残響の足りない部屋

同人DTMとか模型庭園とかエロゲとかの日記

ディスクレビュー、音楽

2015秋M3レポート(中編)

前回記事はこちらー modernclothes24music.hatenablog.com ●M3会場にて(正午、サークル回り) で、12時正午になって、KANATAさんと売り子を交代する。 まず真っ先に向かったのは、Reiche。 近場(第二展示場)から回らず、第一展示場まで真っ先に行った理由…

B.N.E「SUGURI COLLECTION 2」

SUGURI COLLECTION vol.2 (↑公式ページです) スグリコレクション2……それは、シューティングゲーム「スグリ」の作曲者である、DEKU氏の呼びかけにより、集まった熱きスグリラブを持つ音楽戦士たちが、アレンジ曲を持ち寄って、コンポーザー・DEKU氏とともに…

Crimdoll「妖精の踊り」レビュー(feet.けいおん)

公式HP <a href="http://crimdoll.tumblr.com/" data-mce-href="http://crimdoll.tumblr.com/">Crimdoll</a>crimdoll.tumblr.com 登場人物 琴吹紬(ムギ):(たぶん)まじめなお嬢様中野梓(あずにゃん):(苦労しがちな)まじめな後輩残響:このブログのふまじめな管理人・筆者 www.youtube.com ●はじめに ムギ「こんにちわ、琴吹紬です。今回は、…

岸田教団&THE明星ロケッツ「hack/SLASH」レビュー(feet.けいおん)

登場人物 平沢唯:某音楽漫画の主人公。知識がない意味での音楽バカ 中野梓:某音楽漫画の後輩。知識がある意味での音楽バカ 残響:このブログの管理人。レコード買いまくりな意味での音楽バカ けいおん! 1期 コンプリート DVD-BOX (全12話+番外編2話, 327分…

パンクとは「何も知らない若者」のためのフォーマットである(feet.けいおん)

けいおん! (1) (まんがタイムKRコミックス) 作者: かきふらい 出版社/メーカー: 芳文社 発売日: 2008/04/26 メディア: コミック 購入: 37人 クリック: 329回 この商品を含むブログ (358件) を見る まえがき(今回からレビューのスタイル変えます) 澪「こ、…

同人音楽でプログレッシヴ・ロックを鳴らすCrimdollを知っているか

同人プログレッシヴ・ロックのニューカマーのお話をします。 (今回の冬コミ音源のジャケです。ヴォーカル・URI氏が描いています)Crimdoll(クリムドール)は、日本の本格志向・プログレッシヴ・ロックバンドであります。中核・頭脳であり、コンポーザー、キ…

まるち・とらっく・りこーだー「新しい笛部を考えてみよう!」

まるち・とらっく・りこーだー (公式ページ) 同人音楽シーン……だいたいそこは、幻想系、ゴシック系のロックミュージックだったり、ビーマニあたりを直系としているテクノ・ハウスだったり、あるいは東方projectや艦隊これくしょんといった「ゲームのアレン…

neksia recordsという「ポストロック/ノイズ系」新ネットレーベル

(すいません、この記事アップするの遅れて!) ●ネットレーベル「neksia records」 関西・神戸のインディーシーンで気を吐く「Alice kitela」と「土曜日と人鳥とコーヒー」。 (上)Alice Kitela (下)土曜日と人鳥とコーヒー その中で、Alice kitelaのギ…

Krik/Krak「黒い森」

Krik/Krak Official Web Site | 同人音楽サークルKrik/Krak 「黒い森」公式ページ ●前書き 最高傑作。神盤。 ……とだけ書いて「全て言い切った」としてもいいのですが、それではさすがにアレなので。第一どう「傑作」なのか書かないと、音楽ブログしている意…

子供に聞かせるべきアルバムなんてない(あるいは「聞いてない俺はダメ」な感情を封殺する)

「全ての子供が13歳になるまでに聴いておくべきアルバム 33選」を米サイトBuzzfeedが発表 - amass すべての子供に聴かせるべきでないアルバム10選 - あざなえるなわのごとし 読みました。 上記の元英文サイト(Buzzfeed)のコメントもざっと目を通してみまし…

Krik/Krak「Nursery Rhymes」

公式ページ Krik/Krak Official Web Site | 同人音楽サークルKrik/Krak ※過去にKrik/Krakについて書いた記事はこちらの記事まとめページを参照してください Krik/Krak--もともと第一期サンホラ(Sound Horizon)を崇拝していたサークルメンバー二人。 その…

じん(自然の敵P)「メカクシティデイズ」

公式ページ メカクシ団作戦本部|じん(自然の敵P)「カゲロウプロジェクト」公式サイト アニメやってますね。いま、ティーンズに超人気ですね、カゲロウプロジェクト(以下カゲプロ)実際、わたしも「流行ものかよ」と、最初は食わず嫌いをしてたフシがあり…

土曜日と人鳥とコーヒーの懐かしい個性

公式HP 土曜日と人鳥とコーヒー 神戸・関西を中心に、ライブ活動を中心に気を吐くシューゲイザーバンド、土曜日と人鳥(ペンギン)とコーヒー。通称はどよぺん。 よくわたしは、シューゲを語る際に「静謐と轟音」って語るのですが、このバンドの場合もそう。…

Blueberry&Yogurt「moment」

公式ページ PCゲームの主題歌を提供するユニットとして、歌手・Rita氏と、コンポーザー・ウチヤマ氏のふたりでミニマム的に活動しているユニット。わたし、大ファンです。Blueberry&Yogurt、通称ぶるよぐ。 ぶるよぐ過去記事: Blueberry&Yogurt「meaning」…

Krik/Krak「リプレイ月紅レコード」

公式サイト Krik/Krak Official Web Site | 同人音楽サークルKrik/Krak 特設ページ http://krik-krak.net/rlb.html 幻想系物語音楽サークル・Krik/Krakのフルアルバムです。 活動歴では、比較的最近に近い盤です。相変わらず、ダークかつ悲壮な物語/コンセプ…

Krik/Krak「Epitaph II」

公式サイト Krik/Krak Official Web Site | 同人音楽サークルKrik/Krak 結構前の話になるのですが、古式オルゴールの録音物(CD)に凝ったことがあります。そんなことを友人に喋ったら「とうとうお前そんなものにまで……」と怪訝な顔をされて見られましたね。…

Alice Kitela、あるいはポストロック/シューゲイザーの美学

●Alice Kitela Alice Kitela ↑公式サイト 関西インディーズポストロックシーンで気を吐く、Alice Kitela。 今回の記事は、彼らの楽曲/パフォーマンスに胸を借りて、いわゆる「轟音」とかって称される、一連のポストロックや、シューゲイザーの作法について語…

4/20 大阪心斎橋FANJライヴレポート

えー、今、旅先でノートに万年筆でこの原稿書いてます。ネカフェで、出来た原稿をタイプ&エディットしてアップしたのがこちらです。 心斎橋FANJライヴ「mutatiton」爆音に、轟音に、静寂に酔いました。 ※予告と、各バンドの紹介はこちら 4/20心斎橋FANJライ…

4/20心斎橋FANJライヴ予告、深海600m、僕を殺す世界へ(そして他のバンド予習)

ノイズとは何か? 雑音である。「雑」多なるエモーションの綴れ織りを描く「音」である。 ポストロックとは何か? シューゲイザーとは何か? 既存の「いわゆるポップス方程式」に、「それだけじゃないぞ!」と、エフェクター反響煙幕ギター(等)ノイズの狼…

引用論「1。引用論におけるニヒリズム」

※連載です。 全部で44000字あります。(この回は9400字) 芸術・表現における「引用」について書いたものです。 1-1。ダニー・ボーイ 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/09/15 メディア: …

Ether「Coppelia」

Ether コッペリア公式ページ(試聴音源あり) ●ハーモニー/世界観 ある魔女の少女と、その屋敷にふと迷い込んだ青年の、「心の通い合い(の挫折)」を描いた、組曲(物語音楽)としての一枚。 現在、盤は廃盤で、DLsiteからDL版で買えますが、これはとにかく…

上海アリス幻樂団「蓬莱人形 ~ Dolls in Pseudo Paradise」

上海アリス幻樂団 ●リズム ZUN氏のリズムは、「リアル」なものではないです。 むしろ非常に打ち込み。じゃあ、それがスクエアなものか、というと、さにあらず。非常に動きまくるドラムのラインなのです。小刻みといってもよく、それは「すったんたかたん、す…

放課後ティータイム・妄想ライヴレビュー(2)

※前回の続きです。 放課後ティータイム・妄想ライヴレビュー - 残響の足りない部屋 ※前回と同じ体(テイ)です ※今回の音源 「ぴゅあぴゅあはーと」 「UTAUYO!MIRACLE」 TVアニメ「けいおん!!」ぴゅあぴゅあはーと アーティスト: 放課後ティータイム〔平沢…

放課後ティータイム・妄想ライヴレビュー

※このバンドレポートはフィクションです。 ※「架空のバンド・HTTのライヴ」に参加して、それのライヴレポートを書く残響、という体(テイ)で、ディスクレビューを書きます。二次創作SSのようなものです。 ※二回に渡って続きます。今回レビューする盤は 放課…

瑠璃色の森、twitter感想その2

(これはtwitter実況のログです) 大阪ポストロック/マスロック/フュージョンバンド(こうカテゴライズして大丈夫かしら)FaRangeのギタリスト、びわこ氏による、アンビエント・ソロプロジェクト「瑠璃色の森」 氏の作品で、前にレビューできなかったものを…

放課後ティータイム「放課後ティータイム」

TVアニメ「けいおん!」劇中歌ミニアルバム 「放課後ティータイム」 アーティスト: (アニメーション) 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 2009/07/22 メディア: CD 購入: 15人 クリック: 379回 この商品を含むブログ (202件) を見る (本レビューは、…

the Clash「動乱(獣を野に放て)」

動乱(獣を野に放て) アーティスト: ザ・クラッシュ 出版社/メーカー: Sony Music Direct 発売日: 2005/11/23 メディア: CD クリック: 9回 この商品を含むブログ (10件) を見る The Clash - Safe European Home - YouTube パンク・レジェンド、the Clashの2nd…

何のためにブログを書くか、2014年上半期、エロゲ編

昨日の記事の続き。 何のためにブログを書くか、2014年上半期、音楽編 - 残響の足りない部屋 あ、そうそう、きのう、「メソッドを中心にして書く」って書きましたけど、振り返ってみたら、ブログのオリジナリティ論になってしまいました。 それはそれで、自…

何のためにブログを書くか、2014年上半期、音楽編

●原則その1:自分が買ったもので、何か考えたことを書き残さないと、それらの文物に申し訳がたたない ●原則その2:これから先の自分の人生(あるとしたら)を、きょうの自分よりマシなものにするために、得られた知見を書く。もしくは得ようと努力する。 ●原…

上海アリス幻樂団試論、卯酉東海道をめぐって

●東方の音楽こそ、我がすべて 上海アリス幻樂団 はじめて東方の音楽を聴いたのは、高校生の時分。 曲は「上海紅茶館」と「明治十七年の上海アリス」。 【東方原曲】紅魔郷「上海紅茶館 ~ Chinese Tea」【高音質】.mp4 - YouTube 東方原曲 紅魔郷 3面ボス・…

現代美術/音楽における視覚と音響の統合――KANATA氏の作品をめぐって

●KANATAさんとの馴れ初め KANATAさんの作品のyoutubeチャンネル KANATA SUZUKI - YouTube 去年の暮れから今年のはじめに入ってからかしら、東京藝術大学の先端芸術表現科に在籍しておられるKANATAさんと、よくtwitterでお話をさせていただいてます。最初は確…

ケルト音楽(北欧トラッド)の聞きかた

●空前のケルトブームが過ぎ 80~90sごろだったかしら。空前のケルトブーム……それまで「いなかっぺ音楽」だったケルトが、突如「本物の伝統音楽」として、ある意味クラシックよりも地位を得た時代。時期。 いや、本物の伝統音楽、というのは確かにその通りで…

自分でプレイするようになって急に面白味が増えたタイプの音楽

●バンドやろーぜ! やろーぜ! といって、すぐにできるひとは、都会に住んでて、音楽コミュニティに近しいところに住んでるひと。 もひとつは、田舎に住んでて、中高生のときからダラダラとダチ的につきあっているリア充ども。 いや、これはだいたい世界的に…

Let's listenすきまレコーズ!&affable noise音源聞きメモ

affable noise affable noise 音源ページ 先日、広島のソロ・アンビエント・プロジェクト「affable noise」氏のサウンドクラウド音源に、堪能しておりました。 まだ全部は聞いていませんが、しかしその「雨のヴェール」を思わせるサウンドスケープと、空間の…

Krik/Krak「たそがれ道化師」

公式ページ Krik/Krak Official Web Site | 同人音楽サークルKrik/Krak webコンテンツページ たそがれ道化師 前に書いたKrik/Krakに関する試論についてはこちら Krik/Krak試論(1) - 残響の足りない部屋 Krik/Krak試論(2、後編) - 残響の足りない部屋 幻…

love solfege小考・「墟律のサンプル」感想

love solfege どうもこのブログの音楽記事(というか残響の文章全般)にお寄せいただいている(ありがとうサンクスございます!)御批判は、だいたい大きくふたつに分かれていて、 1)音楽用語ばっかりの理屈レビューで、何書いてるかわかんない 2)ミュージ…

Arch Enemy「Wages of sin」

全く関係ない話からすると、いま(本日の午前5時)、締め付け系・重圧系頭痛がひどくて、エクストリームな音楽がきけないのです。ちょうどこの北欧メロデス(メロディック・デスメタル)の至宝である、この盤のような。 さらに、いまネット回線が不調で(本…

ドヴォルザーク「弦楽六重奏曲&弦楽五重奏曲 」演奏:チェコ・フィルハーモニー六重奏団

はじめて【心底感動して】聞いた、クラシックの盤なのです。 大学在学中の当時、自分は「何かが足りない」と思っていました。 当時、何か自分の心は亀裂が入り、崩れていきそうで、暗い何かが心にへばりついていました。 ある意味で、癒されたかった。「本物…

J Mascis +the Fog「Free so Free」

アルバムをターンテーブル(古語かしら)にのせて、スピーカーから聞こえてくる「フリーダム」の声。 なんという解放感でしょう。 思えば、J・マスキス(ダイナソーJR.のフロントマン。やる気のないvo。ギター仙人)がここまでポジ感情を放出したことは…

B.N.E「SUGURI COLLECTION」

このアレンジ・コンピアルバム(二枚組)がどのようなものかについては、公式ページ、並びにわたしが冬コミ前に書いた宣伝記事をご覧ください。 昨日、いつものようにtwitterで、この盤の全曲レビューをしてました。そのログを張ってみます。 ーーーーーー 0…

Ether「UMBALANCE」

公式ページはこちら 同人ゴシックのなかでも特にダークで「救いようのない」、しかしとてもメロディアスなユニット(女性vo、男性コンポーザー)の5th。 フルアルバムとしては、従来サンホラ直系の物語音楽的な要素を取り入れてはいましたが、今作ではそ…

Stan Getz「at Storyville vol.1&2」

クール派テナー奏者・スタン・ゲッツの「クール期」における最重要作のひとつです。というかゲッツの極点のひとつ。 (これはもともとLP盤では二枚組だったのですが、CD化に際してひとつになりました) 村上春樹が「自分にとって【ジャズ】とは、スタン・ゲ…

Blueberry&Yogurt「museum piece」

本日、Blueberry&Yogurt「museum piece」をtwitter上で実況レビューしてました。 Blueberry&Yogurt、通称ぶるよぐ、PCゲームなどに主に曲を書き下ろしているのですが、個人的にはアニソンの領域で語りきるよりも、90sJポップの最良の遺伝子・イディオムを…

Dinosar JR.「Without a Sound」

オルタナ仙人・J・マスキス(自分はずっとマスシスで覚えていたのですが、最近これなんですよね、界隈)の本体バンドの6作目で、世間的には初期のダイナソー……BUGとかと比べると、90s中期に発表されたこのあたりの盤の評価は、あんまり、なんだか地味であり…

とうめい都市・ファーストインプレッション

この度、新しく【とうめい都市】というバンドを結成しました。 メンバーは synthesizer.eriot synthesizer.yura(Alice kitela) synthesizer.azuki(深海600m) Dr.わったん(FaRange) の4名です。— 村岡 龍之介 (@azuki_600m) 2014, 1月 7 シンセサイザー3人+ド…

Krik/Krak試論(2、後編)

【Krik/Krak試論、後編】 前篇はこちら ※なお、この文章は、twitter(2014/1/10)の実況大連投レビューのログになります。 文章がいまいち繋がってないかもですが、そのままコピペしました。御容赦ください。 また、前編で書いた章立てですが、この回でごっ…

Krik/Krak試論(1)

●フォロワー Krik/Krak(以下、ときにくりくら)を知ったのは、例によって悶絶メタルのページさんで。というか同人シンフォとか同人ゴシックとか同人幻想とか同人メタルとか、ここあたりからしか情報得てないような……(賛辞です)。で、このページで非常にプ…

六階とトーベ・ヤンソン

バラライカとギターが奏でる世にも美しい音色で、夜中に目がさめることがある。パパがバラライカを、カワンさんがギターをひいているのだ。ほとんどささやくような、しずかな合奏だ。ふたりはかなりはなれて立っているので、ギターがリードをとっても、バラ…

ゆずソフト「DRUCU-RIOT!」サントラ・twitter実況レビュー&総括

久々にアルバム全曲実況twitterレビューします。ゆずソフト「DRACU-RIOT!」サントラです。コンポーザーは@Famishin氏、アレンジは@angelnote_music 二枚組、全48曲です。大丈夫か? #yuzu_soft ※追記:Famisin氏から、ありがたくもコメントいただきました。 …

スグリシリーズアレンジサントラ紹介

冬コミ新作CDの紹介なんですが……これ、すげえよ。 残響です。DEKU氏関連の情報とレビューではついついウザくなりがちなのですが、今回は、なんと公式(といってもいいでしょう)アレンジアルバム二枚組の特集ですっ! ・ちなみにわたしがいままでDEKU氏の音…