残響の足りない部屋

「ホームページオブ百合機械」の別館日記ブログ。毎日更新。今日も世界と逆向きに。

エロゲーマー諸子百家(2)ぐらさん

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twitterアカウント @guragura0914

twitter出没度:高

えろすけ出没度:ベテラン。

gurasさんのサマリー ErogameScape-エロゲー批評空間-

その他:pixivで絵を描いておられる

 

※エロゲーマー諸子百家シリーズについてはこちらをどうぞ

 

【傾向】

ユーザフレンドリーなレビューと、傍若無人なツイート、は矛盾しない

 

もちろん、人間の行動は一貫性があるわけでなし。いくつもの矛盾を孕んでの人間であります。

ただ、ある矛盾……ある二つの出来事が、「意外な形で、結構な隘路を通ってくっついている」ということもあります。

 

ぐらさんとは、わたしは直接、日々語り合うという間柄ではなく、例えばアミーゴさんとかもっかんさんとかdontiさんとかと日々愉快なトークをしているのを、対岸でぼんやり眺めている。残響のスタンスはそんな感じです。あの界隈は酸いも辛いもわかった歴戦のエロゲーマーですし、皆さんお付き合いの歴が親密で長いので、なかなか入りにくいところはある(自分……コミュ障ですから(cv高倉健

 

ただまあ、非常にキレたツイートをされる方でありますので、その発言がもとで、TLでの議論が活発になったり、ということがしばしばあります。すくなくとも、エロスケ系twitterエロゲクラスタの大議論で、ぐらさんの言葉がなくて議論がブーストしなかった、という例はないでしょう。

 

それではtwitter芸なだけなんじゃないか、ってここまで読んだ意地の悪いひとは思うかもしれませんが、なかなか日々純度の高いtwitter芸をするのって、難しいっすよ。

それに……ぐらさんの「女一代、豪胆カーチャン」のペルソナは、非常に強いものでありますから。前、自分はそれを、アレキシ・ライホばりだ(北欧のメタルバンド、チルドレン・オブ・ボドムのヤンチャなリーダー)、とぐらさんに申したら笑ってくださいました。

 

この「ペルソナ」という点が、ぐらさんのレビューを語る上において、ひとつ重要な点かもしれません。

ぐらさんは、twitterの傍若無人な態度とは別に、えろすけレビューでは、ひどく丁寧なレビューを書きます。この丁寧、とは、誰をも傷つけないように……びくびく……というものではなく、「いろんなユーザ視点に立って、彼らが思うであろう様々の疑問点をきちんと検証しよう」という丁寧さなのです。

それをシステム面で検証しつくしたのが「ラブプラス」のレビューで、

内容(物語、キャラ)面を徹底的に要素分割して、そのどれもを腑分けして、根幹に辿りつく、というのが「夏めろ」「Forest」のレビューだと思います。

ぐらさんは、要素還元型の論じかたをされますが、その要素抽出=要素分析、の深度が、ナチュラルにすごい。

それを成し遂げているのが、「ペルソナ」の使い分けなのだと思います。ご自身のなかにいろんなゲーム分析視点のペルソナ、ユーザ視点のペルソナを持っていらして、それを能の舞台のようにとっかえひっかえしながら、しかしそのどれもをしっかり分析なさる。

 

おそらく……ここからはわたしの仮説ですが、ぐらさんが日ごろワイルドなツイートをされるというのも、「計っている」のではないのかな、と思うときがあります。「このペルソナではどういう反応が返ってくるのか」「このペルソナは自分の中でどのような可能性があるのか」

いわばロールプレイというか。それは、ウソツキを楽しむということではありません。自分のなかに、さまざまな人格を入れてみて、人間というものの可能性を探る、ということ。

 

もうひとつ言うとすれば、ぐらさんはリアリストなのだと思います。「いつ空」レビューでの徹底した妄想ちっくな設定考察を楽しみながらも、「現実は現実」とクールに見据える瞳を垣間見えるときがあります。

 

ただ、それをこちらに押し付けたりはしない。twitterで男性諸君の弱みをアジるだけw

ぐらさんは、ナチュラルに親切なのでしょうね。各種プレイヤーを誘(いざな)ったり、twitterのフォロワーをいじったり。コミュニケーションに長けたお方であると思います。

 

そんなぐらさん、既婚でお子さんがいらっしゃる女性エロゲーマーであります。しかも時折病院に入院するほどの大病もわずらっていらっしゃるとか。それなのに、エロゲをする。こうやって人をいざなう。バランス感覚を忘れない。

このあたりの豪胆さは、ペルソナ関係抜きの、ぐらさん個人のストイックパワフルさなのだなぁ、とか思っていたりもします。残響に一番足りないのはそれだ。

「最後まで……成し遂げられるだけの強さを……(ニンジャスレイヤー)」

 

(事実誤認や、ご不快なところがありましたら、残響までご一報ください!)