残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

疲弊・断想

近況報告

疲弊しています。

ここ数週間ずっと抱え続けている「人生の転機」的決断にも、ようやく終わりが見えてきました。

……結局、結論は出ました。半ばやむを得なく、といった感じですが。

あとは事務処理を済ませれば終わりです。

それが終わったら、この日記でも、わたしが何について悩んでアレコレしていたのかが書けると思います。

や、今までは不確定要素が多すぎたので(考えていたことが、次の日全然違う結論になったり、なんてことが続いていた数週間でした)、狼少年になるのを避けるためには口をつむぐ必要があったのです。

しかしこんな形で終わりを迎えるとはね。

そしてこの数週間、ここまで余裕がなくなるとも思いませんでした。小説が一文字も書けなかった……。

……あるいは、「物語」の力を借りて、自分の思考をまっとうな方向へと持ち直すことが必要だったのかもしれませんが、すでにあとの祭りです。

まあそんなわけで、ほとんどなにも出来なかったこの頃でした。逃避の意味も込めて書物を読んでいたくらい?(各種漫画とか、『学校の階段』シリーズとか、スコット・フィッツジェラルドとか)

ブログの更新も滞りがちでした。週一ペースが崩れてしまいました。反省。

でも今日はあまり書く気にもなれません。

(集中力・文章に対するモチベーションが下がっているのは認めよう)

ですので、今日は断想というか、何かスケッチ的なものを代わりに書いて(アップして)終わりにします。

断想二編

1.

イノセンスを求めている時点で、すでにその人格はイノセントとはかけ離れているという事実。

憧憬者の見る夢はいつだって美しく、そしてどこか勘違いをしている。

2.

あえて歩道を歩かずに、車道を歩いていく人を見た。

彼女はやたらと焦っていた。

車が来るなど、やむを得ず歩道を歩かねばならない場合以外、彼女はひたすら車道を歩いていた。

彼女の顔は神経症的にこわばり、体は針金人形のような動き方をしていた。

自分はその女性を見て、空恐ろしいものを無闇に感じてしまった。

しかしその次に、自分も彼女のように間違いなくなっているであろうということに気づき、余計に空恐ろしくなった。

本日のBGM:ソニック・ユース『ムーレイ・ストリート』(今はただ、この爆音のハウリング・ノイズに身を任せていたい)