにちょこっと書いてく感じで……。

 

●まず世界一好きな作曲家は

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・ZUN(上海アリス幻樂団)。これは不動。語るとなると文量がエラいことになるので今回は割愛しますが、「紅魔郷」「蓬莱人形」「妖々夢」をリアルタイムで触れて頭ブン殴られて以来、今も幸福に頭ブン殴られています。以下の音楽趣味をやっていった原因そのものでもある。

 

●ジャズ


ジャズが好きです。古臭い、ちゅうイメージでしょうか。「ええっ、ムーディな大人!?」なイメージなんでしょうか。そればっかりじゃありませんが。
とにかく「バンド編成によるビート」と「アドリブ(インプロヴィゼーション、即興演奏)が好きです。なんでそうなったかと言ったら「亡き王女の為のセプテット」あたりからですねやっぱり……(わかりやすい)

主に、いわゆる「モダン・ジャズ」と言われる分野を好んでいます。1950年代ビ・バップ以降、1970、80年代のフュージョンまで、みたいな。ストレート・アヘッドなバンド形式=小編成のジャズが好きです。要するに、トランペットとサックスがフロントで吹いてて、ピアノとベースとドラムがバッキングを奏でているのが好きっていうことです。ギターが入る分には全然問題はありません。


なのでそこまで「ビッグ・バンド」が得意でもない、っていうのもあります。嫌いじゃないんですが。緻密なアレンジを書いたようなビッグバンドは良いですね、ギル・エヴァンズとかジェリー・マリガンがアレンジ書いたバンドのは。それから、ヴォーカル入りも嫌いじゃないんですが、最優先してるのはやっぱり最初に述べた2~3管編成のインスト・バンドです。
それから「モダン」と書きましたが、それ以前のいわゆる「トラディショナル・ジャズ」「スウィング・ジャズ」だって決して嫌いじゃないどころか、この頃ますます好きになっていってます。

 

好きなジャズメンの具体例を出すと、

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レスター・ヤングテディ・ウィルソンのpと組むともはや最高に涙出てくる。

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バド・パウエル。ピアノトリオ編成でもソロでも。ただ「パウエル系」って呼ばれてるピアニストでも、パウエルみたいに「重く、鬼気迫り、メロディアスで、疾走!」っていうのは代替えがきかんよなぁ……とかって思いつつもクロード・ウィリアムソン聞いてるわけなんだけどさ。

 

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アート・ファーマーの入ったジェリー・マリガンのバンド。ジム・ホールがギターを弾いていたら最高

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・なんか癖になって、つい手を伸ばしてしまうのがジャッキー・マクリーンで、いつの間にか聞いてる

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・どうもそのあたりのポジションに入りそうなのがウェイン・ショーターで、一時期どうにも扱いに困ってたけど、最近妙に癖になってきて……
・やっぱり書かねばならん、チャーリー・パーカー。天才だし……。
クリフォード・ブラウンマックス・ローチ双頭バンドに、ソニー・ロリンズが入ったらもう無敵ですよね云わんでも分かってるわ
・どうも「ヴィック・ディッケンソン」という名前に弱くて、ついこの人の名前が入っていたらレコードを買ってしまう。
・レディス、エン、ジェトルメン、スターン・ゲッツ!(「アット・ザ・シュライン」ライヴ版のMC)

 

オルタナティヴ・ロック

 

ようするにノイズ過多のヒリヒリする90年代以降のロックが好きです。以下列挙

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ピクシーズが最高に好き。それからブラック・フランシスのソロも追ってる
ソニック・ユースは本当、大学時代「世界のアートの最先端シーンがここ、ニューヨークにあるぜ!」って感じで憧れてましたね。

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・しかしソニックユース以上に今聞きこんでいるのが、ダイナソーJr.。この歳になってくると、こいつら非常に染みるんだ……。J・マスシスのギターソロの延々とした最高っぷりよ
ニルヴァーナは、死んだ友人のフェイバリット、ということで長い間聞けなかったけど、今素直に聞いたら、いいバンドですよね。
・UKですが、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの夢幻の轟音には衝撃でした。
・日本では、とにかく向井秀徳ナンバーガールZazen Boys)。ヒリヒリしてササクレだった音と、言葉にシビレた。

それから、このオルタナ・シーンに至るまで、遡ってアメリカと、イギリスのそれぞれ異なった「パンク」のシーンも好んで聞きました。

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・クラッシュ。ジョー・ストラマーはわたしのアイドルでした。こいつらのおかげで、自分は「世界中を音楽を聴いて旅をするんだ!」という想像上の音楽旅行をさしてもらいました。

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パティ・スミスとか、テレヴィジョンとかの「ニューヨーク・パンク」系も聞き込みました。音と言葉の世界が芸術です。そこからソニック・ユースに繋がっていくんだなぁ。

とりあえず今日はこんなとこで。結局書きまくってるんじゃねいか。明日以降も音楽については語ります。


●メモ


・寒いですね。
・お歳暮の季節ですね(いつも怠慢していてすいません)
・師走ですね(今年こそはgdgdな忙しさを乗せかからせないようにしないと……)
・案外この自己紹介文って、こうやって書いていったら、全部語るのに結構かかるぞ……。いつになったら模型とかエロゲとかっていうジャンルにいけるんだ
・自分を語りたい、っていうことでもないんですけど。ただ、ちょっとわかりやすくしとこう、と情報量を増やしたらこんなことになっちまいまして……
ガルパン最終章は、たぶん12/12の火曜日に時間とれるっぽいので、その日に見にいきたいと思います。

 

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ボブ・ディランを聞いてる。「今はこういう疾走曲ばっかり聞いてる自分だけど、いつかボブ・ディランとかカントリー・フォークを聞いてマッタリするようなおれになんのかなぁ」ってかつては思っていましたが、うーん。でも、「まったりするはするでも、“これまでやこれから”をかなり考えながら聞いてる」という「深度」の違いはありますね。客観的に見たら「マッタリしてる」に見えるのかもしれんけど。

 

自己を紹介:基本情報、性格傾向、本の趣味(日記2日目)

今日電話してたんですけど、その話の中で、

あなた〇〇が好きだったの?
みたいなことを何個か言われまして。相手とはかなり何回も話をしてるのですが。そこで気づいたのが、最近の残響(筆者のことです)は、自分自身で「わたしは〇〇が好き」的リスト(自己紹介リストですね)を、わかりやすい形で表していなかったな、と。
 わたしは、自分自身の自己評価の低さにより、
自分が興味を示してるようなものは、大体世間の人たちは普通に知識たくさん蓄えてるだろうから、あえて言う必要もないな
と考えています本気で。

 ところが、これちょっとおかしいですね。個々人は個々人によりそれぞれ「世界の切り取り方」が違うわけで、ゆえに世界の豊穣があるわけです。簡単に言えば(今のくだり要るか?)、
「自分の常識はほかの人の常識ではない」
「書き手のことなんて、自分から表明せん限り、このブログ読んでる人にはわかりっこない
 ごく当たり前の話です。ていうかこれ、自己評価の低さっていうより、自他をきちんと区別する客観的視点の無さの話だな……。
 それから、

「最近の残響さんの興味関心、2017年時点での残響さん像っていうのを纏めて書いておく必要もあるな」

とも思ったのです。Twitterではそういうのって語りにっくいですからね。ブログっていうのは、おあつらえ向きの媒体です。
 そいでは語ってみましょうか箇条書きで。

 

●何をやってる人なの?

・「残響」というハンドルネームです。もともとはもっと長い文章のハンドルネームだったんですが、周囲から「呼びにくい」と何回も言われ、そのうち「残響」と縮めて呼ばれるようになりました。なのでこれ、実は略称、あだ名です。
・百合(女の子同士の恋愛)観測趣味と、模型工作趣味のHP「ホームページオブ百合機械」を運営しています。また、この日記ブログ「残響の足りない部屋」を書いています。Twitterは現在告知用・DM用として取っておいてあります。
・音楽趣味が高じて、同人音楽をやっています。「8TR戦線行進曲(エイトトラック・せんせんこうしんきょく)」というサークルで、主に春・秋のM3(音系・メディアミックス同人即売会)に参加する形で活動しています。絵を相方の小西さんに描いてもらって、残響はギターやシンセサイザーを弾いて作曲。二人でサークル8TRであります(プリキュアみたいなノリで言うな)。2017年春M3で出した新譜はこんなん
・このサークル「8TR戦線行進曲」ですが、残響が自分の創作(小説、webサイトデザイン、音楽)をやる活動名でもあります。サイトはここ
エロゲー批評空間にて、エロゲ長文感想を書き連ねることもあります。5000字くらいから大体「調子出てきたナー」という感じで、延々電波文を書き連ねておりました。最近はその書き方改めましたが……(電波大量、いくない!)ログはこちら。まあ、こちらのブログにも批評空間で書いた文章を転載したいとは思っています。
陸の孤島シマーネ農業王国に住んでいます。東京で開催されるM3への参加が困難……ッ! 
・ぬばたまの32歳
・限りなくニート疑惑が持たれていますが、一応仕事しています。オタクという経歴を活かして、職場の人間がことごとくパソコン音痴であることを良いことに、職場のPC関連の尻ぬぐいをする仕事をしています。「だーかーらーっ!このソフトじゃそういうことは基本的に出来ないんですヨッ! やらなきゃ殺すと言われたら物理的にやりますが、このソフトでやりたくはナイッ!」。基本的にものづくり系の仕事です。この「ものづくり」という生業自体には、模型趣味ということもあって、とても納得している。雑用の無茶振りに辟易してるんであって……。
・この職業、盆暮れ年末が鬼の修羅場になるので、夏冬のコミケに出られない。今まで一回も行けたためしがない。オタクのくせに……。
・昔、埼玉に住んでた。また、大学時代、京都~奈良のあたりに住んでた。
・大学では日本文学・古典文学・漢文学比較文学をやってた。大学院を中退。病気で。
・あー、病気については、先日のブログ記事参照。あんまりよろしくない話。

 

●傾向

・電波長文。論理的にわかりやすい文章を書くことが「そんなにスキルツリー伸ばしてるとは思えない」。
・よけいな戯言ばっかりを入れたがる。上の文章なんかスキルツリーの比喩いらんかったよねと。
・よく仕事場でも家庭でも「ほっといたら真面目腐る傾向にある」と言われてるので、積極的に文章にユーモアを入れようとしたり、文体を崩そう崩そうとしとる。その結果が電波じゃあなぁ。(人生にため息をつく)
・勘で生きてる。少なくとも生きたほうが自分の場合良いらしい。大体、後々になって「素直に勘に従っていればよかったなぁ」という人生を送っている。臆病な小理屈がブレーキをかけるのよ
・決して社交的ではないが、「自分が好意を持ってる人にこれを言わないと、いつまでも自分は言わないんだろうな」と思うと、とたんに無性に言いたくなって、さらりとクサいセリフを吐いたりする。恥ずかしっ!

 

●読書傾向

・もうそろそろ読書ばっかりするのやめようと思うんですよ。だって、頭にばっかり詰め込んで、それを実地の人生に活かして、「生きて」いかないとどうにもなりませんものねぇ。自然のなかで生きた思想を練り上げるのだ……というスタイルにそろそろフェイズシフトしないと。
・いちおう文学部出身ということで、本は多少読んだと思います。けども、上述のように「リアルな生の中で練り上げる思想・知恵」という風に考えがシフトしてはいます。

・でも著者の好みは言ってもいいよね。影響を受けたやつらとかさ。
村上春樹は、主な小説は読みました。それ以上に、彼のエッセイは、初期の村上龍との対談とかのようなレアなものとか、翻訳本のあとがきとか、そこまで全部をいってるわけではありませんが、少なくとも書籍になった40冊くらいのエッセイは全部暗記するほど読んでます。
森博嗣も同じような感じで、S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズは読破しましたが、Gシリーズからはフォローしきれなくなって。スカイ・クロラシリーズもそこまで読み込んでるわけではない。ただ、ベストを選ぶとしたら文句なしの即答で理系研究学問小説「喜嶋先生の静かな世界」です。近作では剣豪の哲学小説「ヴォイド・シェイパ」シリーズは読破しました。えがった。エッセイは、雑誌に単発で収録されたようなものとかまではカバーできてませんが、やっぱり発刊されたほぼ全部くらい……65冊は確実に読破してる。ベストはやっぱり模型趣味者として、A&Bレポートこと、5冊の庭園鉄道本と、「創るセンス 工作の思考」。
土屋賢二のエッセイに関しては、文春のエッセイが完全に金太郎飴になってきて、流石に追いきれんぞ!と思いながらも、やっぱり好きですね。むしろ最近は、本業の哲学の著作のほうが非常に面白く思えてくるようになってきた。アリストテレスウィトゲンシュタインの流れをくむ哲学者として、「その哲学問題自体が、常識的に考えておかしくないか?」という立場から繰り出す論は、今読んでみれば「うん……たしかにそうだよな」っていうふうに思える。
橙乃ままれにはずいぶんと勇気をもらいました。「まおゆう魔王勇者」にしたって、「ログ・ホライズン」にしたって。いつも魂を鼓舞されます。この人の脱税疑惑に関しては、ああこれで経済をネタにすることもう出来なくなったな……とはおもいましたが、ままれはそれだけの作家ではないと思っているので、ログホラの「なろう」連載と、止まってる書籍化進行がんばってください。
時雨沢恵一の「キノの旅」で、小説……というか「文章で絵画表現、詩的表現」ができるんだ!という風に、人生の展望が開けた。チャクラが開いた……それで大学、文学部まで行くんだから、まあ人生は変わったのは確かであります。良いのか悪いのかはよくわからない。
・芦名野ひとし「ヨコハマ買い出し紀行」こそが自分にとって最高の漫画である。最高の創作物のひとつ、と言ってもいいかも。言葉はとにかく静寂で詩的。風景もまた。ダラダラ語るだけがすべてじゃない……って残響さん自分を全否定やないか……。
ラヴクラフトとか、ダンセイニ卿の、幻想クリーチャーとか幻想風景にいまだに憧れているというね。
小宮裕太のイチャラブエロ漫画は神!

・本に関しては、ものっすごい直球で影響を受けた、今も読みまくってるのは……これくらいかな。書きすぎたかな。初手からこんなんだったら、確かに電話で言われたように「毎日続くの?」と言われてもしょうがない。

 

●メモ


・少女週末旅行、最新話をくらげバンチで読みました。全く予測がつかない流れになってきました。この先の「頂上」に何があるのか……希望か、ガチの絶望なのか。おおポストアポカリプス……。アニメも大変よろしいです。
つよきす3学期ですが、ちょっとプレイするPCを、ノートからデスクトップに移します。やっとデスクトップの調子が安定してきたので。(画面周りでトラブルがあった)
・この文章はライ・クーダーの「Bop till you drop」を聞きながら書きました。冬にライ・クーダーののんきなR&Bというのも、お前いつの時代だよ……って感じで素敵ですね。

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・明日は日曜で、まあ締め切りの迫ってるものとかもありますが、明日しっかりやれば大丈夫かな、と。
・自己紹介で、好きな作家、なんてわりとサラっとかけると思ったら……ええいもうこれで3800字だぞ。ざっくり書いてるから疲れてはないけれども。
・やっぱりTwitterはまだ離してます。
・ああ、来週あたり、平日の休みで、ガルパン戦車道休暇とらないと……。

 

Go! Go!(日記開始)

●日記をはじめてみんとす

 

 現状、このブログは、現時点で「ホームページオブ百合機械」という、百合観測趣味と模型趣味のページの外部ブログとして、HP百合機械掲載分以外のわりとどうでもいい類のテキストを残しておく的場所として取っておいてあります。
 というのも、自分にとって「HP百合機械」のテキストは、「作品」という感覚でいます。んな大それたことを言うのも何ですが、HP百合機械には自分にとって「これだ!」という会心の百合論であったり、模型の完成レポートを載っけたいんですね。おれが!この世界に対して証し立てをしたのがこのHPなんだ!って勢いです。
 それに対し、この日記は、日々の考えの記録であるとか。お気に入りの百合SSをコメント付きでリンクを残しておくとか(自分はどうもネットブックマークシステムってやつが好きになれなくて……)。
 そんなことを、毎日更新ということを続けていきたいと思います。とりあえず1か月。

 

三日坊主

 

 どうも、自分は「何かを続けること」というのがとても出来ない。「締め切りギリギリになって着火ーーイグニッションーーして怒涛の勢いでマクる」という夏休みのしくだい残り5日からバースト的人生をこれまで送ってきました。今の中二病ルビ要るか?
 これは仕事(えっ!こいつ仕事してんのっ!?)だけじゃなく趣味においても同じで、エロゲをやるにしても、模型をやるにしても、毎日こつこつ、じゃなく「一気に没頭、過集中で一気進め」というメソッドをとります。
 そんな、悪く言えば発達障害的メソッド。ヘタにその集中力で乗り切ってきたもんですから、これまで大したモンが出来上がってきませんでした。というか、「やれた日」と「やれなかった日」を均して見てみると、やっぱり「やれなかった日」の方が多く、生産量も総合して少ない。
 「生産性」って考え方、思考と趣味においてはあんまり好きじゃないんですけどね。。
 ただ、漫然として日々における「作れた率」をみすみす逃すっていうのも違うよなぁ、と。これまで後から見て「逃したっ!」と言い切るしかない日々が多すぎた。
 だったら「やれた日」とまではいかずとも、「一応着手出来た日」というのを毎日重ねていくことによって、比較的「やれた日」の率を上げていく、という作戦に出ることにしました。

 自分はわりと長文でもって語る人間であるのですが(これまでのこのブログやエロゲー批評空間参照)、この日記においてはその枷も解こうと。大事なのは「一応着手出来た日」というふうに、常在戦場の感覚をセッティングすることですから(おおげさ)。

 他人にとってはどうでもいい話ですが、どうでもいいことに熱中時代することが人生の豊かさですし、時代の豊かさではないでしょうか。
 あと、現在Twitterを止めてますから、日々のネタの楽な吐き出し場所を求めているというのもある。

 というわけで、しばらく「残響の足りない部屋」は日記ブログになります。よろしくね。

 

●メモ

きゃんでぃそふとつよきす full edition」を一度ctrlスキップで全ルート解放してから(エロゲプレイスタイルの変更)、各ルートを攻略していって、現在「鬼門」と忠告を受けたよっぴールートを終え(……)、ラスボス(と勝手にみている)姫ルートに突入。新規ヒロイン・素奈緒ルートはなぜ無印版で入れなかったのか……
・SMEE「Making*Lovers」も同じ方法で、2人のヒロインを解放。可憐シナリオで元ルームメイトのツラを骨格変わる勢いでブン殴るシーンがあると思ったけど無かったね。
ガルパン関係ですが、「らぶらぶ作戦」の新刊買ったよ。黒森峰率が多い。うおーっ!まほ姉ーっ!しかしつよきすの乙女さんとガルパンのまほお姉ちゃんを同一視する病気がわたくしの中から抜けん。あ、今度の「最終章」ですが、平日休みのどっかで見に行きます。
冬コミの同人誌に参加(寄稿)したことについては、また後程語ります。
島根県浜田市の地球堂模型さんに行ったこともまた後日
・えーと他なんかあったかな。こうしてメモっておかないとブログのネタを忘却してしまうのだ。
・このブログ、一切ノープラン日記でカマすけどな
・というか最近、「忘却をして忘却せしめよ」という考えになってきている。強迫的にタスク化さして記憶していたから、あのライフハックノイロゼがあったのだから。
・まあぶっちゃけ、この毎日ブログ日記という試みは、「しろの部屋ー毎日何か知るー」さんの影響というか丸パクリである。のんびり日々を楽しむ的日記というのに、人徳的に憧れるところはある。

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・そんなこんなで、廻る、世界と逆向きに。

10月末突発入院日記(1)自分の病気と当時のノイローゼ

●10月末、病院に入院していました。

 Twitterでちょこっと言ったのですが、10月末のある日(今気づいたが、この日誕生日だったじゃねえか!)、唐突に自分(残響)は、総合病院の精神・神経科に入院しました。

 

(数時間後)

 


 わたしを知ってるインターネット上の周りから見たら、このTwitterの告知は非常に唐突だったと思われます。自分自身・そして家族にしたって「予期はしていたが唐突」でした。
 前々からのノイローゼ、そしてその日積もりに積もったイライラが急激に募って、この日、衝動的に危険な錯乱行為(ちょっとこの内容は伏せます)をしでかしました。一歩間違っていたら、自分や家族といった人たちに怪我をさせるものでした。
 
 よって、自分は家族によって強制入院措置となりました。
 自分は統合失調症その他、の自宅療養という形で、2週間に1回病院に通うという生活を、かれこれ10年間続けてまいりました。病状は一進一退。病気の内容が、時間の進行によって変わりながらも、基本的に病院「再」入院のこともなく、日々を過ごしてまいりました。投薬を続けながら、実家の仕事をこなし、オタ活動、創作活動をしてまいりまいした。なので、あまり収入はないながらも、多少の自由の効く日々でありました。
 
 しかし、真の意味での思考の自由・人生航路の自由や、対人関係の穏やかさは欠けていたようです。
 今回の突発衝動錯乱事変のような事が起こったら、「即入院措置」というのは、前々から家族・医師との間で取り決められていたことです。いつだって「再」入院の可能性はありました。
 なので、そういう意味では「ああ……おまえ……起こってしまったか……」ということになります。とはいえ、他の人……とくに、今自分(残響)と、共同で企画を進行させて頂いている方々には、寝耳に水でした
「いきなり何で?」と。
「あまりに急だ! 何で前々から言わなかった!?」とも言われました。

 最初、自分はそう言われるのが、意味がわかりませんでした。自分の精神病は、TwitterのTLではある程度オープンにしていたのに……と。
 

 しかし、こういう風に考える時点で、自分もかなりキテいたようです。皆さんにとって、
「いつ何どき、残響は突発衝動的に危険行為をしでかすかわからない」
故に、
「常に危うく、入院も射程に入ってる自宅療養」
である、ということが、予想が付くはずがあるでしょうか(いやない)。こうやって、一応は会話が成り立っているネット越しの相手が、そこまでの酷さが隠れデフォルトである、というのを、想像してくれ、っていう方が無理です。というか、想像したくもないでしょう。そんなサイコパスをね。

 かくして、家族、医師、企画共同進行の友人たちに、多大な迷惑を一方的にかけて……自分は一人、静かな病院の中に「逃げ込みました」。ごめんなさい。

 

●こうなった理由


 今思えば、当時、自分が抱えていたタスク、スケジュールは、明らかに破綻していました。
 毎日の仕事、家事。これは基本ですね。ただ、朝起きて仕事に入るまでに、ほとんどノータイムだった、ということは付記します。前日寝て、起きて、自宅家業なので、通勤ノータイムで仕事に即IN、という状況がずっと続いていました。また、ここのところで、葬祭関連や、仕事トラブルの突発が続き、変にドタバタしておりました。(なので、どうしても月末が外せなくなり、同人音楽即売会・M3のための上京をドタキャンする羽目になりました)

 共同企画進行。当時(今もですが)、自分はネットつきあいのある方々と、共同で「対談企画」を行っていました。それも、それぞれ異なる方々と、2~3の企画を同時進行です。お誘い頂いたことは非常に嬉しく、オタクとしての誉れでありましたし、楽しかったです。ただ、スケジューリングが、リアル仕事と抵触するようになっていました。

 リアルといえば、仕事だけでなく、このとき、半仕事、というか。ちょっとした義理で、ホームステイの外国人の来客の対応を、一ヶ月間行っていました。こちらも、非常に和やかに事は進みました。慣れないながらも。

 そして、残響個人のオタク活動ですね。主に「オリジナル創作」と「模型工作」、そして「エロゲレビュー」。こちらの時間がガンガン削られていきました。模型工作にしても、先日百合機械HPでUPした模型展示会のオフレポ執筆の約束が遅れに遅れてバツが悪くなっていましたし、趣味であるエロゲレビューも、上手く書けなくなっていました。というか、エロゲ自体が、どこか義務的に「積みゲーをやらねばやらねば!」という状態になっていました。

 そんなこんなですから、自分のオリジナル創作「レッズ・エララ神話体系」も、ネタが思い浮かばず、手もつけられません。やらなければならないwebページ作り&纏め、は山とあるのに。また、イラストを描いてくださっているサークルの相方のことも考えると、この方を楽しませるものを作らないといけないし……。


 自分のタスク管理、スケジュール管理はめちゃくちゃになっていきました。さらには、それすらも薄々自覚していたので、自分が読む本の種類や、ネット巡回も、こういう状況を打破するための「タスク管理・ライフハック」系のを、休み時間延々と目を血走らせて読んでいました。

 

 ……さて、以上を読んで頂くだけで、だいぶ疲れると思うのですが。ここから、上記を「こなさなくちゃ!」という義務感からノイローゼが発生して、自分の性向・病気にまんまと絡みつき、このときの残響の精神状態は、次のようなとんでもない状態になっていました。


・妄想:常に誰かに見られているような気がする。常に誰かが自分のことの悪口を言っているような気がする(自意識過剰)。日頃は全くしなかったSNSエゴサーチを、何かに取り憑かれたように、行うようになる。とにかく他人の目が気になる。ちょっとした自分への言及だけで七転八倒するほど動転する。


・ネット依存:残響の脳内に、いつもネットユーザの皆さんが居るようになる。アバターアイコンが常にいくつも浮かんできて、上記妄想のようなことを、みんなが「しているに違いない!」と思い込む。ネットでしでかした過去の過ちを思い返して「うひいぃぃいい!」と悶絶する。とにかく、ネットユーザと現実の人間の区別がまるでついていない。


・強迫的義務感:創作、対談企画、エロゲ、模型、オフレポ、仕事、家庭、もろもろの全てを「タスク」と見なし、全てをこなしていかなくてはいけない、と思い込んだ。実際、こなさなければいけなかった。自分はそれをしなかったらゴミになる!(ネットの皆さんは自分をゴミと見る!)と確信していた。毎日A4の用紙やPC画面が真っ黒に埋まるくらいタスクを書き出して、その1/3しかこなせていない自分を責めまくった。

 

……こうやって書いてるだけで疲れますね。これでも箇条書きなのですが、これだけで疲れるw もちろん、当時のリアルな自分は、それ以上に参っていたわけです。
 

 そんなこんなで、ノイローゼが、自分の責任感の強い……じゃない。「八方美人で優柔不断」な性向と結びつき、さらには統合失調症強迫性障害アスペルガー障害・発達障害、という自分がもともと抱えている病気群に、まあ~見事に結びついてしまい、酷いことになってしまった、というわけですな。

 

 さて自分の病気ですが、精神病と、神経症と、もともとのADHD/発達障害、という脳や性格の性向が、奇妙に入り交じったものであります。分けて書くと、


統合失調症……妄想的思考が強い。論理的思考が苦手。すぐに脳内が支離滅裂になって、ぼやける。ループ系の幻聴がたまにある(幻覚はあんまりない)。数年前は命に係わる発作が2日に1回ペースで頻発してた。


強迫性障害……10代~20代前半をこれでツブした。とにかく「○○しなくちゃ自分はダメだ、失敗が怖い」という病的思考であった。これは、現在9割以上治った……と思っていたが、しかし今回この強迫的な思考パターンにまんまとハマっていた。

アスペルガー障害……対人関係がとことん苦手。メッキのポジ社交。他人との距離を計れない。例えば、自分は「自虐ネタ」でもって笑いをとろうとするけど、人からしたらそれは不愉快、であるみたいな。他人を都合良く無視する反面、他人に奇妙に依存している。


ADHD/発達障害……いろんな「普通のこと」「まともなこと」が上手く出来ない。ひいては、常に頭の中にノイズが走っていて、考えがうまくまとまらない。よって、毎日薬を飲んで、このノイズを消して、頭を纏めてから思考に望む。それから、衝動性が強い。

 

 いや、こちらも酷いですね。代表的なのを列挙しただけですが、結構自分って辛いのが多いですね。

 

 つまるところ、今回の入院は、以上挙げたノイローゼが、病気と手を結んで、衝動的に「もう嫌だ!」を爆発させたもの、と言うことが出来ます。
 出来ますが……それにしたって、もっと他にやりようがなかったのか、って話であります。
 なかったんですな、自分には……。それだけ、自分の能力がもともと低いっていうのもありますし、この当時完全に冷静になれてなく、能力がほとんど使えてなかった話でもあります。
 そんなこんなで病院に入院することになりました……

 

(次回に続く。次回は入院生活について)
(ここまでの文章、800文字くらいにしとくつもりだったのだけど、4000字超ってどういうことだよ……)

 

 

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