残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

今年最後の更新(業務報告)

年末最終更新

仕事が25日から殺人的な忙しさになってくるため、これ以降は更新できなくなると思い、サクッと業務報告的に更新してしまうことにします。一年終わりましたね。早かったです。

当ブログの本年度の成果

今年にはいってから更新頻度が落ちたというのは確かに遺憾であります。体調が思わしくないというのもあれば、小説に集中するためというのもあり、はたまた小説のためにエッセイ書くのを控えたり、と、理由はいろいろありますが、それでも更新頻度が落ちたのは、こんな僻地ブログといえど何か申し訳ない気がするのです。
とりわけ心残りなのは、「第二文芸同好会」を年内に完結させられなかったことですね。確かに、ここで試しに書いてみたことによって、本編にいい感じでフィードバックさせることができたのですが、完成させられてないというのは何ともな体たらく。来年はまずこれをバシッと完結させてスタートをきることにしましょう。いいかげん喉に小骨が引っ掛かってる状況というのも望ましくないものです。ああいうなんてことない小説でも。
で、来年以降のコンテンツとしては、今「第二〜」の本編を四月までに完成させるように頑張っているのですが、それと並行して「らき☆すた」の二次創作SSを書いているのです。この企画、半年前に義実さんに「書いてみたいんですけど〜」と言って、企画を練ったはいいものの、ずっとほったらかしにしてたのですが、なんか最近になって急に書きたくなって、書き出しました。今書いている最中で、半分は書いたかな……。長くなるので(原稿用紙50枚くらい)、これを小出しにする形で更新していきたいな、と思っています。

自作小説について

今夏完成して投稿した長編(連作短編)ですが、えー、情けないことに、落ちました。それでも、あんまり落ちこんではいないんですけどね。送ったその日から欠点が見え、日が経つにつれてもっと欠点が見えてくる、といった有様だったので、当然かな、と。ですので、そんなにがっかりしてはいません。それも、今新作を書いてるから、というのが大きいと思います。……うん、あの連作短編は、いい勉強になりました。失敗は失敗でも、ちゃんと次につながる失敗でした。それは真の意味では失敗ではないのかもしれません。真の失敗とは、次に繋がらない失敗でありますから――結局、詩の才能がない云々を言いだしたのも、そのあたりにあるような気がします。
というわけで、この作品はストックとして取っておくことにしましょう。題材とかキャラとか話とかは自分的には気に入っているのですが、そもそもの書き方が間違っていた――とくに三人称で書いていたのがまずかった、一人称にすべきだった――ということに気づきましたので、もっと小説書くのが上手くなったらこれをリライトすることにしましょう。一年半かけて書いただけあって、何だかんだで愛着あるのですよ、この小説。そうそう簡単に捨てるわけにはいけません。ていうか、この作品世界・キャラが今もなお自分の中にありますからね。新しい話が出来てきてますからね。まずはその新しい話を書くことからはじめることが先決でしょうか。

●裏紅白

去年の大晦日、裏紅白なるものを自分で勝手にやっていましたが、
http://d.hatena.ne.jp/modern-clothes/20091231
http://d.hatena.ne.jp/modern-clothes/20100105
今年は止めにすることにしました。理由は簡単、眠いからです。何か生活サイクルが夜早く寝て朝早く起きるというものになってしまったので……。まあそれよりも、個人的にはNHKバイロイト音楽祭の録音やウィーンフィル・ニューイヤーコンサート、「小西康陽 これからの人生」総集編の方が興味あるというのもあり。

来年からの当ブログの更新方針

どうしましょうかね〜。とりあえずはらき☆すたSSをメインコンテンツとして細々と更新していくこととなりそうですが。エッセイも、「第二〜」本編が終了しないことには手がつけられませんし。
ただこのブログを、様々な小説……というか思い浮かんだイメージのの実験というかスケッチというか、そんな感じで使っていくのもいいかな、と思っております。うん、それこそ文芸ブログだ。このブログのタイトルも「実験」ですからね。そういうあり方が一番いいんじゃないか、と思っております。というわけで、出しぬけに更新したりするかもしれません。小説(ショートショート)にしても、詩にしても(ある程度のフラストレーションは残るとはいえ、書いてみたいときは書いてみたくなるものです、前回更新のように)、あるいはエッセイにしても。
何はともあれ、今年一年、お世話になりました。来年もよろしくお願いします。来年四月までには小説が形に出来る目途がついたので(わりにいいペースなのです)、今度こそは書く書く詐欺にはならないと思います。ほんとにこのブログで試し書きしてみてよかった……でも当ブログ掲載分は書く書く詐欺だよな(笑)
どんな小説か? まあ、自分の小説の弱点であった「会話文」の訓練という面もありますし(だからああいう雑談小説をモジュールとして組み込む)、今までの自分――オタとして、そして物書きとして、それから人間として――の総決算、という面もあります。が、少なくとも小説家にとって、作品――ある程度の大がかりな――を書くということは、毎回が何かしらの総決算ではないか、と思っているわけなのですが。

●新作詩について

新作の詩に関してですが、ちょっと病んでるかも(苦笑)。や、わりかし実際の健康上は良いのですが、なんか書き出すとこんな感じに。ほとんど一筆書きで書きましたが、いつもに比べたら多少は構成的かと。ん〜、でもまあ、ショートショートのためのスケッチ、という意味合いもありますね、これ。詩を書く才能がないというのも、最終的に「これはスケッチにはなるけど、ショートショートだったらもっと深く書けるな」と思ってしまうからであって。天分が詩人の人でしたら、詩の中ですべてが完結してしまいますからね。描写も、物語も、思想も。

まあ

何はともあれ、よいお年を。わたしは、これから仕事の地獄を見ますが(笑)。ではまた来年にでも〜。

本日のBGM:モーツァルト各種(ディヴェルティメントとか、ピアノ協奏曲とか、「フィガロ」とか。「疾走する悲しみ」とはほんとよく言ったものだと思います。あらゆる形式においてモーツァルトはマスターピースを残していきました。吉田秀和氏に言わせれば、あまりに完成されすぎて「あるジャンルの息の根を止めてしまった」ほど。最近モーツァルトばっかり聞いてます。いくら聞いても飽きることがありません。それどころか、もっともっと、と急かすように。しかしエイフェックス・ツインが「テクノ・モーツァルト」と言われたのも故ないことではありません。ストリングスのうわものやメロの流麗さ以上に、「あらゆる形式においてマスターピースを残していった」という天才ぶりに)