残響の足りない部屋:HP百合機械別館

現在主戦場運用している「ホームページオブ百合機械」の別館ブログ

私の嫌いな(退屈、眠くなる、面白みが見いだせない)音楽

※この記事は独断と偏見です。

現在、Twitter封印の修行をしてるわたくしですが(なぜTwitter封印をしようとしてるかはまたこの日記ブログで書きます)、ひとつだけ言及通知がピコーンときて、それだけ見ておこうか、と思ったら、そういう時に限って面白そうな話なんですよねw

 

文脈はこんな感じで、

 

 

 

 

 

「世間一般で評価が高いけれども、自分は面白さがビタイチわからん〇〇」

 

最初は音楽の話で。そこからエロゲにも広がっていっていますが。

 

もちろん一聴して「好きなものは好き!」という一目ぼれもあります。
また「……自分の感性が成熟してないのでは?」
「面白みを自分が見出してないだけでは?」
という疑念もあります。

「好意を持つのにそこまで努力する必要あんの?」という疑問に対しては、

「あるんですよ……。自分の価値観が反転して、【興味ない→いいやん!】【大嫌い→大好き!】にくるっと反転したケースっていうのがあって」というふうにね。
自分で例えれば、森博嗣とか、西尾維新とか。あるいはヒップホップとか、デスメタル(デスヴォイス)とか。そもそも自分の魂である「ジャズ」でさえもそうでしたから。

 

ただ。

何回も何回も聞いて。「ここには大切なものが詰まってるのではないか」という希望や、「後年、こいつらこんなに素晴らしい表現してるんだから、才能の萌芽があるんではないか?」という当たり前の推測とかがあって、何度も何度も聞いてはいるものの、一向に面白みがつかめないのが年単位である音楽家っていうのがあります。本項ではそいつらについて語ってみます。

また、そこまではいかずとも。部分的には良さがわかるけれども、なんか負感情……とはいわないまでも、聞いてて「退屈」をより多く感じてしまった「高評価作品・音楽家」というのがいます。

あまり「嫌い(HATE)」を並べたてるのも、よろしくない行為だと知りながら。でも、言い訳しますけど、残響ってあまり「嫌い!」を言わないひとなんですね。八方美人ということもありますが、同時に「嫌ったら忘れてしまう」ひとなので。

でも、以下に述べてるのは、そういうのを余り補って「退屈だったな……」とか「自分は結構時間注いだわりには面白みを見出せなかったな……」という音楽です。

 

なぜだ。

こいつら、世間的にすごい評価が高いんですよ。なにせしょっぱなから、

 

 

意外や意外、文系パンク精神主義・残響さんがこいつら好きでない、という。好きでない理由を列挙しますと、

ジョニー・ロットン(当時名義)の歌い方が「ナメてんのかテメぇ」的な感じで愛を持てない。クラッシュのジョー・ストラマーと比べるまでもない

・リフもリズムワークも面白くない。ガー!と鳴らしてるだけ。クラッシュ……ジョー・ストラマーリズムギターの疾走する壁、ポール・シムノンの動きまくるレゲエ・ベース、ミック・ジョーンズの煌びやかなギター、トッパー・ヒードンのドラムは走る!こんなクラッシュの音楽性の高さと比べると、ピストルズは正直音楽的に平凡としか言いようがない。自分はアティチュードの勢いには理解は示すけど、それ以上に「音楽」を愛してるんだ。

・ぶっちゃけシド・ヴィシャスに興味が持てない。

・あと、マルコム・マクラーレンのトータル・プロデュースがファッションの方面に寄りまくってるのが、この時点で「ファッション・パンクではないか」という批判をすることも出来る。

・つまるところ、ピストルズとは「現象」であったのでしょう。でも自分が好きなのは「音楽」であり「精神」であるクラッシュなんですよ。

 

(なお、PILに関してはちゃんと面白みを見出してます)

 

 

ゼロ年代において最強の妖気迫るプログレッシヴ・変拍子サルサ・ロックをカマすマーズ・ヴォルタの前身バンド。ハードコア、エモで、やかましくて疾走する……なんですけど。音楽性的にいったら、自分の好みドンズバだと思うんですよ。邦楽で例えれば、Zazen boysを今きいて、そこから遡ってNumber girlの青臭い爆音疾走にも価値を見出す、みたいなもんですし。

 

ところが……。セドリックのシャウトも勢いあるのに。ギターもやかましいのに。自分、こいつらの1stで、いつも寝る。どうしても3曲続けて聞けない。ほんとにこの轟音を聞いてると、眠たくなる。疾走してるのに。別にドゥーム系の轟音というわけでもないのに。

 

これ、自分にとって大いなる謎です。ここまで世間的評価が高くて。マーズ・ヴォルタにひれ伏してる自分でも。

 

 

なんかこのタグで複数の方が言及している、イギリス最高のバンド。

面白みがね……。うん、クリープとかきいてて「あああっ!」っていう風に衝動が来ますよ。ガゴンッ、という後のシューゲイズ轟音に、トム・ヨークの淡く悲しいボーカルが乗るとこなんていいですよね。

 

で、アルバムもね……。聞いてます。「パブロ・ハニー」から5thの「ヘイル・トゥ・ザ・シーフ」まで聞いてます。

「ここには何か大切なものがあるんだ!」っていう気はすごくするんです。年単位で何回も聞いて、「もうあとちょっと!あと250メートルくらい頑張って進めば、きっと知的に理解出来て、サウンドスケープに感動できたりするんだ!」って思って聞いてるんです。

これはまぎれもない知性と感性で作られたものなんだ!って強く思います。それをこうしてポイ捨てするのはいかん!と思いながら延々OKコンピュータを聞くわけなんです。

 

……でも、ぶっちゃけそういう「知性と感性が静寂のしじまで、悲痛なる轟音を叫ぶ」「実験性と感性を統合させて、見たことない色彩感覚、サウンドスケープ」って、TKを聞けば……凛として時雨や、ソロ作(TK from 凛として時雨)を一聴して、心髄までわかるんですよね。バラード曲、アンビエント曲でもって。

 

もちろん方向性違いますけど、これって単純に「アンビエントの方向性が合わない」ということだと思うのです。だってepic45とか大好きですし。

 

 

 

トラック#1の奇妙な疾走アコギは良いと思うのですが、そこからだんだん「うーんオーガニックな実験音楽」というふうになっていって、最後までいって、面白みが感じ取れず終わる。

 

「自然感」がありそうでないというか。脱構築自然? とはいうものの、そういうのだったら「田舎の自然と、電子音の懐郷」でもって世界を鳴らすepic45や、ソロプロジェクトのmy autumn empireを好みます。

 

 

ホワァァン、テクノロジーを使って頑張ってるのは認めるホワァアン。しかしその陽性は飛行機や天気予報のBGMホワァァン。

 

 

好きな曲(シューベルトのさすらい人とか、シューマン子供の領分とか)をやってくれる正統派ドイツ系ピアニストだという。ああ、ここまでドンズバで自分をブチぬいてくれるのか……と思って聞くと、毎回寝る。

この「寝る」っていうのが、自分にとって一番の「面白さがわかんない」っていう証左みたいですね。意味も、価値もわかっていながら、寝る。

もちろん、これはクラシックの場合ですから、多分曲・作曲家との組み合わせが悪いのだとは思いますし、他のブレンデルのレコーディングを聞かないと悪いとは思いながらも……しかしそれだったらリヒテル聞くよ(小声

 

 

オペラは素直に良い。でもこの人のせいで長い間ベートーヴェン第三番交響曲「英雄」をつまんない曲だと思い込んでた。まあ、後年きちんと聞いて、「良い演奏は良い」と思うようになった。基本ジューシーこってりだけど。だから聞くときは身構えてしまう傾向にあって、数をよう聞けない。センチメンタルこってり、ってすごいですね

 

 

「パンクとメタルの融合」と言われてる1st(Kill em all)は面白みがあった。メタルの音で思いっきりパンク疾走してて、ギターソロなんか異様に長くて。

でも、90年代の「Load」を聞いて、なんだこの退屈さは……と思った。これを聞いて以来長い間(テン年代初期に入るまで)メタルが聞けなくなっていた。ヤバい、いまかなりのメタラーの殺意を感じる。

 

 

テクニカルですね。だからどうした。

 

 

意外だろう。意外でしょう。音楽性の高さもわかるし、実験的なこともすごいし、独特の世界があるし、文学性もあるし……ってそれレディオヘッドのときと同じだな……。あ、クリストファーのドラムの変態さはほんと随一だと思います。

 

 

あとつれづれ。ボブ・ブルックマイヤーに関してはスタン・ゲッツと組んでしまうから、なんか「たるさ」が目立つのであって、この人単体で吹いてたら「ああのんびり、ほんわか」みたいな感じでよろしいんじゃないかと。

Beckは、記事を前に寄稿さしてもらったくらい、好きですね。この人はロックでとらえると結構ミスるような感じがする(ほとんどそれって「オディレイ」と「グエロ」だけのようなもんだし)。むしろカントリー・ロックの最前線というか、宇宙カントリーというか。フォークソングの伝統とポストロック・アンビエントサウンドスケープという「フォークトロニカ」の方面で探ったほうが絶対いいですって。

同じような意味で、ジミ・ヘンドリックス(ジミヘン)もわたしは大変好きですが、こいつは「ロックギタリスト」として捉えるよりはm、「ブラックミュージックの総合体」と捉えたほうがいいと思います。

 

ジョン・コルトレーンの「アセンションは……「うるせえ」。後期のジミー・ジュフリートリオ(ドラムレス)がなんだか気持ち悪かったことを覚えてますね……。

 

多分、自分は「技巧に全振り」とかいうのが、かなり気に食わないというか。「イキってる」とかも気に食わないみたいですね。アンビエントにもかなり好き嫌いが激しい。

 

それから、最後に今からとんでもないこと言います。

 

ミック・ジャガー

ローリング・ストーンズは偉大なバンドですが。ミック・ジャガーがイキってるのを見たり聞いたりしてると、かつて中学生のころわたしに超延々嫌がらせをしてきた某生徒のイキっぷりに、いろいろと大変似ているため、うっすら不愉快になります(リメンバー)。

おい残響さん、お前、もうロックンロール聞くのやめなよ……。