残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

北海道旅行記(1日め夜)

三秒でわかる前回のあらすじ! 

暇人残響は北海道に行った。北海道は寒かった。すすきのエロゲで野外プレイしてみろバーーーカ!(こんなネタではじめるお前がバーカ!)

 

●空港から

f:id:modern-clothes:20150630214042j:plain

Nagaleさんは「鉄道よりもバスのほうがいいです、空港から札幌に向かうには」ということをお聞きしているので、その通りにバスに乗ることに。しかし……待っている間、辺りは濃霧。そして雨も降っている。で、寒い……。

Nagaleさんから「上着必須!」と念を押されてきたのですが、内地(本州のこと。北海道用語)は、くっそ暑くて、むっしむっし湿気がひどいので、「まぁ上着は、ファッション程度でしょうなぁアハハウフフ」とたわけたことを思っていたのですよ、空港降り立つまでは。

降り立ったら……皆! 北海道いくときは、絶対長袖の上着持っていこうな! 北海道は「本州の暑さが涼しくなったもの」じゃないです! 晩秋~冬の寒さ特有の「身にしみじみと差し込み、底冷えのする寒さ」な感じのなので! わたしが行ったのは北海度の初夏・6月末でしたが、それでもこんなふうに思うのだから!

(まあ、もっともこの日近辺が妙に寒い、ということらしかったですが……しかしな)

で、バス。

驚いたのが……新千歳空港を出てすぐの光景。なんと……広い……雄大……。

空港というヒトの作りしモノを出た直後、広がるはだだっ広い草原。まあそれが結構滑走路だったりするのですが、それを抜けても、さらに草原。ああ、草原!

これだよ……これを見にきたのだよ! とテンションがあがる。なぜなら、自分は北海道の自然に憧れていたから。夏嫌いで「やっぱ夏は涼しいとこがいいですよねーww」というたわけた気持ちもありましたが、この北国幻想よ……! 雄大という言葉が嘘でない、この自然よ……! 小さきとこに集約されし耽美ではない……それは内地に任せておけ……これは大陸的雄大である……幻想浪漫である……!

――そこにロマンはあるのだろうか!?(某サンホラ。自分はいつもこのネタに頼る)

 

ちうわけで、疲れた体ではありますが、やたらにテンションがあがる。そんな中、やはり自分の幻想ロマンたる上海アリス幻樂団」1stアルバム「蓬莱人形 ~Dolls in pseudo paradise.」をかけます。


【東方原曲】蓬莱伝説 - YouTube

……そもそも、Nagaleさんとの馴れ初めは、自分がまだ若かりし学生時代のころ。ていうか10年前。エロゲーマーとして、いや、オタクとしてまだ未熟極まりない時期に、ネットサーフをしていて(なつい言葉だ……)、Nagaleさんのページを偶然見つけ、そこで描かれている「鍵ゲーとか葉ゲーとかの、もっと奥の世界」をまざまざと見せ付けられたのです。

 

Nagale's Homepage「岳流」

↑そのHP

 

ようするにディープなアングラなエロゲ世界。具体的には黄金期アリスソフトとか、ライアーソフトとか。エスカレイヤーがDVD対応とか、キャン玉インスコ事件とかがリアルタイムだった時代だぜ!

そればかりではない、自分がオタクとして、いや、創作者として一番大事な「幻想風景」を叩き込んでくれたZUN氏……上海アリス幻樂団、を、教えてくれたのも、またNagaleさんだったのです。紅魔郷妖々夢がリアルタイムだった時代だぜ!

そんな時期からの……まあブランクがあるとはいえ、長い付き合いではありました。ネット上では。で、リアルで数年前にお会いして、去年もお会いして、というのが、シマーネ農業王国にNagaleさんがいらしてくれた、ということで。

でも、こっちからは行ってはいない。

じゃあ行きましょう!

ということで、はーるばる来たぜー、札幌ー!

 

大谷地バスターミナルで、Nagaleさんと再会。

N「長々どうもー」

残「さすがに疲れました」

あらNagaleさんその上着とシャツ洒落てますね、と、早速合流しては、いろいろ談笑します。即地下鉄に乗って。

……で、びっくりしたのが、北海道って、クーラー(冷房)ないんですね。地下鉄で。代わりに窓が開いている。そこから空気を取り入れるとか。すげえぜ、ワイルドだぜ。

 

まずは自分のホテルにチェックインしよう、ちうことで、いろいろ乗りついで、ホテル近辺の駅を教えていただき(今回ツアコンを全部Nagaleさんにお任せしちまいました……うわ贅沢……)、ホテルまで。途中、地下街というものを教えていただきます。これが地下街……北海道の……。なんでも、北海道は、さすがに冬は外が豪雪でアレなので、こういう地下街(地下道路)が発達とか。ほとんど駅と駅の間まである……ていうかそれ以上ある……。

そんでもって、地上。

お、近くに緑地公園がありまして……これは期待できそうだ。残響は散歩が趣味だからして。ていうか……こんな都会なのに、こんなに緑地が多い……!(後日、その見込みは甘かったことを知ります)。

 

ホテルに着きます。

残「ちょいと待っててください」

N「はいはい」

チェックインを済ませ、ざっと荷物をぶんなげ、軽装になります……とはいっても、上着は離さずに。小物だけタミヤトートに入れて(そう、あのタミヤ模型のバッグです……かっこいいだろう)、さあ夕食だ。あ、ホテルについては割愛。普通のビジネスホテルですよ。しいていえば、机が狭かった。

 

で。

すすきのを抜ける。

 

なんということだ……これがNagaleさん流の洗礼だというのか……。

すすきのとは、歓楽街です。酒とエーロの神が支配している町です。ていうかな。露骨やねん。そりゃ確かに、Nagaleさん、一本入ったら町が変わる、っていいましたよ。しかし、露骨すぎますわな。

まずもって、水子供養の神社が歓楽街入る前にあるって時点でヘヴィ級でしたが(理由はあえて語るまい)、そこから入っていって、「職業安定所(意味深)」「職業安定所(夜の)」「職業安定所(下半身の)」とすぐに三軒おんなじよーなシモい店があるって……あ、ほんとに「職業安定所」って書いてありました。

ていうか、恐らく飯と酒とシモ以外なんかあるのかって勢いがすごいね! 行き交う無軌道若者と、赤ら顔オサーンと、プロ女性と思しきひとたちばっかですね!

 

そういったあれこれを、完全スルーして、会食の場所へ。いや、たんにすすきのは、Nagaleさんがガッツある洗礼をかましただけのようです。ネタ。あ、ちなみに、この全日程かけて、どっこもそういうシモいとこは行きませんでしたね。残響は完全二次元対応というのと(そういう二次元的意味ではすすきのはつまらない町であります)、残響のことをよく知るひとには、残響のチ●コが完全沈黙していることをよーくご存知だっつうことがありまして。射精は病気と投薬でできねえわ、先日マジでチ●コから出血したわ……(泌尿器科いったよ)。

 

だんだんネオンに疲れてきたところで、すすきのを抜け、ビルの奥まったところへ案内。え……ちょっと、これってお高いとこなんですか?

まあそこのところをちょっと茶化して聞きましたが、スルーされ。で、案内されたのが、鍋屋さんで。

f:id:modern-clothes:20150705225232j:plain

そこで振舞われたのが、豚しゃぶ!

いやあ、堪能しました。というのも、残響は生肉、生魚が食えないので、「だいたい北海道で生系を封じられると困る(笑)」というNagaleさんを大変困らせてしまったのです……すまぬ……すまぬ……。

しかしまあ、この豚しゃぶは旨かった……。そして北海道ならではの「大地!」な感じの野菜もふんだんに使った料理。豚ステーキ。そして〆は、鍋のスープでの麺。いやあ、大変に堪能しました。……写真とっておけばよかった……。

というわけで、今日ままだ飯テロしませんよーw この時点でもう3000文字あるっちゅうねん!(笑)

 

積もる話しも積もって積もって、流石に半年ぶりとはいえ、語る話題に尽きることはなく。お互いの仕事の話とか、共通の友人の話とか、さまざまなことを語り合いました……まるで残響もいっぱしの大人のようではありませんか……。あ、ちなみに、残響は酒を飲まないので、飲みませんでした。おいお前……北海道で酒も魚介類も駄目とか……。……考えたら結構扱いづらい客やねわたし。さらにシモもだめとか。

しかし帰り(またすすきのを通過)する時、自分も語りましたが、

残「さすがにチ●コから血が出るような人は、この町に居る意味がないですね

N「……(乾いた笑い)」

 

今日はここまで(旅行日程的にも、ブログ文量的にも)。もちろん、帰ったら即座に寝ました。ぐーすか。さすがに朝6時からずーっと動いていたのは疲れた……。

 

(次回へつづく!)