残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

アニメ論壇

以下はアニオタ、アニメ論壇に対する悪口ではありません。


アニメ語り、活況ですね。
アニメの同人誌もしかり。
……活況過ぎではないかと思うほど。

いまオタ界隈、批評界隈でメインストリームで語られるのは、おおむねアニメ作品です。
小説、エロゲ、漫画、非アニメタイアップ曲が語られることは……それがコミケの大手サークル、大手ジャンルで取り上げられることは、なかなか、です。

思い出語りをしてても仕方がないですが、
90〜ゼロ年代初頭までは、各エロゲ新作が、各ジャンルとなり得た時代がありました。
もちろん「ある程度売れた」が条件ですが、「秋桜の空に」のようなマイナーでも、高品質ならばジャンル足り得たのです。


今や同人界隈、批評界隈では、
「アニメになってなければ語るに値せず」
みたいな感じになってるように思える。
よき作品も、アニメになってはじめて耳目をひく。語られる。
例外はあります。東方とか。
しかしここでは大局的な話をします……第一同人から、「語り」から半ば手を引きつつあった僕さえ、こう思うのですから。

それのなにが悪い?
悪くはありません。
人間知っとるもんでないと語れません。知らんことを知ったかぶりで語るよりはいいでしょう。
しかし空気読みすぎじゃねえの、と思うことも。
好きなの語ればいいじゃん的な。
悪口でないというのは、好きなの語ればいい的な。
不満なのは、アニメ論しか存在ゆるさん的な市場原理。