残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

2009-12-11から1日間の記事一覧

続々・BOYAKI about Music '09(日記)

●業務連絡&作品解説mixiはじめました。「近代衣服の残響」で出ると思います。携帯規制ではねられてから、今まで、長かったです……。あっちの日記ではよけいに好き勝手なことを書こうと思います。ここでは書くのがはばかられるような。で、今回アップした詩で…

発掘:過去に書いた詩(詩)

○人生の始末書あなたを損なうものそれは何だろう?もとはただの木片だったのでは?

発掘:過去に書いた詩(詩)

○怪物重い何かが内側にいる。そいつが私の中から出ようとすると同時に、私の中を重量感でもってずっしりとプレスする。出て行けよ。私は思うが、言うが、あれは怪物だ。暗い。そして私の在り様を、人はあまり聞いてくれない。夕暮れの村の中、私は村の広場に…

発掘:過去に書いた詩(詩)

○弱い眼球の精神倦怠の眼球。とてもだるい……睡魔?気持ち悪い生ぬるさの映像しか見えないもちろんそのことは知っているよ鳥の眼球かの強き存在こうして私は死んでゆくのかそしてまた視神経が鈍く揺れる吐き気表現できぬ才能に意味はないよ?強重力下で見える…

発掘:過去に書いた詩(詩)

○雪か雨か花びらかそろそろ冬を見送らねばならないどうしたってこの暖気の進行は止められない緩やかに冬の冷たさが消えていく良くも悪くも私は草花が芽吹くのを否定するほど狭量ではない私は特に何かを物申したいわけではないけれど、草花が芽吹いたとき何か…

発掘:過去に書いた詩(詩)

○目の道僕は警官なのだけど今僕は人を撃っただってあの目が怖かったから今僕の目が見ているのはあの目以外にない怪しかったから、転んだ彼に職務質問をしようとしたんだ僕は彼が起き上がるときにあの目を直視してしまったその目は僕に道のイメージを想起させ…

発掘:過去に書いた詩(詩)

○あの娘の前世はごみ箱だったあの娘はとっても完璧であの娘はとっても聡明であの娘はとっても健やかであの娘はとっても美しくしかしあの娘の前世はごみ箱だったあの娘はいっぱい泣きながらあの娘はいっぱい泣きながら母に激しく尋ねるどうして私の前世は物な…

発掘:過去に書いた詩(詩)

○やらなければよかった 機関銃のように言葉を発したがしかし私は何も言っていないのではないか機関銃のように言葉を発したがしかし私は後に何かを残したかむなしき言葉公共の中で礼節の衣をまとい卑小な「発言欲」のために生まれ出る洗練された汚濁そう私は…

発掘:過去に書いた詩(詩)

○昼下がりの影コップが割れた飲み口には二等辺三角形がいっぱい僕は冷たい春に死ぬ