残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

ブログ開始

一部筋ではカルト的、一般的にもカルト的?(自分で言うかな)
現実世界の知り合いの人たち、並びに、電子世間の皆々様、ごきげんうるわしゅう、近代衣服の残響です。

わたしを知っている人からしてみれば、「うわ、こいつブログなんかはじめやがったよ、またろくでもないこと書くんじゃあるまいな」と思われるでしょうが、そうです、その通りです。
えー(とんとん、マイクテス、マイクテス)、このブログでははっきり言って「いらんこと」しか書きません。そりゃあもう見事なまでに!

それでいいのか大学院生、というツッコミがいろんな「まともなところ」から返ってくるのが予見されますが、しかし、「文化」とはすなわち「無駄」なのです。

「無駄」が洗練され収斂され、かつ増幅され、一つの意味のある「ような」方向へとベクトルが定まったもの、それが文化です。バケの皮を剥がしゃあそんなもんよ。しかし目を背けてはいけない。目を背けたらそれこそマスコミのとっている態度と同じだ。
マスコミはそれから目を背けさせるのが仕事です。
しかし……人はナマの現実を直視することなど出来はしない、というのが二十歳を過ぎてようやく分かってきたことです。
だからマスコミにも存在価値はあるのだ、というのは理解できますが、しかし最近は、ごーいんに首を「ごきっ」とひねる形で目を背けさせられているような感じがしてきて、「テレビなんてなあ……」という気持ちになってきました。
しょーがないよね、それがビルディングス・ロマンだ、青春小説だ。(絶対意味が違う)

だから何が言いたいのかというと、無駄は無駄なのであって、それから目を背けてはいけない、むしろそれを抱え込めるだけの度量を持とうぜ、ということです。
だからわたしの文章も、「無駄なのだから、容認する」という態度をとっていただきたい。さあっ、認証してぇっ! わたしを認証してぇっ!(気持ちわりいよ)

こんな感じでいらんことを書き連ねていきます。
しかしワープロの画面に慣れてしまった身からしてみれば、このブログの入力画面は小さいな。やり方を変えねばなるまいが、だがこういった「電子空間に文章を載せる」といったことは、掲示板に書き込むのを別にすればこれが初めてなのです。
そういうわけで何分不慣れなことが多くて見苦しいところがあるかと思いますが、そこは何とかご容赦ください。(こっちは容認できんわな)

さて、本題に入りましょう。今日のお題は「時代の流れ」。って、『ゆゆ式』の「部活テーマ」じゃないんだからさぁ。

でーもHTMLでみんながセコセコホームページを作っていた時代からしてみると、時代は変わったよなあ、と。良くも悪くも。
もともとわたしはブログに対して、どちらかと言えば否定的な人間でした。
というのも、インターネットの世界が、ブログの登場により、幾分薄まったというか、まあ率直に言えば、つまらなくなったと思ったからです。
熱い湯からぬるま湯へと、という比喩が適当かと思いますが、良い面を言えばインターネットを使う際に皆がリラックスして使えるようになり、悪い面を言えば内的緊張が少なくなった、ということです。
つまりてきとーになったんですな。Mixiの登場でそれは加速したと思います。
それの何が悪い? そうです、何も悪くない。
それを云々するのは文明の発達に対して屁をするのと同意です。もっと言えば向かい風に対して屁をするようなものというか。(臭いですよね)
でも、コンテンツをインターネットにアップする手間に関して、敷居が高かった昔の方が、みんな「俺はこれを伝えたいんだ!」という熱気を持っていたような気がします。
歴史は不可逆性を性質として帯びています。下りのエスカレーターをさかのぼろうとする行為は愚かしいことです。
けどねぇ……としがない年寄りは思うわけです。ぬるいコンテンツが増えすぎだよ、と。
それを最も思うのは、検索をしてあるものの評価を知りたいときですね。
期待してページを見て、で、「こんなことしか書けないのかよ!」と思うのが多くなりすぎた。
もちろんわたしだってたいしたことは書けません。
しかしねえ、「○○を読んだ。面白かった」としか書かないで、それを「レビュー」だとのたまっているサイト(ブログ)が大手を振っていくつもいくつも闊歩しているという現状を見ると……。
もっとも、敷居が低くなったおかげでわたしもこうしてブログをアップできるようになったのですから、この現状に対してあれこれいうのは、ちょっとした背信行為なのかもしれません。
「インターネットがつまらなくなった」という人がブログ世代(ブログをやっている人たち)にいないのは、そこのところもあるかなあ、と今思いました。
「あんたもその恩恵に預かっているのだから、そういうことは言ってはいけない」と。
そうかもしれません。でもみんな、正直に言ってもいいと思うぜ?

とりあえず今日は試験運用なので、というかしばらくは試験運用期間ということにします。
まずは慣れないとね。
これを見てくれている人はまだ身内だけだと思いますが、しかしわたしのことを知らない人が見ていたら、「こいつは何者だ?」と当然思うでしょうから、簡単に自己紹介を。「プロフィール」見てくれてもいいんですけどね。

ハンドル:近代衣服の残響
性別:少女になりえないことを不満に思っている性別
職業:某大学院で日本文学(古典・漢文)専攻
趣味・嗜好:書物・絵画・音楽の三本柱。前二つには漫画も入るよ。ふりふりひらひらのゴスロリ少女にも興味があれば、鉄道や銃器などの「工業デザイン」にも興味があります。
崇拝する画家:モネ、ルノワール。最近はルドンやドラクロワが好き。
好きな音楽家:ピクシーズ、クラッシュ、レスター・ヤングバド・パウエル上海アリス幻樂団、ポーグス、ドヴォルザークも好き。無茶苦茶だ! 最近はポール・ヴァン・ダイクを聴いています。
作家を三人挙げろと言われたら:即座に、芥川龍之介、ダンセイニ卿、竹本泉

追伸:「HOHOHO!」というのは、熊倉裕一氏の『KING OF BANDIT JING』(というか『王ドロボウJING』時代)に出てくる口癖(?)、あるいは掛け声(?)のようなものです。ちょっと威勢よくしてみる、みたいな感じ?