残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

同人考2


近況報告

毎日事務仕事をやっております。
少しは休養した方がいいとはわかっているんですが、どーしても脳内から「穀潰し」という観念が離れないもので……こういう考え方はよくないとはわかっているんですけどね。
で、何だか毎日動いています。動けるだけ良いとは思います。
ただ、それで一日が終わったら疲労困憊してしまう、というのはどーにかしたいところ。
何か、毎日を送るだけでやっと、って感じです。
う〜ん、療養への道は遠い(笑)


小説ですが、そんなわけで、仕事に集中しているので、なかなかそちらに回す時間の余裕/精神の余裕がないです。
我ながら情けないと思います。
いつか「今こそ『物語』の力を借りて自己を立て直す」と書きましたが、
いや、本当にそのとおりなのかもしれません。
わたしは、何よりもまずそれをすべきなのだと思います。


……ちょっと最近の自分は物事の優先順位を見失っていた傾向があります。
……日々を生きるって、大事業ですよね。たぶん、一生の大事業だと思います。
生まれてから死ぬまでの毎日のプロデュース。


季節ネタだからつれづれと同人についてのコラム(随想)

……そーいやコミケなんてものがあったっけ?
あー、興味なし。同人熱は、現役のオタさんに比べたらアリのようなもんと化してしまいましたよ。
……確かにわたしは今『けいおん!』に再ハマり中ではあるよ?
けどアンテナを張り巡らせて澪×律同人を漁るほどの熱量は、はっきりいってないです。
単純な「飽き」とコストパフォーマンスの問題が大きいですね。
何か正直言って、「分け入っても分け入っても青い山」的感覚が芽生えてきてるというか。
技能のヘタな向上による、内容の均一化が進んできているように感じます。本来同人はそれの真逆の精神であらねばならないはずなんですけどね。
まだまだ可能性のある「場」ではあるとは思いますが、ただこの数年で以前以上に、「内輪受け」&「プロの遊び場」と傾向が化しまして、そしてそれはもう不可逆なのですよね。
今更二次創作について云々するつもりはないですが、しかし創作同人がその片隅に追いやられてしまっている現状は、同人の本来あるべき姿として正当であるのか、という疑念はあります。
そりゃ、楽しけりゃオタク文化なんてのはそれでいいわけなんですが、しかし「表現の誠実さ」を疑わせるものがなんだか多くなったのも事実です。
これだから、「行くならコミティアかな」なんて考えが生まれてくるわけです。ティアもティアで問題を抱えているとは思いますが。
まあ最後に予言しますと、これからの数年で、ニコ動的内輪受けを主眼としてなされる同人の率はどんどん増えていくでしょうね。わざわざ言うまでのことでもないですが。


……なんか興味なしとか言うわりには書いてしまったし。
てことはまだ同人を切り捨てきれてはいないということだな(笑)
まあ書いたように、可能性のある分野だからこそ言うことであって……。
そう、同人作品に過去に心を強く揺り動かされたからこそ、この文をものしているわけです。
なのに……同人が狂熱の嵐を迎えれば迎えるほど、どこか心がシニカルになってしまう自分が悲しい。
個人的には、同人はもう少し「静か」でいいと思う。
そして、もっとアンダーグラウンドで。
しかし、文化の流れは不可逆ですからね〜(結論)


●本日のBGM:なし(最近はわりと邦楽を聴いています。凛として時雨とか100sとか。あ、それと

ビートルズの『ホワイト・アルバム』を聴きだしました。)