残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

裏紅白感想

近況報告


あけましておめでとうございます。
何かもう正月が5日も過ぎてしまいましたが。
はい、ブログ更新サボってました。すいません。
日々思うことはtwitterに載せていますので(twilog導入しました。これで多少は見やすくなったかと思います。リンク集からどうぞ)、ついそちらの方で済ませてしまうのですね。
……ああいかんいかん、こんなことでは単発的な思考はできても、統合的/体系的な思考の能力が落ちていくぞ。
やっぱりまとまった量の文を書く機会というのは重要だと思うのですよ、
というかそちらを主戦場としてもっていかないと、物書きとして先はないように思えて(たぶん正解)。


まあそんなわけでtwitterにかまけたり、mixiでプライベートな愚痴をグダグダと書き連ねていたりで、
ブログできちんとした文章を書くことをおこたっていました。反省。
しかし、本業である小説執筆は着々と進んでおります。これはよし!
正月あたりからようやく書けるエネルギー/精神的余裕が出てきたので、少しずつ書いている状況です。
しかし、twitterにも書いていますが、いいとこ一日原稿用紙5枚(2000文字)ペース。
集中力が一時間半しかもちません。
……ファキン・ホゥリィ・シィィィィィィット!!(卑語は慎もう!)
何か最近何やっても集中力がすぐ切れて……
まあ原因はわかっているんです。持病のせいです。あとお薬のせいです。
慢性的な精神的・体力的エネルギー不足、日常と化した意識の朦朧さ加減。
毎日毎日、一日を終えるだけで疲労困憊です。そんな今日この頃。
でも、小説を書こうという意識が再び生まれてきたことは、個人的には、素直に嬉しく思っています。
やっぱり、こうやってものを書いているときが一番気分がいいです。
背中に翼が生えたような感触。
たとえ書いているものが大したものではなくとも、その瞬間、確かにわたしは「創作」というフィールドで「自由」を感得しているのです。


……うん、今は、孤独に小説書いたり、本読んだり、音楽聴いたり、エロゲやったりしている方がいいですね。
Web2.0的コミュニケーション? 知るかそんなの(笑)
確かにひとりでいるということは多少の問題を孕んでいます。
しかしひとりになれない(繋がらなくちゃ気がすまない)というのもかなりな問題だと思うのですよ、実

際。(時代の流れに反する発言)


裏紅白


無事に(勝手に)大晦日開催され、盛況のうちに(嘘。実際は中途半端なまま)閉会した裏紅白。
個人的には楽しかったです。
やっぱり音楽は自分の好きなものを聞いていた方がいいです。
みんなが聞いているからとか、時代の精神を体現しているとか、
そんな理由で音楽を聞かされてもイラつくだけだ、ということをしみじみと実感しました。
今年のリスナーとしての抱負は「空気を読まない」ということにしときましょう。


しかし他にも予定していたCDがあったのに、それらがかけられなかったというのは残念です。
とくにコルトレーンの『アセンション』とビートルズのミュージック・コンクレート「レボリューション9」はぜひかけたかった。
そう、「レボリューション9」ですが、最近、『ホワイト・アルバム』を聞いているのですが、このトラック/音響が実に心に染みるのです。
ジョン・レノンがどういう気持ち/精神状態でこの音楽彫刻を作り出さざるを得なかったのか、そのことを考えると、胸に迫ってくるものがあります。
音のひとつひとつに意味があり、物語があり、精神があります。
だからこそ、これほど説得力のあるミュージック・コンクレートとなったのです。
時折入ってくるジョンの悲痛な叫び声。
淡々と流される「ナンバー9」の非人間的・機械的なリフレイン。
そして音のコラージュ。
これらが合わさって、ひとつの音響空間を生み出し、訴えかけてくるのです。
一度聞いただけで好きになりました。
これこそが、真の実験音楽、現代音楽だと思います。
音楽において「実験」をやるには、奇をてらう精神よりは、溢れんばかりの熱情こそが重要ではないか、

とふと思った次第です。


閑話休題
まあでも、裏紅白、やってよかったです。
「リスナーとしての孤独」に浸れたので。
そう、孤独。
今年はもっとひとりになりましょう。
余計な/惰性の付き合いは切っていきましょう。
療養中なんだもの、それくらいしたっていいよね?
さて、裏紅白でどんなものをかけたかは、twilogの12月31日分を見てもらえればわかると思いますが、一応ここにも転載しておきます。

(1)DEITY GUNS『A RECOLLECTION』(90年代フランスの伝説的ハードコアバンドの復刻ベスト盤)
(2)オーネット・コールマン『オーネット!』
(3)『No easy walk to Freedom』(アフリカン・ポップスのコンピレーション)
(4)ソニック・ユース+他『GOODBYE 20TH CENTURY(SYR4)』(ソニック・ユースの自主レーベルから出ている実験音楽シリーズの四枚目)
(5)イギー&ザ・ストゥージズ『ロウ・パワー(淫力魔人)』

もっとちょくちょく盤を交換していってもいいかな、と今になっては思いますし(その方が「歌合戦」らしいし)、もっとどマイナーな盤を持ってきてもよかったかな、とも思います(ピクシーズ最初期のデモ音源とか、パティ・スミスのポエトリー・リーディングとか)。
でも、ま、はじめてでしたし〜。
来年以降はもっと充実したものにしたいですね(またやるのか!)


何はともあれ、今年もこんな感じで好き勝手に書きたいように書いていきたいと思います、このブログ。
読んでやろうという奇特な方・趣味がアレな方々、今年もよろしくお願いします〜(笑)


本日のBGM:あふりらんぽ『URUSA IN JAPAN』(ほんとよくこいつらメジャーデビューできたよな〜、と今でも不思議に思っている、一部筋では有名なギター&ドラム編成のバンド。決して「ガールズロック」と定義してはいけない(笑)。しかしこの暴れっぷりはすごいよ、きっと、何にも怖いものなんてないんでしょうね)