残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

過去日記抜粋2009年分

090203
まるでオーバーキルのように、言葉を速射砲のようにあびせかけて書く、という今の書き方には少々問題がある。

090207
それと今日本当に身に染みて分かったのですが、わたしは極めて「立ち上がりが遅い」タイプの人間のようです。尻に火が付かないと動きませんが、いざ動き出したら何時間もぶっ通しでそれに取り組むことが出来る、というやっかいな性格です。集中力はあるのですが、発火に時間がかかる、という、湿ったレーヨンのようなタイプなのですな。ああやっかいやっかい。小説に関しても、読書に関しても、勉強に関しても、散歩や掃除や雑用に関しても、全部これです。多分一生治りませんね。

090302
やっぱり今の自分は「書きすぎて」いますね。この日記然りですが。いかに書かないか、という技法を覚えないと、というか頭に叩き込まないと。「シーツ・オブ・ワード」が魅力的になるのは、一文一文が粒がたっていて魅力的だからこそです。つまらないセンテンスがだらだら続いてもいけません。ましてやわたしの文章は「理屈」の文章です。「理屈」を魅力的に見せるためには、センスのあるセンテンスが必要です。そのためには、いらないところはばっさりと切り落とす。説明しすぎない。「余白」「無言」「間」を活かす。何より、一つのセンテンスを、神経を使って集中して、密度の濃いものにする。一文における情報量を多くする。一の言葉で十を語る。名文とはそういうものでしょう。まだまだその境地には至れませんが、しかし努力は必要です。「シーツ・オブ・ワード」が文章力が上がった一つの証左ならば、わたしは次なるステップに移らないといけません。
そこに安住していてはいけません! 安住していては以前のわたしと……食わず嫌いなものを読みもしないで、ろくに自分で書きもしないで、才能のある人を嫉妬し、才能の無い人を侮蔑していた、あのころの自分と。

090329
祈りとは深海におけるソナーのようなものだ。

090518
ま、キャラも露骨に立っているし、楽〜に楽しく読めるという点では結構高評価ですよ? 批評的にはな〜んも引っかからんだろうが、それがどーした? 釣りじゃないんだから、てめえの理論に上手く適応したからって調子乗ってる方が底が浅いというか……(機嫌でも悪いのか?)。

090602
(文体が一定していないな……少なくとも「意識的に」口調を操れないことには文章修行の意味がない)