ブログ:おっさんゲーマーの日記
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えろすけ出現度: むしろえろすけ出現度でこの方のエロゲ歴を語るのは筋違い
TASCAMさんのサマリー ErogameScape-エロゲー批評空間-
【傾向】
ジェントルな歴戦のオタク古強者
たすかむ、てぃあっく、えむけーつう、という言葉でピンとくるひとは、明らかに音楽機材についてディープなひとだ!(挨拶
わたしは以前、音楽webマガジン「地下室TIMES」さまにて、以下の記事を書かせていただいたことがあって。
なんかネットで結構拡散された記事らしいんですが。それはともかく、この記事の末尾のほうで、わたしは主張をこめたんですね。「趣味においては、老害と呼ばれるオッサンになるのではなく、まともなオッサンになろう!」という。
どの道、人間加齢していくのです。実人生においても、オタク人生においても。趣味においても……だったら、よりよきオッサン(オバサン)になろうじゃないか、という。
とはいっても、どのようなオッサンになるのが望ましいか。若いモンをただ甘やかしたり、放任しとくだけのオッサンでいいのか。……そーじゃないよな、とは思っていました。
で、その「まともなオッサン」像をこの記事で描くにおいて、いろんな「年上のオタク」の方々たちのお姿がわたしの脳裏に浮かんだのです。その中でも、かなりの比率を占めて脳裏に浮かんでいたのが、たすかむえむけーつうさん(たすかむさん)のネットでのお姿でした。
たすかむさんとは、比較的最近にお言葉を交わすようになったのですし、まだ深くお付き合いもしていないのですが、少し言葉を交わすだけでも、この方が歴戦の年上の……古参エロゲーマー、古参オタクだということは、すぐにわかりました。
というか、ご本人が「自分はオッサンですから」的アティチュードを隠さないので。それから、オタク歴も、年こそ言わないまでも、自己紹介のときに使われるワード……
中身はただのおっさんです。ゲームに人生を捧げてきました。FC→MSX2→SFC→PCE→X68→PC98→SS→PS→DC→PS2→PS3こんな流れを経て、現在は立派なエロゲーマーです。因みに、アーケード、オンライン、ソシャゲにも手を出してきました。――twitterプロフ欄
と書かれてるだけで、もう明白じゃないですか(笑)あとそれから、コミケと同人音楽の記憶、という記事をたすかむさんは書かれているのですが、残響のようなこの数年で同人音楽にハマった人間とは違い、もう……20年以上前……晴海時代……という……ああ! 歴史の生き証人!
たすかむさんのレビューは、インプレッション重視型というか、「自分がこう思った」をそっと置く感じというか。肯定的であろうと、否定的であろうと、まずご自分の率直な思いを表明する。論説のドリルでガガガガガー!と掘り下げる、のではなく、ソフトに感想を綴る……その押し付けがましくなさ、上品さ。
ブログで、オピニオン記事を書くときは、きわめて精緻なデータを駆使しながら、説得力ある論を展開する。
また、twitterでもいつも好々爺的なオッサンゲーマー的態度を崩しません。自分はたすかむさんを見ていて、「ログ・ホライズン」の「にゃん太班長」を思い出すのです。
にゃん太班長とは……
にゃん太は〈放蕩者の茶会〉でもある種独特の空気を持ったプレイヤーだった。いつでも穏やかで、淡々とした雰囲気を感じさせる、柔らかな人柄を持っていた。
日向ぼっこをしている猫のような雰囲気とでも云えばよいのだろうか。とかくお祭り好きの多い、一歩間違えると暴走ぎみのプレイヤーが多い〈放蕩者の茶会〉では貴重な常識人だった。にゃん太は、本人曰く「年寄り」であり、その言葉に偽りなく大人の落ち着きを持っていた。(中略)
もちろんネットワークゲームは若い文化だ。
30代のプレイヤーは珍しくはないが、40代となるとぐっと減る。本人はその辺りを意識して「年寄り」と名乗っていたのかも知れないが、シロエ達周囲の認識は違った。この場合「大人」というのは実際の年齢とは関係ない。
にゃん太はその性格と人生経験を感じさせる言動から、周囲に大人だと認められていたのだ。
かといって、それは子供達が大人に持つ「自分たちの遊びを邪魔しに来る空気の読めない輩」に対する嫌悪すべき称号としての「大人」ではなく、もっと別の「振りかえるといつでも見守ってくれる相談者」としての大人であった。――橙乃ままれ「ログ・ホライズン」
……そう、これが、わたしが冒頭で書いた「成熟した、まともなオッサンオタク」の姿だ、と、たすかむさんのネット上のお姿と重ね合わせて、しみじみ感じ入ったのです。
おっと、字数(2000字のシバリ)が尽きてしまいました。でもここまで書けば十分ですね。……自分が、たすかむさんのネット上でのお姿を見ていて、「ああ、こういうあり方でOKなんだ、まともなオタクの成熟ってこういうことなんだ」と思っていることは。