残響の足りない部屋

「ホームページオブ百合機械」の別館日記ブログ。毎日更新。今日も世界と逆向きに。

noteというwebサービスをはじめてみました

note ――つくる、つながる、とどける。

↑これは自分のページです。

 

つい昨日からはじまったnote

 

正直今日はもろもろで疲れてるんですが、一応これだけは更新していきたい!(ネガティヴな言い回し!)

わたし、また新しいwebサービスに手を出しました。この浮気者!

note、というサービスです。

母体のcakesによる説明は次のようで

新サービスnote(ノート)をリリースしました|週刊ケイクス通信4/7|ケイクス通信|cakes編集部|cakes(ケイクス)

このサービスは、テキスト、ビジュアル、音楽(音声)、動画、あとtwitterめいたつぶやき、と、このソーシャル時代に一応必要不可欠なコンテンツ群をアップ出来る「場」としてのサービス……を提供してるみたいなんですが。

ネットの反応は、それよりロコツな、あの領域にあるみたいで。

そう、課金。マネタイズ

このnoteは、一記事(ノート)につき、クリエイター側が「価格設定」をすることができるのです。

もちろん「全部課金」じゃなくて、「無料にしてもいいかな」は無料で全然おkですし、課金の幅も、100円から10000円、と。

要するに、自分で、自分の「メディア」を持てる、ということです。うまくいけば。

 

なるほどお前(残響)、パンク精神を捨てたな、金儲けに走ったな、この豚め!

という反論が返ってきそうですが、もうそんなことには答えるのも面倒なので、このサービスの良い(と思う)点を書いてみることにします。

 

●使い勝手が軽い

 

これはいいです。さくさく書けます。比較対象が、さまざまなモンを盛り込んだ(自分で拡張した、っていうのもある)はてなブログより、サクサク書けます。

自分のローカルフォルダから選んで、アップして、ホイ!

この簡単さはbe mine 抗えない、欲望にkiss and cryってやつですよ!(意味不明)

あと、とにかく「シンプル」ってとこがいいです。シンプルすぎの無印良品めいた感想もお持ちのかたもいらっしゃるでしょうが、それは「自分の好きなように使える」ってことです。国産のタンブラーみたいな感じかなー。

 

●フォントがリッチでステキ

 

えと、先日、わたしこのブログで、ポエム書きました。蓬莱人形のやつね。それ自体はたいしたことない詩だと思うんですが、見て下さい、これ!

note ――つくる、つながる、とどける。

キャー、かっちょいいフォント!(字体)

いや、はてなブログのフォントも、物書きとしては気に行ってるんですが、このグーテンベルク的活字印刷フォントは素敵ですよ素敵。

いやまあ、これは個人の感覚ですが、しかしこのフォントはすごく考えられてる。アート的感性を持ったひとなら、これだけでこのサービスに移動するひとがいるんじゃマイカ的な感じ

 

●現状、ルールがない

 

これが魅力ですね。

どのSNSも「作法」みたいなもんが出来上がってる現状(とくにはてなはひどいような気がする。「はてな村」)、この「なにやってもよろしい」みたいなアトモスフィアは非常に魅力的。

音楽を載せてもいい。テキストを載せてもいい。それらふたつを融合させてもいい。創作やったって、レビューやったって、ライフハックやったって……。

それを「何をやったらいいかわからないよママン!」と嘆くのは、イノベーションから遠い人間でしょう。

逆に面白くないっすか? 誰もやってない領域で、好きなようにやるっての! しかも上手く立ちまわれば、自分で「雑誌」めいたメディアを作れるのですから。

 

もちろん、わたしはこのブログが……「残響の足りない部屋」が「本丸」です。

それに従属させる形で、記事のまとめサイトや、エロゲー批評空間とか使ってるわけなんですが

近代衣服の残響の実験秋雨前線

残響さんのサマリー ErogameScape-エロゲー批評空間-

このnoteみたいなサービスを組み合わせることによって、より……このブログがわかりやすくなるんじゃないか、って思うのですよ。

例えば、noteでブログの基本方針(レビューの傾向)とかを書いて、で、このブログでガンガン記事を更新していくとか(盤、エロゲ)

もしくは、このブログで取り扱いにくいもの……わたしの場合は、創作(詩、詩小説)や、模型(実際に作ったもの、制作過程)ですね。

創作に関しては、どうもレビューブログでそれをやるのは、バツが悪い、という個人的感慨があり、模型に関しては、「模型論」をぶつのはOKでも、実際のヘボ工作を見せるのはなんかなー、みたいなチキン根性があり。しねばいいのに。

そんなことを、していきたいかなー、みたいに。

 

あ、それと、「ちょっとここは改善が……」と思うとこもあります。

 

●細かな使い方のTIPSめいたアナウンス

 

これが、ほとんど書かれてないのですね。これは各クリエイターの裁量が、そのままnoteの可能性を広げてくれよん、という、言外のメッセージなのか、単にサボっているだけなのか(笑)

だから、余計になにを書いたらいいのか、というのが、現状不明。だからこそ面白いのですが、このサービスが一年たって「note節」めいたものが出来てきたときに、どう、皆が動くのか、興味はあります。

 

●テキスト打ちのとき、段落がうまいこと空かない

これはシステム上の問題でしょうが、たとえば、本文中で

 

 

・あいうえお(タイトル)

あいうえおあいうえおあいうえおあああああああ

あいううううえええおあああいううおああえええ

 

みたいな文章を打ちたいとき、(タイトル)の部分と内容部分を分けようと思ったら、

 

・あいうえお(タイトル)

 

 

 

あいうえおあいうえおあいうえおあああああああ

あいううううえええおあああいううおああえええ

 

みたいに、「ガクッ」とズレます。テキストコピペするとき、ここは地味にいやんなりますね。マイナーアップデートでどうにかなることを望みます。

 

●編集バーがシンプルなのはいいけれど

 

webテキスト書く(ブログみたいに)ときに、編集バーが「ひょいっ」と、文字列の近くに出るのはいいのですが、この「近くに出る感度」が良すぎて、逆にリンクを張る場合、どうも使い勝手がいいような悪いような……という微妙なとこです。

でもこの編集バーの「どシンプル」さというのは、個人的には○をあげたいとこなので、このリンクが、もすこしスクエアな(堅苦しい)ものでもいいと思うんですよ。そこまで、いわゆる「スマート」じゃなくても。

ブロガーにとって、このリンク貼りというのは、死活問題なので、ちょっと改良していただけたらありがたいなー、とか

(そういう意味では、このはてなブログのリンク貼りは、非常に強力すぎる。フォントと、このリンク編集が気にいってるから、はてなブログを使っているわたしですし)

 

で、ですね。

マネタイズに関しては、これはもう「各々の裁量」に任されるでしょう。

マネタイズ議論がここまでさかんになって(ブログ論云々というのも、ある程度は

この議論にもとづくものでしょうし)、課金システムも、すげえやっかいなシステムがケイクス側から出てるんだったら話は別ですが、今回のシステムはすっげえシンプルですし。(クレカ一発、みたいな)

やりたい人はやればよろし。自分のコンテンツに価値があると信じるひとは、それのための不断の努力を欠かさずして、コンテンツを育てて、「売れ」ばよろし。

 

というかですね、そもそも「売文」……わたしがブロガーなので、「売文」と題しますが、これは音楽でも絵でもそうですが……「コンテンツを売る」っていうのは、全部が全部「会社を頼らなくてはならない」というのは、違うと思うんですよ。ようするに「商業であらずんばコンテンツにあらず」みたいな。

どっかで(年よりはとくに)「商業であらずんば、ひとかたのコンテンツにあらず。アーティストにあらず」みたいなことが、通奏低音になってるのが、日本の社会じゃないでしょうか。

違うんですよ。「価値」と「アーティスト精神」がすべてです。それが「ジャーナリズム」であり「アート」であるんです。コンテンツから金が生まれる、というよりは、コンテンツのあとから金はついてくる、みたいな。

それには、自分でメディアを立ち上げて、好き勝手に、海賊のようにやる、というのが重要です。ワンピース!(謎)

もちろん「すべて自分で責任とる」というのが重要ですが、そもそも、それくらいのことしなくちゃ、なんでコンテンツなんか生み出せるもんですか。逆に「商業に頼らなくちゃやっていけない……」なんてこころは、甘えたこころ、卑しいこころだと思うくらいでなくちゃ。いや、新人賞とか、公募賞とか、商業からのなんやかやを否定するわけではないです。

まあそれをいったら、この「セルフ課金システム」も商業なんですけどね(笑)

 

でもさ、考えてみてくださいよ。

農家のひとが、取れた畑から、まずは自分ちのものを確保する。で、それ以外のもんを、他の「誰か必要とするひと」のところへ、さくっと売りに行く。で、欲しいひとは、それをさくっと代金支払って、買う。

ああ、原始共同社会

でも、それが「ものをつくる」「ものを交換する」の原則だったでしょう?(貨幣がついてる時点でそもそも原始共同社会じゃない、のツッコミは勘弁してくらはい……)

 

誰かの「余分な知識・センス」が、

めぐりめぐって「それを欲している誰かのためになる」

 

それは、インターネットのそもそもの理念だったはず。

それが、マネタイズだのなんだので、すっかり曇ってしまった(当然ながら、わたしも)。

今回のnoteの試みは、そのあたりを、「生産者⇔受けて」というシンプルな構造に戻すことによって、……うーん、説明むずいけど、「すんげえ混乱してる、世の価値体系とか、繋がり方とかを、ちょっくらチャラにする」みたいなことに繋がるんじゃないかと。

繋がるんじゃないか……あんま自信ないですけど、そうなったら、面白くないですか?

俺が、俺のエゴで、世を覆すんだ、と。