こころのやまい

清潔を巡る問答ーー熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』感想その3

その1 熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』一読目の感想 - 残響の足りない部屋 その2 『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』感想その2 - 残響の足りない部屋 この本の第5章は「秩序としての清潔」で…

『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』感想その2

熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』一読目の感想 - 残響の足りない部屋 ↑感想その1 著者さんのブログ 自分はもともと埼玉県の南東部某所、関東の国道沿いタウンのあたりに住んでいました。東武線を数駅くらいで東京都足立区…

熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』一読目の感想

p-shirokuma.hatenadiary.com 「うわキッつ、うわぁ、重きっつい」 サクサク読めません。身近なトピックばかりが並ぶのに、物理書籍のページを2,3枚たぐって「ホフ」とため息。そして自分の人生を思って、胸元あたりの臓腑がぢんわり重くなり、そこでページ…

本棚の無い家、優しさの無い読書人

●本棚の無い家の知的レベルとかいう話のむずむず しばしばSNSで「知的下層階級の家には本棚が無い」という物言いがされている。その例え話を扱う手つき・視線に、ときたま「自分の家はそうではなかった」「そして今の自分は、昔に増して自己をアップデートし…

闇の色は脂肪の白さ --仕事に忙殺される日常、スマホ電子書籍依存、生活メンテナンス

なにせ一日が、速い。 家業の仕事をしている。朝起きて、家の中の工場で仕事をする。そして気が付けば、午後15時になろうとしている。まだやる事はある。だから、自分のこと(趣味活動)は出来ない。少し休んで、それから家事をする。18時になって、自分含め…

心が闇に墜ちても、作り続けるしかない全てのひとへ

Y・MとC・Tのお二人に。 あるいはT・Yに。あるいはバンドFのTに。もしくは死んでしまった旧友Tのためにそして全ての「我ら」のために ねぇ、お客様。果たして、何かが何かと真に決別することなど可能なのでしょうか? ーー 存在しないものから完全に逃げ果た…

「「若作りうつ」社会」の感想と個人的重い思い

※今回の記事はブログ「シロクマの屑籠」と熊代亨「「若作りうつ」社会」の読者前提で書いてる感じです。 「若作りうつ」社会 (講談社現代新書) 作者: 熊代亨 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/02/19 メディア: 新書 この商品を含むブログ (5件) を見る …

鬱ブックガイド

桜玉吉「幽玄漫玉日記」(1~6) このシリーズは、「防衛漫玉日記」「御緩〃」もあるのですが、まず「鬱の作法」を学ぶには、これ、とわたしは思うのです。(「防衛」は鬱度皆無ですし、「御緩」は末期の錯乱がすごい……逆に、末期の錯乱にいま瀕しているひと…

病める弱者に対する、物凄く優しい、物の言い方

エセ批評家残響です。 ちょっと感心した、物の書き方(言い方)があったので、メモってみたのが今回のおはなしです。 ●序 感心した 岡島 義・井上雄一「認知行動療法で改善する不眠症」 「よい睡眠環境を整えるために、図表26に挙げた項目に注意しましょう。…

鬱ブックガイド、のまえに

こないだの「自殺のこと」が、よくもわるくも反響ありまして、第二弾書いてみようと思います。 といっても、いまのわたしは結構元気です。 先日、ビルドファイターズにすこぶる感激して記事をアップしたのですが、まさにそこで得た教訓というか指針は 「無心…

自殺のこと

末井昭「自殺」に、次のような文言がかかれていました。「自殺まで考えている人は書くことがいっぱいあるはずです。自殺することを決意するまでの経過や、考えている自殺の方法や、死ぬことの恐怖や、自分の頭の中にあるものをすべてさらけだしてみることで…

本を売る

買ってしまった……ZOOMのB3。これは、ベースのエフェクターであり、同時にそれをPCにつなげて音が取り込めるインターフェイスでもあり、さらに、簡易的な作曲ソフトまでついてるやつなのです。オクで。送料こみで、だいたい13000円それくらいの金もぽーんとだ…

無限の後退戦

1.少年時代 (※ 2013/12/24~25日あたりに書いた記事です)(現在「ガンダムビルドファイターズ」にハマっている残響です)(今回の記事、暗いです)ビルドストライクが組みあがりました。素組みです。塗装してません。スミ入れもしてません。もとからあんま…

謹賀新年

あけましておめでとうございます。今年も電脳空間の片隅で、テキストを紡いでいきます。今年の抱負は「ひとにやさしく」です。冗談抜きで、去年はひどかったので……(恥残響めの記事のまとめはこちらです。最近更新サボっていてすいませんまとめページそして…

自由を獲得するための「それ以前」の問題

ショーウィンドー越しに「手の届かない自由」を眺める ●文章リハビリ 現在、病気――まあこころの病なのですが、より正確には神経症というか――の容態が、睡眠相前進症候群の極度バージョンになって、もうこれはいい加減まずい、と思い、必死に改善している今日…