残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

過去に作った詩

この詩に関しては7月31日分の更新をご覧下さい。

○絵筆

俺は絵筆を見ている。折れた絵筆を見ている。
折られた? さあ? 形容に今は興味はない。
その折れたところを注意深く見る。
真冬の竹ぼうきのようにささくれだっている。
俺はこれで何かを描くのか? 違う。
なぜ俺はこれを見続けている?
そうだ。
この絵筆は俺の一部ととてもよく似ている。