残響の足りない部屋

模型と音楽についての日記ブログです。楽しい随筆文章を書くのを継続していきたいです。

日記4月 春雨の日、蒐集(コレクション)の日々

こないだ行ったハードオフで村下孝蔵「初恋」のシングル盤レコードを見かけて、さんざっぱら迷って買わなかったのは私、そう私……。未だに悔いている、そう実らなかった初恋のように……。

抒情的ですねぇ(そうか?)。そんなわけで日記ブログなので日記を書きます。


www.youtube.com

 

といっても、書くことはそんなにないです。まだ作品が出来上がっていませんので。

最近買ったCDは、坂本慎太郎「ヤッホー」と、ジュリアン・ラージの新譜「scenes from above」です。そろそろM3春に向けてサークルチェックをしたいところです。

www.youtube.com

最近買った本は、

梅原うめ「はっぴー・どーる・でいず」2巻(ああ、終わってしまった……)
奈倉友里「背表紙の学校」
斎藤孝/pha「あらゆる悩みは東洋思想で解決するかも」
pha「書きたいことがない人のための日記入門」
pha「曖昧日記3 40歳からのひとり暮らし 2019年5月~2020年2月」
ヤマノエイ「さむわんへるつ」2巻
lack「「描く」を仕事にする --プロイラストレーターとして生きてわかった哲学&ハック」
羽柴実里/zinbei「酒と鬼は二合まで」1巻
柴崎春道「猫と暮らす、描く --見て、感じて、描く水彩レッスン」
なぎまゆ「「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら二度と散らからない部屋になりました」1~3巻
明石アカ「ギャルと本屋」1巻
zun「東方外來韋編 Strange Creators of Outer World. 2026」

結城浩「AIと生きる 対話から始まる成長の物語」
NHKラジオ「まいにちロシア語」2026年4月号
古賀及子「私は私に私が日記をつけていることを秘密にしている」
今尾恵介「地図帳の深読み」
荻原ダイスケ「恋と呼ぶにはささやかですが」1巻
パリッコ「缶チューハイとベビーカー」
ヤマザキOKコンピュータ「お金信仰さようなら」
山本冴里「世界中で言葉のかけらを --日本語教師の旅と記憶」

それからいつものようにモデルグラフィックスとアーマーモデリングの今月号、「楽園 le paradis」最終号とハルタの最新号(132号)。

本はあんまり買ってないな、と思っていたら、なんだかんだ買っていました。

 

コレクション:シール、切手、クリアファイル

最近、シールを蒐集するのが趣味になりました。とにかくシールとあらば集めてスクラップブックに貼る。貼る。貼る。

最初は「元祖SDガンダムスナックII」から始まったシール蒐集でした。当時世代の私、完全にノスタルジーで買いました。このシール、捨てるわけにはいかない。

そのうち、手元でなんとなく保管していたシールを、そのままにしておくのもなんなのでスクラップブックに貼りました。そしたらだんだん楽しくなってきて、ナユタン星人のシールを貼ったり、ダイソー100均ショップで「都市伝説解体センター」のシールを買い集めてスクラップしたり(それにしてもドット絵一枚絵を全面に押し出したビジュアルの作品が食玩にまでなるなんて、凄いことだと思いませんか?)。

挙句の果てにはヤマザキ春のパン祭りのピンク丸シールまでスクラップする始末。台紙に張って送りなさいよ……白い皿をゲットしなさいよ……。

 

その流れで同じスクラップブックに郵便切手を貼ったりしています。とはいっても「切手蒐集家」の高みまで行こうとは思ってはいません。なんとなく切手がかわいいので集めているだけです。

去年、岡山の古本屋「ながいひる」さんで、香山哲氏がバザー&トークをされたことがあり、私はシマーネ農業王国から行きました。香山氏の個人製作物(ドグマ出版発行物や個人製作のアナログゲームとか)を購入させて頂くなかで、香山氏が出品されていた「ヨーロッパの昔の切手」になんだか惹かれ、これも購入しました。この昔の海外切手、何度見ても良いです。もちろんこれもスクラップブックに貼って眺めております。

 

また、クリアファイル蒐集も行っています。前々から、アニメイラストの描かれたクリアファイルに私は親しみを覚えておりまして。なんかの拍子でファイルが付録でついてくると、私はその度に喜んだものでした。

コレクションをしているというよりは、クリアファイルが自分の手元にあるっていうのが嬉しい気持ちの方が強く、実際にファイルとして紙を入れるなどバンバン使っちゃってます。気を付けるのは、仕事の時は無地のファイルに入れ替えればそれでよいだろう……ってくらい。そりゃそうですね。

ところで、先日行ったリサイクルショップ(君はリサイクルショップ好きねぇ)で、ほとんど誰も見向きもしないところに、大量にクリアファイルがありました。ヤッホー。「ガールズ&パンツァー」のクリアファイルが大量に投げ売りされていたので、片っ端から買いまくりました。それだけ買っても安いもんです。なんとそのリサイクルショップには2回も行ってガルパンファイルを買ってきましたよ。

 

あと、残響さんは変なものを蒐集しています。割り箸の紙袋です。これはまだ保管方法を決めていないのですが、たぶん解体してスクラップブックに貼るのでしょう。外食時や弁当の時、よほど汚れていない限り私は箸袋を捨てずに持ち帰り、一か所に保管しています。なんでこんなことをしているのか自分でもよくわからないのですが、なんとなく「保管したい……」と素直な心でコレクションしています。

また、レトルトカレーの外箱も捨てずにとっています。これは半分くらいは仕事の資料でもあります。私は食品業界の末端で働いていまして、こういうのが資料になる、と思って日々捨てずに取っておくのです。……でも残り半分はやっぱりコレクション趣味ですね。

今のところは、部屋がこれらコレクションで無茶苦茶にはなっていないのですが(それより本と書類と模型パーツでひどいことに)、それでも「断捨離」とは全く逆の方向です。このままではいずれどうしようもなくなることは目に見えているので、少しは部屋の整理整頓を今のうちにしておきましょうね……。

……とはいいつつも、コレクションとはいうものの「コンプリート欲」はかなり薄い方だと自認しております。まだオークションには手を出していないですし(「まだ」?)、基本的に「偶然自分の手元にやってきた物」を大事にしよう、という感じです。自分からそこまで「拡げよう」という気持ちはあんまりない。、それやりだしたら大変なことになって、収集つかなくなります(文字通り)。強迫神経的にルールを定めてやる、っていうのもイヤですし……。

というか、意外と私にもコレクション欲っていうのがあったんだなァ、というのがちょっとした驚きでした。そんな日記でした。

 

フィジカル視聴(CD、カセット等)について

modernclothes24music.hatenablog.com

他蒐集:カードについて

modernclothes24music.hatenablog.com

2026年4月 最近のこと&作品予定

昨日はエイプリルフールでしたね。みなさん楽しい嘘はつけたでしょうか。私としてはここ数年、いろんな作家・メーカのエイプリルフールネタに付いていけていない現状です。オタクとしての「鮮烈な日々を生きる」最前線でないことを、ちょっと心に思ったりしますが。まあ、私は私です。

しばらくこの日記ブログも更新をしていませんでした。昨年末あたりから結構書けていたのですが。年を明けてからここしばらくちょっと忙しかったですね。それにまだ作品が完成していないので、今は「仕込み」の時期だと思っております。

耐え忍ぶ、ってわけじゃなく、作っている今この瞬間を楽しみたいと思っております。

発表の予定としては、

・ゆかい語学まんが「外国語であそぼ」第3回

昨年発刊の同人誌「はじめてのレッズ・エララ」に収録した「外国語であそぼ」の続編を描いています。6~7pくらい。テーマは「生成AIと翻訳」です。

現在、アナログ作画ペン入れ真っ最中です。ネームはすでに完成していますので、あとは絵を描くだけです。そこからが長いんですが……(苦笑)

redselrla.com

 

・人形(ドール)作成中

オリジナルの人形を作っています。現在、工作机がケイオスなので写真がなくて申し訳ないです。紙を切ったり、粘土を詰めたり、布(端切れ)を使ったり、ドールハウスやジオラマを試行錯誤したり……楽しいです。ある程度形になったら、このあたりは制作日誌としてまとめたいです。

自分の意識としては「子供の頃の自分にむかって、オリジナルのSD人形を作っている」というのがあります。子供の頃、SDガンダムを使ってブンドド遊びばかりしていました。「オリジナルをやりたい」と思いながらも、自分には出来ない、といつしか可能性を封殺してしまっていました。なんででしょうね。誰かのせいでしょうか……思い当たる節はないわけでもないが……いや、やっぱり誰のせいでもないな。

ともかく、今は模型的に「可能性」が一番ある時代です。美少女プラモにせよ、ドールにせよ、ジオラマにせよ、ブロックにせよ……。シルバニアファミリー、3Dプリンタ、カスタムパーツ、人形服、模型雑誌、ドール雑誌……。良い時代です。

意欲があれば、私は「私のSD」を作れるんだ、と。それが何になるかはどうでもよく、とにかく「私のSD」を作れる。それで良いではないですか。昨今のアメリカ対イランのホルムズ海峡封鎖にまつわる原油関連の世界混迷はございますが……(頭をかかえる

 

・ライヴ「2010年問題」、8TR戦線行進曲の新作

最近、音楽関連で個人的に嬉しいことが続いて起こっております。バンド「僕を殺す世界へ」×「nehan」共同企画ライヴイベント「2010年問題」が7月に開催されることになりました。

土曜日と人鳥とコーヒーは何度もこのブログでご紹介させて頂いておりますし、nehanは、かつてこのブログで紹介した村岡龍之介氏とparadoogs氏によるノイズ/アンビエント・ユニット。僕を殺す世界へは、10数年前の活動休止ライヴをこの目で見ました。

日記 6月8日土曜近況 - 残響の足りない部屋 (どよぺん神戸ライヴ前に)

キーボーディスト村岡龍之介の宇宙(音源レビュー) - 残響の足りない部屋

4/20 大阪心斎橋FANJライヴレポート - 残響の足りない部屋 (深海600mと僕を殺す世界へが出演された2014年のライヴ)

深海600m「1st ep」 - 残響の足りない部屋 (村岡さんが以前参加されていたバンド)

六階とトーベ・ヤンソン - 残響の足りない部屋 (paradoogsさんが以前参加されていたバンド)

この共同企画ライヴの発表が私は本当に嬉しい。皆さんが「音楽のある人生」を大事なものとし、今また音を鳴らそうとしているお姿が美しい。心から応援しております。

www.youtube.com

 

それからまだ告知出来ないですが、他にも嬉しいことがありました。
そして少しずつ聞こえてくる、音系・メディアミックス同人即売会「M3-2026春」の各サークルさんの情報。

皆さんの活動からは、私も音楽的に、創作的にとても勇気をもらっています。

 

さて、しばらく新作を作れていない私の同人音楽サークル「8TR戦線行進曲」ですが、実は昨年2025年で活動10周年でした※。今年は2026年。1stアルバム「愉悦の魔術経済原理」を発表してから10年です。

 

※サークル・8TR戦線行進曲は2025年秋のM3で、Crimdollさんのスペースに間借りさせて頂いて処女作EPを発表したのが活動の最初。

 

そんなわけなので、秋のM3に向かって、現在作品を作っております。新曲もありますが、当サークルはプログレ/ジャズロックの音楽ジャンルなので、ジャズメンらしく既存曲のリアレンジ&リレコーディングを鬼のようにやりまくって、活動10周年記念盤「血塗られた世界精神 Weltgeist RedsElrla」を発表出来たらいいなぁ、と考えています。

今のところ収録曲としては、

・レッズ・エララのテーマ(いつもの)

・決戦兵器「ゾンビードラゴン」Ⅳ型

・KillingField Velvet~Euiltot WitchMagic Live風mix

・回転人形

・毒殺の歌

・アルカホリックの陽炎 ~Drunkn' DragonFly

・困ったような笑みで

・天使の最高速度(新曲)

・陰陽少女

・堕ちた人外の英雄譚

・Betrayer on RedsElrla

…といったところを考えています。……こうして並べてみると結構攻撃的な曲調だな。

もちろんカセットテープ化もやりますよ。

soundcloud.com

 

そんなわけで、現在は「仕込み」な時期の残響でした。それではまた~。
ブログ記事の更新予定についてはまた記事を改めて書こうと思います。

ウマのように駆け抜けろ!推し呉服店2026年 春の大きもの市ご紹介(かってに宣伝)

(2026/02/13金曜 展示写真を追記更新)

こんにちは!シマーネ農業王国は大雪です。もうだめだ。

さてさて、そんな山陰地方はともかく!山陽は岡山の井原商店街にお店を構える、我が推し呉服店さんこと「笹井呉服店」さん。

2/14()~2/16(月)まで、「2026 春の大きもの市」を開催されます。

そんなわけで今回も推し活記事(宣伝)です。よろしくお願いします。

店舗外観

www.sasaigofukuten.jp

笹井呉服店さん Instagram ↓

https://www.instagram.com/sasaigofukuten/

 

この推し記事=ブログカテゴリ「笹井呉服店 趣味のきものと帯」ですが、いつの間にかこの記事で12記事になっていたという事実。皆様からはてなスターやついったーでのfavを頂き、誠にありがたいです。今回もお見知りおきを何卒お願いします。

modernclothes24music.hatenablog.com

 

今回の春のきもの市はこのように開催されます。

www.sasaigofukuten.jp

2026 春のきもの市

今年は「午のように新春を駆け抜ける ウマ年3点ご購入セール」!ということで、1点だけでも5%オフですが、「3点ご購入の方は10%オフ!」という大盤振る舞いです。

この心意気、応えたいではありませんか。まぁ私は大雪で鉄道もバス路線も封殺されているので現地に行くことは到底無理ですが……(情けない)。

一部商品は除くとのことですが、しかし店頭に並んだ様々な和装・小物の数々を、お値打ち価格で。和装の実店舗で買う「体験」の楽しさをぜひ味わって頂きたいところです。

 

また、笹井呉服店さんは以下の応援券(商品券)企画とも連動しております。

 

第4弾元気いばら🌸暮らし応援券の発行について - 井原市役所

 

これは、井原市が各家庭に配っている「第4弾元気いばら🌸暮らし応援券」1冊(13枚)を使うことで、3月はじめから二か月の間、お仕立てをしてくれるということです。井原市の方以外は対象ではないのですが。まぁちょっと話を聞いてください。

なかなか、地方の経済を回すというか流動性を高めていくということ。難しいですよ。こういう商品券があっても、スーパーとかで食料品や生活必需品を買って終わり、っていう風になりがちですもの。私のとこだってそうでした……あ、いや、私は数年前のこの手の企画の時は、中古レコードにブッ込みましたが(苦笑)

そんな中でもこうして、商品券の発行に合わせて特設イベントを組む、っていう企画力、営業努力は、笹井さんとこが推し店だからっていうのもありますが、それでも私、感じ入るところがあります。こういう企画の立ち上げに関して、結構、腰、重くなってしまいますからねぇ(実体験)。この「やっていきたい」という笹井呉服店さんの努力も、また心意気かと思います。

 

その他、インスタからの引用になりますが、

【特別ご奉仕品】
・付下(お誂えお仕立付) 68,000円(税込)
袋帯(お仕立付) 38,500円(税込)
・草履 6,800円(税込)

【新作振袖発表会】
特選振袖フルセット(お仕立付) 242,000円(税込)~

【レンタル振袖ご予約会】
レンタル振袖フルセット 33,000円(税込)~
(成人式まで何度でもご着用頂けます)

 

www.instagram.com

笹井呉服店さんInstagram 春のきもの市更新より 

とのことです。
この新春を駆け抜けろ……ウマのように……!! ただし和装は雪の日は除く……!(当たり前)

そんなわけで今回も推し呉服店のイベントご紹介記事でした。岡山県近隣の方で、和装文化にご興味のある方々は、ぜひ笹井呉服店さんにお越しください。残響でした。

 

●2026春のきもの市 開催直前更新

ここからは追記です。

明日2/14(土)の、春のきもの市開催直前ですが、先ほど笹井呉服店さんの店内特設会場設営が完了されました。(リンク先はInstagram

ここで、店内特設会場の様子をご覧ください。(写真提供&掲載許可は笹井呉服店さんから頂いております)

この美をご覧いただきたい

無地、小紋

小物も充実…!

和装、服飾はたのしい趣味であり、身にまとう「芸術」に他ならないことをぜひとも店舗会場でご堪能ください。

笹井呉服店 2026春のきもの市、明日から月曜日まで開催中です。

 

※この記事は推し記事なので、ブログ拡散やついったーでのRT、favなどを歓迎します。よろしくお願い致します。

 

インターネットのお気に入り記録 2026年1月

インターネットを本気でやりたい、という気持ちが日増しに高まっている。適当や惰性では駄目なんだ。少なくとも私個人は。インターネットを楽しく読みたい。

そこで何をするのが大事か、と考えるに、いつものようにまだ見ぬ良きwebサイトを好奇心に従って探すのはもちろん大事。
ただそれと同時に、「私はこういうサイトを楽しく読んでいる」ということを記録していくのも大事だろう、と改めて思うわけです。

「記録」に関しては、私は気に入ったwebサイトやweb記事のURLを、主にgoogle Keepに保存しています。ブラウザのブックマーク(お気に入り)も使うけれど、Keepに保存するサイト・記事は、インターネット生活の中で、より「大事にしたい」という気持ちがあるものです。ささやかに親密なる念をこめて、chromeブラウザ拡張からKeepにサイト・記事を保存。Keepはカード式の閲覧にすると、サムネイルを自動的に作ってくれるので、その後の管理にも役立ちますし、何より「ふと旅先で得たカード」みたいなお土産感もあってよろしいです。

そんなわけで、私が気に入っているwebサイト、ブログ、ブログ記事を、「楽しく読んでいます」という表明のために、ここに記録します。記録し、こうして記事(文章)にし、もっと大事にこれらのwebサイトを読みたいのです。この記事は今後も続けていきたいです。

 

「生存記録」

hayasinonakanozou.hatenablog.com

2025年の秋あたりから、私はこのブログを熱心に読むようになりました。筆者elein氏がミドル・エイジ(中年)を折り返し、生活を送る文章が綴られている。すごく静かにしみじみとした、「味」がある文章で、丁寧な筆致。時に諦念を感じさせながらも、またそれが独自の味わいで……というのは私のような安穏な読者側の勝手な感想だけれども。読書や映画や旅行などの感想&紀行文が主なコンテンツで、「文芸や芸術に真摯に向き合いたい」というelein氏の気持ちに触れると、なんだかひそかに嬉しくなってくる。

中年以降の随筆(エッセイ)の妙味。氏の文章の中でも「中年問題(ミッドライフ・クライシス)」は何度も言及されている。それでも日々は続いていくし、インターネットとも良い距離を保っていたい。だから氏はSNSから降りようとされるし、日々のいちいちを愛おしもうとされている。そういう文章を読むのは私にとって嬉しいことであります。

 

結城浩プログラマの心の健康」

www.hyuki.com

何度だって読み返す。私にとってひとつの道しるべのような読み物。1997年に書かれたテキストです。筆者・結城氏はこの頃はまだ「数学ガール」シリーズを上梓されていなくて、プログラマでありプログラミング技術書を書かれていた時期です。なるほど、ほぼ30年前。しかしここに書かれていることの価値は、令和のいま減じているどころか、ますます重要さを増していると思います。

「わ・ざ・と、ゆ・っ・く・り・、や・っ・て・み・よ・う」の精神、というか営為。あえてペンで文字を書いてみる。急がずに、慌てずに、焦らずに。それがこのコスパだのタイパだのの令和時代、どれだけ難しいか。周囲のスピードを意識してしまう。意識して、どうなるものでもないだろうに……。

私が今回こうして自分のお気に入りサイト&記事を書いているのも、「自分なりのインターネットの速度」を設定し、保っていたいという気持ちからだ。ネットサーフィンと言うけれど、ひとつひとつのオンライン活動をもっとゆっくり、大事に行っていたい。バズった記事を即座に見て、速読して、ああ、反応なんかしてしまったりして。そうじゃないんだ。そうじゃないんだよ。

 

島根県道路カメラ情報&ライブカメラweb配信

https://www.roadi.pref.shimane.jp/

私は長年シマーネ農業王国に住んでいますが、こういう情緒もへったくれもない定点観測カメラ情報や、ライブカメラの配信をたまにじーーっと見ていることがあります。Lo-Fi HiphopやVaporwaveを好むようになってから、あるいはpanpanya先生の影響で、こういうのをぼーっと見るのが好きになってしまいました。

www.panpanya.com

道路の定点観測も悪くないけど、個人的には河川や湖のがとくに好きですね。風が静かに鳴っているのが聞こえていたりするとなお良いです。人を見たいわけではなくて、ただ時間が流れているのを見たいというか……。

今、私はひらたCATVの「宍道湖・船川河口」を見ながらこの文章を書いています。今現在はまだシマーネ農業王国のwebカメラだけしか見れてませんが、これからいろんな日本の各地のwebカメラを見ていきたいと思っています。その数が膨大なのは言うまでもなく。

見て、何になるってものでもないですが、なんか癒されるんです。それに、映る風景がちょっと寂しげっていうのも良い。情景は情景としてここに在る、みたいな感じ。それは野外スケッチとかすれば、もっと「広く・深く」情景の味わいを感じられると思います。やばいくらい外で絵を描きたくなりますね……! とはいうものの、このwebカメラも、これはこれで良いです。

 

水産研究・教育機構 キッズページ

https://www.fra.go.jp/forkids/index.html

 

とくに私は「楽しむ」コーナーのペーパークラフト配布ページが好きです。

このページはFRA 水産研究・教育機構が運営しているサイトの中の子供向けページで、「海とさかなや水産業のことをいっしょに楽しく学びましょう!」とTOPに書いてあるように、海洋・漁業について充実した内容が収められています。ペーパークラフトも力が入りまくっていて、魚介類だけではなく船舶までレパートリーに含まれています。

 

参考記事

2019年9月の

最近じっくり読んだ好ましいブログ記事という物語(9月中旬) - 残響の足りない部屋

2018年5月の

身体も心もダウンしていた二週間、癒しとなったHP/ブログ記事 - 残響の足りない部屋

 

路上観察入門の日々(コロナ禍において) - 残響の足りない部屋

 

panpanya先生の世界が30代の自分の世界をごそっと変えていっちまった件について - 残響の足りない部屋

www.panpanya.com

note.com

今回のこのお気に入りwebサイト記録、ほとんど「まちを彷徨い記録する」楽しみと同義のような気がしてきた。

 

2025年に良く聞いていた音楽

あけましておめでとうございます。

今年のシマーネ農業王国(管理人残響の住んでいる所)は、のっけから地震がありました。何か被害があったわけではありませんが、嫌な揺れでした……。

そして今年の抱負は「健康第一(創作第二)」と年末あたりから定めていたのですが、年を明けたら疲れていたのか、早速風邪気味になったり、心身不調になったりと、のっけから抱負をブッちぎっております。早すぎない? 

そんなわけで今年は無理をせず、本当に健康第一でやっていきたいと思います。熱に浮かされてバーストし、すぐダウンするような生き方をしばらく遠ざけたいと考えています。40歳、中年にして、ようやく普通の考えが出来るようになったのでしょうか(実際に「行動」出来るとは言ってない)。

さてさて、当日記ブログ「残響の足りない部屋」では、毎年の年明けに「去年良く聞いていた音楽」を列記して、ブログ書き始めとしています。今年も行いますし、選考基準も例年と同じく

「発売年度を考慮せず、【自分が去年良く聞いていた】という縛り」

で書いています。

ですが、記事の文体というか、文章の流れを前回までの「音源紹介&それに対する短文感想」というのから、少し変えていきたいと思います。

ここ最近の私は「随筆(エッセイ)」を書くという意識でいまして。もう分析批評はしばらくいいや、という気持ちです。実のある言葉を紡いでいきたい。実際に出来るかどうかはともかくとして……(健康と同じですね)。

modernclothes24music.hatenablog.com

総評(というか):チル系・メロウ感への接近

そんなわけで去年2025年に良く聞いた音楽なのですが、総じて「チル系・メロウ感」さに寄った一年だったと思います。私がこのブログでよく出している「チル系・メロウ感」のある音楽、ますますこの一年でハマった感があります。

この「チル・メロウ」の反対は、私は「性急ビート感」と捉えています。ロックにしろテクノにしろゲーム音楽にしろ、激しさを性急なビートに乗せるタイプの音楽。それを「ビート感」ある音楽、と私は思っていて、ようは「アガる感じでノレる音楽」ということです。当たり前のことを書いていますが、今の私にとってこのふたつの区分は結構重要なのです。そして、2025年の私のモードでありムードは「チル系・メロウ感」だった、と。

歳をとったのでしょうか。そりゃあまぁ間違いない。40歳です。同時に、疲れていることも確かです。本当にこの一年ちょっとは疲れた……。新しい生活というか、仕事の代表になって、いろんなことがありました。幸い、こうやってなんとか年を越せて、これからも頑張っていきましょう……ということになっていますが、疲れるは疲れます。

そんな私を慰撫してくれたのでしょう。本当にそうなんでしょう。ここに挙げた音楽には、私は本当に助かりました。一日仕事を終えて、これらのチルやメロウの音に浸っていると、凄く落ち着く。ちょっと居酒屋・スナック的だな、と思うところもあるけど、私もそういうのが分かるようなお年頃になってきたのでしょうか。

でも、これチルやメロウへの興味接近は、前のLo-Fi HiphopやVaporWaveからの流れなんですよ。私の中ではそのような位置づけです。音世界に「浸る」聞き方。

それまで私はビート感の音楽に対し、シリアスに対峙することで楽曲の「意味」をきちんと捉えて解釈しよう、という聞き方をしていました。それは凄く大事な聞き方だったと思います。でも、今の私にはちょっと「重すぎる」聞き方でした。この「シリアス・意味解釈」聞き方オンリーでは、しんどすぎる。

チルやメロウ感のある音楽を聴く時、私はシリアスに構えてもいないですし、音楽世界や人生の「意味」を一つに固定してもいません。ぼんやり音に浸って、ぼんやり今までのことを思って、少し楽になる。温泉みたいですね。うん、それはとても私にとって良いんです。

堕落。そうかもしれません。でも、私はこの堕落した音の聞き方に、「飽きて」はいないんです。むしろ、今までこんなにチル・メロウの世界を見過ごして(聞き逃して)いたのか!という、きょとんとした驚きの方が大きい。だって、性急ビート感ある音楽だけが世の音楽のすべてじゃないんですからねぇ。

 

Khruangbin:世界中の音楽(レコード)をあつめて


www.youtube.com

そんなわけでクルアンビンですが、まぁこの秋からこのかた、このバンドを良く聞いています。ロックの音というよりは、R&B、ソウル、ファンクで、ギター、ベース、ドラムのシンプルなスリーピースの音作りなんでしょう。ただし、アジアや中近東やアフリカのスパイスが凄い効いている。しかも「ワーッ、スパイシー~っ、辛い~っ!」って感じじゃなくて、「メロウなビートの中に織り込まれたワールド音楽のスパイスが、総合的に絶妙にマッチしていて気持ち良い……」という聞き心地の良さなんです。そう書けばスパイスを用いた高級菓子のような感じすらしていますが、まぁ間違ってはいないな。

ふと、クルアンビンって、ロック文脈……それも上記「性急ビート感」の視点からしたら、どうなのでしょう。ひょっとしたら「スパイスはわかるけど、ちょっと退屈」みたいに聞こえてしまうかもしれない。私も、チル・メロウに今ハマっているから「クルアンビン凄い良い……音源もライヴも良い……」ってなってるけど、以前の、まだ「性急ビート感」のリスナーだった頃の記憶を思い出すと、ちょっとクルアンビンにピンと来てなかった。確か数年前かなぁ。クルアンビンの名が聞こえ始めてきた時だから。

まぁそれはともかく、今の私の日常にクルアンビンが居てくれることはとても良いです。なんというか、今まで私は雑食的にレコードを漁り、買い集めてきました。そういう自分のリスナーとしての態度を、このバンドは凄く肯定してくれているような気がするんです。このバンドは世界中のレコードを買い集め、音を収集しまくって、自分たちの音を作り上げるバンドです。ジャンルレスというよりも、ジャンルを自覚的に越境し、混ぜ混ぜしている。そういう世界へのまなざし、態度っていうのが凄い好きですね。私もそうありたいと思うから。

guitarmagazine.jp

↑ クルアンビンのギター、マーク・スピアーが「ギター・マガジン」に連載していた世界各地の音盤コラム。チョイスが凄い変で個性的で最高過ぎます。

 

toe:浮遊するポストロック

www.youtube.com

www.youtube.com

チル、メロウ系ということでさらに話を進めていきますが、私の場合そこにさらに大事にしたい要素として「浮遊感」っていうのがございまして。ビートが疾走するにせよしないにせよ、音像が「地べたにずっと居る」よりも、なんかどっかふわふわ浮遊していてほしいという気持ちがあります。そういう浮遊感を私は音楽でことのほか大事にしていまして……。

そこでtoeなんですけど、今、10年以上前のいわゆる「ポストロック」というムーヴメントを思い返すに、toeみたいな「浮遊感」の音のバンドってことにフォーカス絞ると、それは今思うとtoe以外ほとんど居なかったんじゃないか……って思ったのです。

もちろん彼らはポストロックとかマスロックとかの潮流を作ったバンドですし、toeのような繊細なアンサンブルを追及したバンドも多くいます。ただ、toe的な「浮遊感」、この点だけは他のバンドが再現出来なかったというか、再現しようにも出来ないバンドマジックというか……。もちろんギター・美濃氏がレコーディングエンジニアだから、って話もあるんですけど、それだけじゃなないはずです。toeは「コンピュータで作った音源をステージで再現する」バンドではなく、バンドとしてステージで合わせグルーヴを発生させる「バンド表現ありき」の音楽なのがtoeなんですから。この、妙に空中に浮いているかのような、虚空に漂っているような。

去年はチル、メロウにハマるにつれ、以前より愛好していたtoeですが、もっともっとtoeの音が私にとって大事になってきました。国技館でのライヴも配信で見ましたが、いや、良かったですね……。

www.toe.st

www.1101.com

haruka nakamura、おいし水(月刊湿地帯):鍵盤音楽の日常性


www.youtube.com

 


www.youtube.com

 

さて、「静音系」というジャンルがあるのかどうかわからないけれども、確かにそういう「静かな」音の音楽というのはあります。

去年、ふとした時のBGMとしてharuka nakamura氏のミュート・ピアノのソロ作品「スティル・ライフ(1、2)」や、サークル・月刊湿地帯のおいし水氏によるピアノ&エレピ曲をよくかけました。

toudai.harukanakamura.com

oississui.com

BGMとして……しかしこの二者の音楽は、活動しているシーンこそ異なるものの、「静音系」ということでは共通するような、沈み込むような内省感がある。その中でも、haruka nakamura氏は日常の中の光の静けさに心打たれるようで、おいし水氏は日常の中の奇妙さや孤独さ、そのそばにある静けさが音に沁み込んでいる、という音像や静けさの違いはある。

あるいは、音楽を通して少しでも日常性を手元に手繰り寄せたいというか、日常を肯定してみたいというこころみというか……。それも、独りで。この二者の音楽はどうしようもなく孤独が滲んでいる。

そういう、騒がしくなくて内省的で、ピアノ単音なだけに余白たっぷりで……。それだけにそのノイズ交じりのピアノの音を聞いていると、私の心の中で何かが「立ち上がってくる」。この感覚が好きだ。それは私が以前からLo-Fi Hiphopを夜中聞き続けているときと同じ感覚だ。

こうして私は何を思っているのだろう。物語か、風景か。人とのふれあいへの希求なのか。あるいは、かすれた記憶を今更思い出しているのか。断片的な夢想が彼方に過ぎていく。それは、悪い心地じゃない。

 

kaza:平成ノスタルジア


www.youtube.com

ノスタルジー。これは私解釈のチルやメロウ、Lo-Fi的な世界観にとって、欠くべからざるファクタであります。しかし、その対象範囲が「平成」にまで及ぶようになるとわねw

この曲ですが、MVも相まってそんな「平成ノスタルジア」の甘い感じがします。ちょいと昔の平成に近過去トリップ。一応昭和生まれ(昭和60年=1985年)の私としては、平成というのが懐古の対象になるというのに「ええっ」と思っちゃったりするわけですが、しかしそうであっても、こういう射程で捉えないと「あの時期のあの風景」は言い表せないんですよ。それが「過去になった」ってことなんでしょうね。

しかし甘い……何か心がくすぐられます。ノイズ交じりに。この曲には諦念があります。晩夏の寂しさのもと、表情に泣き笑いを浮かべながら。私はそういうのが好きです。

ノスタルジーとエモーションのかけら〈萌芽)は、どこか特別な場所にだけあるのではなく、本当どこにでも存在している、ということです。あるいは、ジャンクの中にも、平凡な生活の中にも、私たちはノスタルジーとエモーションを見出してしまう度し難さを持ち合わせています。特筆すべきものがないコンクリート空間でも、電脳時代が普及しきって夢も遠くなった平成時代であっても。小さなところにノスタルジーの甘さはある。それはただ忘れられてるだけなんだ。

見る目と、「覚えていよう」という自分自身との約束さえあれば……。

 

ヒトリエ(wowaka/シノダ)


www.youtube.com

 

今回取り上げる音楽家/バンドの並びで、唯一「性急ビート」感が相当あるというか、オルタナティブロックミュージック。

去年からようやく愛好するようになりましたヒトリエ。私はwowaka氏という才能を、リアルタイムで知っていたものの、愛好するようになったのが2025年です。それまではピンときていなかった。ほとんど「わからなかった」ってぐらいピンときてなかった。私のアンテナなんてそんなものです。

メロディのシグネチャー。楽曲に張り詰めた緊張感。バンド全体の技量。そしてキャッチーさが迸っています。ヒトリエ、あの4人はなんというバンドだったのだろうかと。

wowaka氏という張り詰めたテンションの詩人は何かを性急に追っていました。追いかけるには自分も速くならなくちゃいけないと、どんどん速くなって。アルバム「HOWLS」で、様々な音楽エレメントを融合させ、新しい風景をつかんで、さぁこの先この可能性が花開いていく……!そうした矢先にwowake氏は逝去しました。


www.youtube.com

残されたヒトリエの3人は、wowaka氏と同じものを追い続けようとはしませんでした。同じものを追っては、wowake氏が憎んだ模倣者(ドッペル)になる。wowaka氏になろうとせずに、wowaka氏以上のスピードで走るまま、独自のスリーピースバンドになろうとします。そして実際に成ったわけです。

wowaka氏から受けた影響を自分自身そのものとし、体に刻み、技(スキル)とし、そして三人はシノダ氏(ギター、ボーカル)を中心として三人それぞれが曲を書く。それをバンドサウンドで鳴らす。

シノダ氏はwowaka氏の模倣として歌わないし、詩を書かない。シノダ氏自身の見た詩世界を歌う。でもシノダ氏の見る世界は、wowaka氏のいない世界なのだ。今のヒトリエは、その哀感を痛切に楽曲に封じ込め続けている。彼の別離と不在に囚われることを、自ら選んだとも言えなくもない。その痛ましさが現在のヒトリエの「野郎オルタナ」の耽美としてある。その音を鳴らしているのは、今この世でヒトリエしかいないのだ。その生き方に誰が何を言えるだろう。ライヴで堂々と爆音と耽美を放つ今のスリーピースのヒトリエ。私はこのバンドを見続けていたい。

これは音楽ファンとしての放言にすぎないけれど、このスリーピースのヒトリエは、もしかしたら「HOWLS」以降のように音楽的可能性が花開くことは十分以上にあり過ぎるとも思っている。アルバム「Friend Chord」ラストの曲「ブルースプリングパンク」が私は本当に好きで、この曲の空駆ける響きが今も耳に残っている。シノダ氏、イガラシ氏、ゆーまお氏には、もっともっと自由に音で空を舞っていてほしいと願うから。

 

坂本慎太郎/ゆらゆら帝国:チル、メロウ世界の沼


www.youtube.com


www.youtube.com

何しろめっちゃ楽しみにしているのです。新譜「ヤッホー」を。とにかく去年からゆらゆら帝国を遡る形で、坂本慎太郎氏の音楽にハマりこみました。それも私は「今の」坂本氏の音に興味が凄くあるのです。とぼけたユーモア。乾いたリズムにどろっとしたオバケ世界を載せるかのような独特のあの曲。一度それにハマるともう抜け出せない。私も分かってしまいましたよ坂本ワールドが……!

酷い皮肉や風刺も、いつもクスッと笑ってしまうとぼけたユーモアでお出しされますから、いやもうたまんねぇなとなります。そして音も、現在世界各地で鳴らされている「ヴィンテージ・ソウル」ムーヴメントと共振……というか、そもそもこのムーヴメントが起こる前から坂本氏は氏独自の「この手の音」を演り続けていたのですから凄い話です。

 

ところで私自身の音楽生活ですが、こうしてチルとかメロウとかって言ってて気づきましたが、ロック(性急ビート感)よりもR&Bやソウル、一部のファンクに音楽嗜好が接近していっていますね。Zazen boys向井秀徳の音に対する興味もそうです。これが中年になるってことなのでしょうか? それにしては「今まで見過ごしていた音の発見」という驚きが大きいのはどういうことでしょう。激しいビートでノることの探求は少なくなりました。でもこっち……チル、メロウを一度覚えてしまって、その世界観の圧倒的広さ&深さに!沼の可能性に!私は驚いているのです。

その驚きですが、今の私にとって坂本慎太郎氏や向井秀徳氏は完全にチル・メロウのアイコンなんですね。ここから私はR&B、ソウル、ファンクを掘っていかねばならない……。スライ・ストーンやプリンス……。さらにクルアンビンを聴きながら、世界各国の民族音楽ミックスする形で発展してきたR&Bやファンクも……。

私は何をしていたのだ!? ロックに重きを置きすぎて、R&Bやソウルを聞かなすぎていた! そしてお間抜けなことに、私はジャズのチル&メロウ側面だって聞き逃していた可能性大なのですよ! ジャズも聞き逃していたというのか!! そしてピアノ……室内楽ピアノソナタ!クラシックもかよ! そしてスライから続く宅録ドラムマシン音楽は、いずれテクノに繋がり……静音系テクノ……エレクトロニカ……!! そしてフォーク音楽も聞き逃せないことになってくる……!!

なんということだ、音楽に退屈している? まさか。これほどの沼の、圧倒的な広がりにおののいております。今私は、足を踏み入れたばかりだというのですか。全世界・全ジャンル・全時代の音楽を聴く旅、凄いことになってまいりました。Lo-Fi Hiphopからここまで来るとは……。この先がどうなってくるか、まだちょっと現時点ではわかりません(何しろ、R&Bの古典、基本からしてあんまわかっていない私なのです)。しかし、こりゃあ楽しみなことですね……!

そんなわけで、今年もよろしくお願い致します。