社会力学

(2020年の個人思想)世界の終末妄想、自然世界、ヒトの群れ社会、キャンプ

自分はオカルティック陰謀論な社会観には組したくないなー、と常々考えておりました(おれたちボンクラインテリのための雑誌「ムー」的なアレを参照)が、オカルティック陰謀論のトピックの中で、ひとつ「世界の終末」妄想形式については、思考実験として考…

熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』一読目の感想

p-shirokuma.hatenadiary.com 「うわキッつ、うわぁ、重きっつい」 サクサク読めません。身近なトピックばかりが並ぶのに、物理書籍のページを2,3枚たぐって「ホフ」とため息。そして自分の人生を思って、胸元あたりの臓腑がぢんわり重くなり、そこでページ…

ジャンル時流に乗るのを切っちまうのと、これまで伸びまくったジャンル世界樹が今ますます爆発する34歳の話

どんな表現分野でも、表現ジャンルでも、その時代ごとに「トレンド」とか「ブーム」とか「今イケてる奴ら」とか、そこから派生して「次来るのはこいつらだッ!」っていうのがあるじゃないですか。トレンド競争っていうか●●を好きな俺スゲー的な。差異化ゲー…

娯楽の力を信じてない人はどっちかっていうと、生きるだけの豚

※この場合の「娯楽」とは、いわゆる「表現」「アート」「エンターテイメント」……ひとの手による創作物、を指します。クラシックもモンドリアンの抽象画もまどか☆マギカもソニック・ユースも「全部」これにカテゴライズします。 娯楽はなんのために必要か?こ…

論理の欠陥をバカにされたすべての物書きに捧ぐ

公衆は醜聞を愛するものである。白蓮事件、有島事件、武者小路事件――公衆は如何にこれらの事件に無上の満足を見出したであろう。ではなぜ公衆は醜聞を――殊に世間に名を知られた他人の醜聞を愛するのであろう? グルモンはこれに答えている。――「隠れたる自己…

引用論「2。源氏物語に見る、白居易の漢詩の影響」

※連載第二回目です。前回のつづきです。 全部で44000字あります。今回は8500字です。 古今東西の表現における「引用」をめぐった読み物です。 2-1。はじめに――和漢比較文学の立場から 「『長恨歌』と、それの由来する楊貴妃の説話とは、あまりにもあまね…

引用論「1。引用論におけるニヒリズム」

※連載です。 全部で44000字あります。(この回は9400字) 芸術・表現における「引用」について書いたものです。 1-1。ダニー・ボーイ 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/09/15 メディア: …

この戦争には勝てっこないってことを知る――艦隊これくしょん―艦これ―「いつか静かな海で」読解

ああ、眠ったんだ。そして、ずーっと昔のことを夢に見たんだ。 空に舞う、叛逆の軍を見るんだよ。 眠り、夢を見る。 俺はキャンプファイアーを見て、炎の中から、戦いの歌が出てくるのを見たんだよ。 叛逆者たちは、空でワルツを踊り続けてた。 the Clash「…

滝川幸司「天皇と文壇」における<公宴>と、平安ヒエラルキーのマクロ構造

前回記事 滝川幸司「天皇と文壇」の宮廷詩宴考察から見る、平安期政治力学のダイナミクス - 実験秋雨前線青本(書評ブログ) 天皇と文壇―平安前期の公的文学 (研究叢書) 作者: 滝川幸司 出版社/メーカー: 和泉書院 発売日: 2007/03 メディア: 単行本 この商…

滝川幸司「天皇と文壇」の宮廷詩宴考察から見る、平安期政治力学のダイナミクス

天皇と文壇―平安前期の公的文学 (研究叢書) 作者: 滝川幸司 出版社/メーカー: 和泉書院 発売日: 2007/03 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 滝川幸司先生はわたしの恩師であり、大学・大学院時代の文学研究の師匠であられるのですが、その…

兄貴のこと(前線で相対する仕事、例えば中国に行っチャイナ)

このブログはあくまで書評ブログであり、政治論とかネトウヨとか死んでも取り上げまい、と思ってる系男子の残響なんですけどね。 本日のおはなしは、わたしの数少ない友人のひとりについて語ってみます。勝手に。親しき仲にも礼儀あるだろうがよ…… ●序 シグ…