●近況
ホームページに「SD金床さん」メイキング記事をUPしました。
これは2020年の5月に制作したもので、原作は「ゴブリンスレイヤー」の妖精弓手です。
「そういえばこれまでこの作品のメイキングって書いてこなかったな…」と気付き、今回UPしました。
現在、手なぐさみ的に粘土をいじったり、小さいヴィネット的なジオラマを作ろうとしています。この記事が、そういった工作をする上での良いモチベになってくれたら良いなぁ、と思って、今回UPしました。
●推し呉服店の春のきもの市
開催期間中のご紹介ですいません。
岡山県井原町の「笹井呉服店」さんが、2/11(土)〜2/13(月)の期間、お店で春のきもの市を開催していらっしゃいます。推し店のイベントは推さなきゃの精神です。今回は新作振袖発表会、博多織求評会受賞柄発表会、などが行われるそうです。
やっぱり凄いですよねこの優美なる店内の様子。前の紹介記事を読んでくださった人からも「素敵」と以前メッセージを頂きました。
前に推した記事はこちら。
modernclothes24music.hatenablog.com
modernclothes24music.hatenablog.com
●Crownbird「EL NE RUE」
Steamでプレイした短いゲームです。ドット絵(ピクセルアート)が美しい、廃墟なステージ移動&のんびり探索なバトル無しゲームです。
アップテンポな異国情緒溢れるBGM(エジプト系だったりフォルクローレ系だったり)が流れる中、とんでもない年齢の魔女・ラムステアちゃんを操作して、今日も彼女が買い取った廃墟「エルネルエ」をうろうろ、明日もうろうろ。たまにカワイイ精霊に会って「うわぁ」と驚いたり。
ラムステアちゃんはとんでもない年齢なので、時間感覚が永劫というか。「今日の続きが明日で、明日の続きが明後日だし…」というように、どんどん日は沈み日は昇り。あまりにもどんどん毎日は過ぎていきます。それは毎日を慈しむという態度ではなく。寂滅を愛おしむのでもなく。彼女が買い取ったこの家&廃墟は、まるで「刻が切り落とされた」ような永遠の感覚さえあります。
美しいドット絵はとてもバキッとした色彩で、遺跡のあちらこちらに異国情緒、廃墟感、文明の残り香があり、どれもかわいらしい。今日も遺跡はここにあって、海は青空はここにあって。魔女はあっちをうろうろ、こっちをうろうろ。
この明るい滅びの感覚(※1)、自然観、「時間感覚の欠落」感がとても私の趣味に合いました。とりたてて目的がないゲームなのも良いです(※2)。ラムステアちゃんを通してあっちをうろうろ、こっちをうろうろ。それだけで価値があると私は思いました。私はこの作品世界が好きだ。
※1…ポストアポカリプスとかコージー・カタストロフィ(心地よい破滅)とかで語るのも可能っちゃ可能かもしれないけど(そして私はそういうジャンルがめっちゃ好き)、それよりもむしろ私的には「バキっとした色彩のヨコハマ買い出し紀行にちょっと近い」という感覚を持った。多分ドット絵とBGMが強く影響している。
※2…とてもインディーゲーム然としている。バトルレス設計だったり、複雑なアクションやシステムもない、ただ廃墟をうろつくだけのゲーム。世界観を味わうことを最優先している。私はそういうのが好きです。