残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

珍しく新作詩

※前回の記事(ナンセンス英詩)の一節が妙に気にいって、真面目に作ってみた詩です。以前自分には詩を作る才能がないと書きましたが、結局、なんか詩を書きたくなったので書いてしまいました。創作人生なんてそんなものなのかもしれませんね。

○森の中の君と僕


君は僕の森の中で眠り続ける
ヤギさん郵便お疲れ様、キノコが生えているよ
この手紙を即座に切り裂いてしまおう
僕は中身を知っているから


この時計は狂っているよ
大樹をくり抜いて作った家
僕と君の家
君のものだった家


宇宙は流れて
大気は止まって
海は凍って
空が砕けた


でもそんなことは君のそばに居られない理由にならない
狂った時間と世界から
僕は君を守ろう
だから僕も人を止めるかもね