オレはシマーネ王国に住んでいるのですが、
そこの山んなかに住居があるので、
「うわっ!羨ましい! 5インチゲージとかGゲージとか敷き放題じゃん!庭に!」
みたいなふうにいわれたり、
「おまえな、俺たちがどんだけ都会でヒコーキ飛ばすのに苦労してるかわかってんのか? ああん? 河川敷? 警告くらったわ!」
みたいなふうにいわれたり、
「コースコースコース俺にコースをよこせー! 俺たちラジコン勢はプロポだけで生きるにあらず!」
みたいなふうにいわれたり、
「……そうだな、溶剤の匂いを気にすることなく工作ができるんだよな……クソッ」
みたいなふうにいわれたり……
まあとにかく、田舎というと、工作やりやすい、模型で遊びやすい、
という、アクティヴ派モデラーがうらやむ環境なんですが。おまえらのん○んびよりの見過ぎだ。
でもなー、それも、
「半径一キロ以内に模型屋があってのはなし」
なんだよね。
……ああそうさ、amazonやら駿河屋とかに、お世話になってますとも。
だが。
所詮模型は、現物商売である。いくらマインクラフトが流行しようと(アレすげえ面白そうですよね)
工作が工作たる所以は、実物を手にとって、いじる! 作る! 改造! 塗装!
このリアリティこそが工作だっ!
ということで、実際に店で買わないことには、はじまらない。
手にとって眺めてみて、作例を見て
そこからはじまるのです。
とはいうても……オレの町、十年以上前には、小さいながらも、店の一角で模型を取り扱ってたとこがあるんだけど、
そこの店主のおばさん、死んじゃったんですよ。
それ以来、模型プロパーのひとは、その店にはいなくなり、模型コーナーは、いまは「おしるし」程度にあるくらいで。
ひっさしぶりにそこに行って……うん、やっぱり「おしるし」程度です。
この町でもう、模型を作って、リアルタイムで模型を楽しんで……ってひとは、いないのかな
もっとも、当時から、ここに通ってたの、オレくらいのもんだったような気がせんでもないが……
で、そこで買ったのが、これ
うわー懐かしい、ニチモの30センチシリーズ!
いや、別に艦これブームにのっかったわけではないですが、
Model Graphix (モデルグラフィックス) 2013年 12月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 大日本絵画
- 発売日: 2013/10/25
- メディア: 雑誌
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前の月のモデルグラフィックス買ったら、艦これ特集。紙面の半分使ってやんの。
なんつうかな、艦これ、アルペジオ、風立ちぬ、ガルパン、そしてビルドファイターズ。
なんか模型熱が、すげえ高まってる界隈。
というか、ここで新規層を入れられなかったら、マジで模型の未来はない、って思える。
そういう意味では、バンダイにせよタミヤにせよアオシマにせよ、とりわけスケールモデル勢は、
ほんと正念場で……界隈古参の「なんか騒がしいけど、これで駄目だったら、もう次はないんだろうな」
って感じがすごい。
人呼んで「艦これ特需」
なお、残響さん(筆者)、艦これやってません。友人の8割はやってるんだけど……
しかも艦これアレンジCD三枚ももう持ってるんだけど……
しかもこうして長門までかっちゃってるんだけど……さらに今日駆逐艦(舞風)買っちゃったんだけど……
なんでオレここまで外堀埋めておきながら、ゲームやらないんだろう?
キャラデザ嫌いなわけでもなかろう?長門のキャラデなんか、結構感心したし。
まあいいや。
とにかく、ひっさびさに艦船模型熱が高まって、放置していた日本丸の制作をおっぽって、
大日本帝国的なバトルシップを作るのでした。
このブログで、その記録を書いてみます。
オレのとりあえず的な手本は、パパン(親父様)が、オレが模型少年バリバリだったころに作ってた、
これもやっぱり1/700の長門・超メタリック塗装。
シマーネ王国に移り住んだとき、例外的にパパンの模型が残ってたのがそれで、
パパンとしても、自信作だったようで。
で、今回長門を選んだのも、
ほんと艦船模型ブランクが開きすぎだったから、作例とか本とか参考にしながら作りたい、
ってだけの理由。
そりゃ初手からアレンジアレンジで自由に作るのもアリだと思うけど、
とりあえずは基礎というか「感覚」を取り戻さないといけないしねー。