バラライカとギターが奏でる世にも美しい音色で、夜中に目がさめることがある。パパがバラライカを、カワンさんがギターをひいているのだ。ほとんどささやくような、しずかな合奏だ。ふたりはかなりはなれて立っているので、ギターがリードをとっても、バラライカがリードをとっても、旋律がぶつかりあ
— 残響 (@modernclothes24) 2013, 12月 30
うことはない。はてしなくつづくこと、人の力ではどうにもならないことについて、やさしくメランコリックにうたう。そのうち、みんなは興奮して、どんちゃんさわぎをはじめ、マルクスさんはきまってグラスを割る。でも割るのはひとつだけだ。(「パーティ」――)トーベ・ヤンソン「彫刻家の娘」より)
— 残響 (@modernclothes24) 2013, 12月 30
いま六階の河村さん@paradoogsと話してましたけど、この描写って、偶然にも、六階の音楽と似ているような。「離れて立ってる」以外。
— 残響 (@modernclothes24) 2013, 12月 30
これ先日の自分のツイートなんですけど、「六階」というバンドのギタリスト氏とお話させていただいてて、 トーベ・ヤンソンの「彫刻家の娘」という自伝本の引用のことをおはなししたとき、 ぱらぱらと当該本をめくっていたら、六階の音楽とちょうど呼応するような記述をみかけたので、引用してみた次第です。
……あるいは、このシーン(轟音サミットとか、関西オルタナシーン、ポストロックシーン)の音楽を、表しているかもしれません……トーベ・ヤンソンが生きてた時代、「ポストロック」なんてなかったのですが、「良き音楽」の真髄は、時代を越えて在る、のかもしれませんね。
ちなみに過去に、六階については、このようなレビュー記事を書いたことがあります