残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

今年も終わり&裏紅白


近況報告


今年最後の更新です。
まあ近況は「いつもどおり」です。
しかしこの「いつもどおり」にいたるまでにどれだけしんどい思いをしたか……。
というわけで、今年は激動の一年でした。
振り返れば、大学院復学&退学、が一大イベントでしたね。
……しんどかった。
でも、大学院、行ってよかった。
たくさんのものを学べましたから。


個人的には、エロゲやラノベといったジャンルに再び手を出したのも大きかったです。
手を出してみるまでは、もうやっぱり合わないかな〜、と思っていたのですが、
何事もやってみるもんですね、意外に波長の合うものもあることに気づきました。
……う〜ん、「物による」ってことですね。
これ何にでもいえることですけど。
ただ今まで、懐かしさと羨望の目で見ていたジャンルを、
再び享受できるようになったのは、素直に嬉しいと思っていいと思います。


何はともあれ、皆様、来年もよろしくお願いいたします。
夜はネットには繋がない予定です。回線クソ重くなると思うから。
その代わりといっちゃなんですが……


●告知


え〜、今年の大晦日、近代衣服の残響さん、紅白に対抗して「裏紅白」をします。


※裏紅白:紅白に死んでも出ねえような奴らの音楽を延々とかけ続ける、近代衣服さんがこないだ考えた行事。
ノイズ・ミュージック、民族音楽、パンク、フリージャズ、実験音楽などを自室でかけまくる。


何を流すかは、まだぼんやりとしか考えていませんが(少なくともソニック・ユースのSYRシリーズとビートルズの「レボリューション9」はかける)、携帯を使って、twitter上でリアルタイムでリストを載せますんで、まあ、奇特な音楽マニアの方はどうぞ。


素直に家族と一緒に紅白見ればいいのに……と自分でも思うのですが(ちょっとした良心の呵責)、もっと自分の心に素直になると、わたし、紅白見ているとイライラしてくるんですよ。
ヒット曲はこんな曲ばっかか! とか、もっと尖った音演れよ! とか、
何か全然楽しめないのです。
だったら自分が心底好きな音楽に満たされていた方が、ずっと精神衛生上いいだろうな、と。
しかし昨日、夕飯のとき、テレビ(NHK)で紅白特集やってましたけど、紅白って、そんなたいしたもんですかね? 今時。
どーよそこらへん? リアルな感覚として。
まあでも、「共同性」を認識し合える場/空間/機会、というのは、確かに貴重なものかもしれませんけど〜。


ああいけない、今年最後の更新がネガティブなものになってしまった(笑)
まあそんな感じで、今年は好きにやらせてもらいます。はい。
それでは、また来年〜。


本日のBGM:ニック・ドレイク『ブライター・レイター』(このアルバムを紹介するのも二回目ですね。しかし、前聞いていたときは明らかにこのアルバム、というかニックの真価を理解していなかった、と断じましょう。それほど、今、英フォークの奥深さ、ニック・ドレイクというアーティストの精神を感じ取っています。このイギリスの不可思議な陰鬱さを、乾いてかすれた声でささやくように歌う、その歌い方。トム・ヴァーレインにも影響を与えた、オリジナリティ溢れるアコースティック・ギター。この世に(わずかでも)存在したことが、「音楽」にとっての財産であり、わたしにとっての深い滋養である、と今は思うのです。そして、まだまだわかってない、まだまだ聞き込まなくちゃ、と思わせるミュージシャンです。)