残響の足りない部屋

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『恋神―ラブカミ―』プレイ日記その8

2010年11月17日05:44

一日にある程度エロゲプレイ時間を努力して設けるようにしています。
で、ツクヨミルート半分まで頑張って進めました。。
現時点の感想は、作中の言葉を使えば
ツクヨミちゃんぷりちーなう」
なんかこれに尽きる感がしなくもない(笑)。コロコロと動くその様、兎角ツクヨミが輝いている。やっぱりヒロインは自分のルートで輝いてナンボだと思う。しかし「なう」を使うヒロインはツクヨミちゃんがはじめてかもな。何はともあれ、「表現/創作物/キャラ」において「先駆者」は偉大だ。


ただ、ラブカミという作品の全体を通して言えることだけど、事件の発展性に乏しいんですよね。話のダイナミクスよりはキャラと読ませ方で魅せる……
別の、そして俗な言い方すればテンプレシナリオっちゅーこってすな。大体

仲良く→事件→いちゃ→事件→えがったえがった

どのルートもこれですからね。尺が長く取ってある分だけ仲良し/事件描写に量を持たせられますが、どのルートも事件が起こるタイミング、いちゃいちゃの長さが章によって決まっていて同じ、というこの状況は、いささか「シナリオ総括」の方、仕事しすぎじゃないですか? と内心思ったり。もっとバリエーションというか、「ばらけ」があってもよかったのでは? いささか窮屈な印象さえ受けました。
が、まあ、世の大方の純愛系エロゲって、大体こんな感じですよね。今年はB級・いちゃラブ特化ゲーばっかりやってたので、ついその潮流を忘れかけてました。そう、これが普通なんですよ……わたしも結構毒されていたな(笑)


でもまあ、ツクヨミルート、悪い印象はないです。やっぱり「読ませ方」ですね。ツクヨミちゃんマジぷりちー。果てさて、真ルートと踏んだこのルート、最後に作品世界全部をひっくり返すどんでん返しが……あったらいいなぁ。だってさ、こうはっちゃけた設定なんだぜ、この『恋神』ってゲームは。だったら、シナリオにもはっちゃけっぷりを求めてもいいでしょ?


あと、Nagaleさんが昨日のサイトの日記で書かれておられた「エロゲの主人公ってリア充だよね」というご指摘だけど、Nagaleさんが今プレイしておられる『みここ』にしても、このラブカミにしても、主人公は馬鹿で悩まず、好青年でコミュ力があり、ポジティブシンキングで実行力がある。うん、少なくともこのうだつのあがらないわたしとは遥かに違う! 『生徒会の一存』で杉崎がエロゲ主人公に憧れたのもわかるなぁ……あーあ、ほんとこの前向きな思考と行動が少しは自分にあればなぁ……一方よくヘタレ主人公云々といわれるけど、少なくともわたしよりはマシだぜ? 思えばつくづく、りっちゃん隊員マジイケメン。
それから、ラブカミの颯太(主人公)の江戸っ子口調が受け付けない、との声をよく聞くけど、『めいすぴ』のペックさんで鍛えられたわたしには無問題だった。もっともアレはペックさんだからアリだったのかもしれない。何しろペックさんは誰もが認める大人な完璧超人だった。わたしですら男惚れするほどの。