残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

小説完成&これからの予定

小説完成報告


というわけで凍結している当ブログですが、小説関連のことは書いとかなきゃ、と思って書いてます。身内に対する報告的意味合いで。
四月からコツコツ書いてきた長編(厳密には中編+短編×4+中編という構造)が完成しました。
本当なら8〜9月に完成させているはずだったのですが、身内に不幸があって一ヶ月ロクに文章が書けなかったり、書き直しとかしたりして、結局こんな時期・締切ギリギリの完成となりました。


講談社ラノベチャレンジカップに送ります。これがラノベになるのか……いや、発想の源泉は確かに漫画やゲームのそれから来ているファンタジーなのですが、書き方がイマイチラノベとしてはっちゃけているような、いないような。それから内容が妙に枯れているというか。通るのか? それに最近ますます、書くにしても読むにしてもラノベと一般文芸の違いを当方認識しなくなってきたというか、少なくとも自分はする必要ないんじゃね?というか……

ただ、執筆過程においてエロゲ――とくにmarron作品、C:drive/しとろんソフト作品、smee作品における、竹井10日、海原楓太、早瀬ゆうの各氏のテキストの「勢い」に大いに影響を受けたというか、勉強させてもらったというか……いや、それが完全に反映出来ているか、といったらびみょーなんですが(苦笑)
ただ、つくづく「キャラ立ちと勢い」ってのは小説において大事なんだな、と今更のように悟った次第です。それを考えれば今までのは「小説」してなかった。


自分で自作に点数を付けるとするなら……65点。70点もいかない。
前々から温めていたネタ・キャラ・設定・世界観なので、書きやすい……かと思いきや、逆に自分の中での完成図が「出来過ぎて」いて、その完成度に近づけるだけで精いっぱい。ていうか十分に書き切れていません。反省。
ただ、ひとつの作品として書ききったことは、ともかくも前進であります。はい。


これからの予定


講談社ラノベチャレンジカップ(終わり)

山陰文学賞(100枚・中編)来年1月締切

講談社ラノベ文庫新人賞電撃小説大賞(400枚?長編)来年4月締切


こんな感じで創作活動を続けていきたいと思います。


山陰文学賞は家族に「地元の賞に出してみるのもいいんじゃないか?」と勧められ、んじゃやってみるか、という感じで、(今までのポップ路線とは違う)真面目な内容でやってみようかと。真面目といっても、ユーモアがそこになくてはならないのですが、内容が内容だけに……ううむ。


で、来年の四月。これは過去に投稿した連作短編集をリライトします。
話の出来以前に、さっき言った「小説していない」というのが最大の欠点だったので、三人称から一人称に直します。ヴォイス(文体・口調)を掴めるかどうかが最大の勝負で、そこさえ行けたら、プロットや設定は決まっているのでなんとか……いや、このタイムスケジュールでは、そういった書き方の出来るものしか書けないだろう、と。


半年に一作長編」を目標として書いているのですが、去年の8月から、何とかそれは一応は達成できています。合間に短編・中編書いてもいますし。このペースが商業ベースでやっていくなら最低ラインだと思うので、崩さないようにしたいと思います。
てなわけで、精進します。今日はご報告まで。


本日のBGM:NHK-FM「ウィークエンドサンシャイン」(ドゥウェイン・オールマン特集。とにかくパーソナリティのピーター・バラカン氏は信頼出来ます)