残響の足りない部屋

模型と音楽についての日記ブログです。楽しい随筆文章を書くのを継続していきたいです。

日記:秋冷え、ガルパンの暖かさ

●秋

秋が進んでいきます。だいぶ冷えてまいりました。朝・晩はとみに冷えます。

冷えと運動不足から、肩、腰が固まりがちです。それからPCやスマホ画面を見ることが多いので、自然にドライアイになります。目も固まっているということでしょう。。今は酷い体調ではないですが、この固まり状態を放置していると、やがてとても酷い状態になるでしょう。例えば、ぎっくり腰。

来月は私のリアル仕事が凄く忙しく、イベントが立て続けに入っております。そのイベント当日にぎっくり腰なんてやらかしたもんじゃぁ大変です。抜ける訳にはいかない仕事イベントなので。脳裏に、すきま風のように「責任」という言葉が去来します。そうやって自分を追い込んでも仕方がないのですが。でも「嫌な未来予想図」は回避したい。というわけで、少しでも時間をとって軽い運動やストレッチ。「冷え固まり」をほぐしていきましょう。「攻めの予防」ですよ。

●ガルパン

girls-und-panzer-finale.jp

映画館で、ガールズ&パンツァー最終章第5話を今日見てきました。とても面白かったです。今回も「観てよかった」と思いました。

私がガルパンTV放映やOVA「アンツィオ戦」を見たのは、だいたい2013年~2014年のあたりです。ほぼほぼリアルタイムかな。

この時期、私の人生は結構な転機でした。それまで患っていた持病がだいぶ良くなり、久方ぶりに旅行まで出来るくらいに回復したのです。

それで2014年の春に、長年の悲願であった、学生時代に住んだ町(古都奈良)や故郷(サイタマ)を再訪することがようやく出来たのです。また、音系・メディアミックス同人即売会「M3」に初めて行くことが出来たのも2014年の春です。そんな善き転機な時期に、ガルパンにハマっていました。そしてガンダムビルドファイターズも見て、一気に模型趣味に出戻りしていったのです。AFV(戦車模型)作りましたね~。なんだか、暖かな希望を感じていた時期、転機でした。

そんな思い出というか、その時期の象徴というか…幸せな記憶がガルパンにはあるのです。ほとんど、恩を感じていたりもするのです。


www.youtube.com

ガルパンは本当、半ばギャグに足を突っ込んでいる娯楽戦車作品です。今回もまた「バカやってるわw」「コラッ努ッ(水島監督)、そんなロクでもないこと考えてっ」と楽しかったです。いいじゃないですか少女たちと戦車が、平和で一生懸命で。

なんか私、ガルパンという世界やキャラたちと、フィーリングが合ってるんですね。よくよく上映時間を勘定すれば、かなりの時間キャラのどうでもいいギャグ描写に時間を割いています。それでいい、それがいいのですよ。「日常系」の王道をいっています。魅力的なガルパンキャラたちのオモロい描写はいくつあってもいいですからね。この冒頭映像だけでも、かなりくだらないですよ。時間の量もネタの量も。「こんなことをやっていていいのか?」

もちろんいいんですよ。これがガルパンです。ガルパンはいつだってしょうもないトンチキ娯楽戦車アニメじゃないですか。時にそれがシリアスに振れたり(私は西住まほさんとドゥーチェアンチョビが好きです)、あるいはファンが巨大感情の百合二次創作をしたりするのも、ガルパンの魅力です(私はまほチョビが好きです)。そしてその上でやっぱり、少女たちのトンチキで一生懸命な輝きが王道を歩む。その基本があるから、いつだってガルパンは風通し良く、ゆかいな作品世界なんです。

そんなわけで今回もガルパンを視ました。とにかくガルパンの新作は見ると決めております。ガルパンとも付き合いが長くなりました。10年以上ですよ。東方よりは短いけれども、やはりなんだかんだで長い付き合いです。そんななかでも、ガルパンに対する私の印象は、今も2014年の春のあの暖かな記憶の象徴のままなのですし、今現在もゆかいで、暖かい。やっぱりガルパンはいいぞ、ですね。

 

●過去のガルパン関連記事

・最終章第4話の時の、ドイツ語ネタ

modernclothes24music.hatenablog.com

2016年、短編「愛里寿・ウォー!」を細かく見てみた時

modernclothes24music.hatenablog.com

2016年、みほアリギャグ百合同人誌の感想(旧個人サイト掲載)

www.redselrla.com

2018年、みほエリ18禁百合同人誌の感想(旧個人サイト掲載)

www.redselrla.com

2014年、模型

modernclothes24music.hatenablog.com

modernclothes24music.hatenablog.com

なお、今回グッズは、例によってクリアファイルを買いました。あなたホントにクリアファイル蒐集好きねぇ。

 

スピッツ新譜「kettle」が楽しみな秋

私の大好きなバンド、スピッツが新譜アルバムを出しますね。18枚目のアルバムです。凄いなぁ。

↓アルバム公式特設サイト

https://spitz-web.com/kettle/album/

 


www.youtube.com

好きなバンドの新譜が今回も楽しみ、という心地になっているのはとても良いですね。バンドの活動が健全で、創作意欲やる気たっぷり、というのは良いです。やっぱりね、バンドの「新曲が良い」というのは、ファンにとって何よりの便りです。新曲「見知らぬ糸」の、ほの暗さ、シリアスさ、しかしそれで終わらない静かな安らぎ。音と詞を聞いて世界の空気が変わるこの感覚。

 

20年以上前の学生時代からスピッツを聴き続けています。新曲、新アルバムを出し続けながら、そして全国をライヴツアーしながら、スピッツは20年以上を確かに歩みました(デビュー36年目)。だからそれは、やっぱりすごいことです。思えばこの20年間、いっとき爆発的な輝き方をしたバンドが、いつしか静かになっていったりすることがありました。「時代を変えた!」みたいに喧伝されたバンドでもです。

ずっと創作活動を続けるということが、どれだけ難しいかを改めて思います。そして、自分の好きなバンドがその継続を成し遂げているということを、私はファンとしてもっと真剣に捉えたい。「有難い」と思うだけじゃ足りない。もっとスピッツを深く聴き込みたい。これまでの17枚(とEP、B面アルバムやライヴDVDなど)を繰り返し聴き込みたい。ていうか最近は、まさにその聴き直しをやっているところです。

最近はまた、ずっとスピッツのことを考えている。もう20年以上もファンをやっていながら、まだ考えることがある。知りたい楽曲世界がある。ずっとスピッツの楽曲を聞いていたい。彼らのファンでいて良かった。けれど、彼らのバンド活動の健全さや旺盛さを…それを当たり前とか思ってはいけない。世の中には「当たり前」と思えてしまうことは多いのかもしれないけど、本当はそんなことはない。

だって、スピッツほど死、永遠の別れを歌い続けているバンドは、そう多くないですよ。「当たり前」……人生の中で、それまで「当たり前」と思って安心しきっていたあれこれは、実際に死で「終わって」しまう。そうすると、自身の無知と傲慢と後悔で私たちは押しつぶされます。


www.youtube.com

これはスピッツのメンバーももう年だし体力が、とかいう話じゃなく。彼らが真に誠実にバンドを、音楽をやり続けてきたことを、ファンとして心の中でしっかり尊敬していたいのです。あまりにスピッツというバンドが凄いから、これからも凄いままやっていくんだろう、とか思っちゃいけない。少なくとも私はそう思わない、と決めたい。

じゃあ実際どうするか? に対して、これほど簡単な答えはなくて、要するに新アルバム「kettle」を予約して、楽しくじっくり聞く。それだけです。私は11月末の発売日を心待ちにしています。まぁ、ここでいろいろ書いたバンド継続とか「当たり前」とか尊敬とかは、実際に新曲の数々を聞いたらポーンと頭から消えて、スピッツというバンドが紡ぐ音世界に没入してしまうだけなんですけど。

それで良いんですよ。良いんですけど、今の私はファンとして、もっと「楽しみ」度を高めていきたいです。バンドの継続に対する尊敬、というのも結局はそこにかかってきます。

 

秋です。今日、外を歩いていたらキンモクセイの匂いがしてました。この匂いがしたら、もうしっかりと「秋」が季節に刻まれます。ちょっとこの晩夏~初秋はダラダラしていました。日々仕事で忙しいというのは確かですが、それだけじゃいけないのです。人生を楽しむのが、やはり人生の第一じゃないですか。そこに大好きなバンドのスピッツは新譜アルバムという便りをくれます。人生を楽しく、美しくしてくれる便りです。嬉しいですね。さあ、静けき光に満ちた、輝かしく寂しげな秋を楽しみましょう。


www.youtube.com

(↑ この最後の箇所に貼る曲、「稲穂」と迷いましたね~w)

日記9月 東方Projectのある人生:紅魔郷NC、カードダス、ペパクラ

●ブログデザインを少し調整

ブログのヘッダ画像を自作のドット絵「さよなら、星空のストロベリー畑」にしました。画面全体が出ているのではなく、一部抜粋です。もとの画像はこちら。

「さよなら、星空のストロベリー畑」
英題:Farewell forever,Strawberry Star Island

小さな星の小さな物語はここに終わる
みんな元気で、と言い合いながら。
かすかに香るイチゴの実
これが孤独ということなんだと

出典:個人サイト掲載↓

redselrla.com

 

●東方projectあれこれ

上海アリスReprise「東方紅魔郷:New Classic」買ってプレイしています。

touhou-project.news

www.youtube.com

私はシューティングゲームが得意でない…というかビデオゲーム全般が得意でないのですが、それでも東方Projectが大好きなのです。学生時代に紅魔郷をプレイ(+音楽CD「蓬莱人形」)してから、かれこれ20年くらいずーーーっと東方が好きです。なのでもとの紅魔郷、ほぼリアルタイムでプレイしています。発売から半年くらいの遅れなので、リアルタイムと言っても良いでしょう。

今となってはなんだか昔のような2000年代初期。リアルタイムプレイ当時、紅魔郷をノーマルでなんとかクリアしました。エクストラのクリアは無理でした。「亡き王女の為のセプテット」を聴きながらノーマルで6面レミリアを倒して、エンディング。「紅桜 ~Eastern Dream...」が流れます。

その時の「何かとんでもなく綺麗なものを見た」という気持ちを、20年経った今も鮮やかに覚えています。「若く多感な時期に、熱量が込められた素晴らしい創作物に触れた」という表現ではとても足りない。その時の私は頭から足先まで、幻想世界の美しさに撃ち抜かれました。幻想の中の美しさにこそ価値があるんだ、と。私は幻想の創作を生涯やっていくことにしよう、と決め、今も自作妄想世界・レッズ・エララ神話体系をやっています。

そんなわけで自分にとって間違いなく「人生を変えた作品」である東方紅魔郷New Classic、プレイしない理由がございません。1、2面はそりゃいけます。3面の弾幕が円を描くように回転するので相変わらず被弾(ピチューン)。もうちょっとは道中やボス戦を安定させたいなぁと思い、今は練習中です。

その一方で、東方Projectの現在最新作の「東方錦上京」も楽しくプレイしていますし、本日通販で、予約していた新作音楽CD「霊長新益京」が届きました。もちろん聞きます。

hobby.dengeki.com

そうかと思えば、バンダイから出た「カードダス 東方project」を、なんと箱(BOX)で買った私です。今、CDをPCに取り込みながら、カードのパックを剥いています。20パックは流石に多いな……。最初の3パックで連続してチルノが出ました。3枚。3×3で⑨ですか?!?(⑨=丸9とは、東方ファン界隈で「バカ」を指す符丁です)

それからのび部屋さんのペーパークラフトキット新作「博麗霊夢2026」もダウンロードさせて頂きました。楽しく組みたいと思います。nobiさんは今年の秋の例大祭ではペパクラ霊夢2026verの「ポーズ版」を作成されるご予定。旺盛な創作意欲に敬服します。

sumatorausagi.seesaa.net

さらに今日、いよいよネップリ(ネットワークプリント)にも手を出しましたよ。pixivの「FANBOXプリント」で、コンビニで東方projectの二次創作イラストを印刷購入出来ます。まず3枚いきました。写真サイズで。アルバム(バインダー)に保管しちゃうんだぁ。私の紙もの蒐集が留まるところをしらない。

print.fanbox.cc

今の私は、原作のSTGや音楽CD、昔から好きな工作(ペーパークラフト)、そして近年好んで蒐集しているカード……と、私自身の今の嗜好に合った形で、自然なマイペースで東方を楽しめているな……と、ほのかに嬉しく思っています。

それだけ長くお付き合い出来ている「幻想郷」という世界観。まして、ZUN氏がずっと現役で新作を作り続けていらっしゃること。これは、「ありがたい」と思うことはもちろんの事ながら、もう何と言って良いんでしょうね。現在進行形の楽しさと、尽きぬ感謝とが一体になった、なんともいえない嬉しい気持ちです。

なので、私も東方を本気で楽しんでいきたい。たぶん、一生付き合うことになる作品群/世界観ですし、それは私の人生にとって、とても善いことだと思います。東方はいろいろな楽しみ方が出来る、と言われます。それはジャンルや表現手段だけでなく、人生のライフサイクル・ライフスタイルの変化にも応じてくれるのかもしれません。事実かように、私のような者も今なお楽しませてくれる。ありがたい話です。

幻想郷は、博麗神社はそこにあるのです。人生の楽しみが、理想が、ここにある、ということをしっかり確かめて、良い関係を保ちながら、私は今日も自分の仕事や創作を頑張っていく。そういう個人的な納得感は、私にとって良いものだと思います。というか、私が20年前に撃ち抜かれた理想(幻想郷)が今も生き続け、ZUN氏が新作を作り続けているということ。本当に凄い。凄すぎる。嬉しい。

東方Projectは、楽しいですよ。

和菓子の季節の予感がする…!

今日はこんな色・形をした和菓子を食べました。
黄色のところがしっとりした「あん(餡)」で、白いところはプリっとした食感、どちらも違った甘味がしていて、複合する爽やかな甘さと食感。お気に入りの和菓子「切り玉かん」です。

 

切り玉かん

このところ、和菓子を好んで嗜むようになりました。

きっかけは、例によってダイエットなんですけれど。漫画家・なぎまゆ氏のダイエットエッセイ漫画で、
「脂質が少ない和菓子ならOK。味わって丁寧に大事に食べる」
という風に書かれていたことを読みまして。

 

※上は当該漫画のついったーですが、収録されている漫画単行本「痩せるより大切なことに気づいたら、人生で一番楽に17kgのダイエットに成功しました」はとても面白かったです。以下書籍情報↓

https://www.kadokawa.co.jp/product/322308001039/

 

「和菓子…かぁ…」

この漫画を読んでなんだか、ダイエット云々だけじゃなく、和菓子って良いかも……と思うようになったのです。

上の絵で描いた「切り玉かん」は、地元スーパーの特設コーナで売られていたのを買って、それ以来お気に入りになっている和菓子です。

ゆっくり食べたい。バクバク喰らうのではなく、味わって大切に……。

この和菓子を製造し販売している実店舗にも行きたいのですが、私も日ごろなんだかんだで忙しくしていて、なかなか行くことが出来ません。いけませんねぇ……。こうして気に入ったお店には、やはり足を運びたいものです。

扇屋菓子舗さんの切り玉かん。こちらはバターケーキも良かったです。バターケーキは10月から4月の製品なので、また買います。

sweetsplaza.com

今、季節ものという話が出ましたが、そうなんですよ、和菓子は季節もので、その季節折々で新作が出ます。それもまた心くすぐるものではございませぬか。

バクバク喰らうのではなく、味わってゆっくり頂く(嗜む)。そういう時間を大事にしたいです。悪鬼のようにストレス解消で喰らうのはもう卒業ですよ。飽食の鬼よさらばです。

また、私の住んでいる町にも和菓子屋さんがございます。私の個人バレのためここはお店の名を秘しますが、これからはこのお店にも行きたいものです。今までは贈答用のメイン品物しかあまり食していませんでしたが、これからはいろいろなレパートリーを楽しんでみたいものです。

 

ゆっくり、ゆったりした時間を一日の終わりに「本当に」組み込む。私の一日の終わりを、ゆっくりさせる。それは意味のあることだと思います。それくらいは許されるでしょう。長い目で見たらそっちの方が良いと思います。

今回は和菓子のことばかりを書きましたが、「喰らうのではなく、ゆっくり味わう」ことが出来れば、洋菓子も大変良いと思います。お茶もあると最高ですね。ジュースだって良いですよ。ちゃんとコップに注いで、味わう……。

結局「ゆっくり味わう」心の余裕が何より大事という話でした。当たり前すぎますが、実際にゆっくり味わう時間を、習慣的にちゃんと組み込むように努力する。そのことが大事だと思います……。

 

参考記事

pocket.shonenmagazine.com

中盤以降の話ですが、マジで「パティシエ・凛太郎(主人公)」には頑張ってほしい、と思います…!

 

na-na.media

扇屋さんレポート記事。大変丁寧に、写真付きでレポートしてくださってありがたいです…!

ameblo.jp

なぎまゆ氏のブログの「ダイエット・健康」カテゴリ。なぎまゆ氏のエッセイ漫画は刊行されている本は全て読みましたが、どれも大変面白かったです。

 

diet カテゴリーの記事一覧 - 残響の足りない部屋

当ブログのダイエット関連の記事一覧です。

インターネットのお気に入り記録 夏休み特集号

本連載記事「インターネットのお気に入り記録」は、私残響のお気に入り個人サイト・ブログ・web記事を記録し発表するためのものです。

 

前回の

modernclothes24music.hatenablog.com

少年少女たちは夏休みです。いろんな経験や思い出を、楽しんできてほしいものです。

え?大人で社会人なおれたちには夏休みはない? そりゃあ…まぁわかりますけども。血涙でもって。

でも、「夏休みの思い出」を、大人の私たちも作ってはいけない法はないわけです。私たちも思い出を作っていきましょう。未来の私たちが振り返って励まされるような思い出を……。

というか、積極的に思い出を作るというのは、その明日にでも「やってよかった」とすぐ思えたりするようなものですよ。実際私、先日とある機会があり、友人への応援漫画として1pまんがを描きました。その人に笑ってもらえたらよいなぁ、と思いながら。いや、描いている時間は生き生きしましたね。描いてよかった。翌日もじんわりそう思ったほどです。

私は未だに、小学生の時、朝から自転車をこいで夏空のもと、模型屋さんに最新キットを買いにいったことを思い出します。趣味の意味を疑わず、他人にどう思われるかなんて考えもせず。模型屋さんに行って、キットを買って、すぐ作りたい! …あの時、少年の私は実に「正しかった」。今はずいぶんとヌルくなったものです。だからこそ、私はあの自転車をこいで模型屋さんに走っていた私のように、またなりたいのです。SNSなんかやっている場合じゃない! 

 

Yostar李社長×4Gamer.net:Kazuhisa社長/編集長 対談連載「社長のボヤキ」

www.4gamer.net

現在ゲーム業界のなかでもトップを走るYostar(「アズールレーン」「ブルーアーカイブ」「雀魂」etc)の社長と、老舗ゲームメディアサイト4Gamer.netの社長兼編集長による「社長業」「経営」をめぐる対談です。キラキラ感・イケイケギラギラ感が絶無。社長という立場を謳歌するなんて全然なく、「社長なんて究極の雑用係」「社長=無限働かせプラン」「社員は福利厚生使えるんだろうけどおれら社長は使えないし…」と、とてもリアルな「社長業」の姿が見えます。

そもそもこのお二人も「社長になってやる!企業!」というタイプではなく、なし崩し的に社長になって仕事を半ば便利屋的にやっていく…というタイプでした。だから一般的な「社長」のキラキライメージからは相当遠い。本人の仕事にスター性はなく、仮にあったとしてもそのスター性を仕事の為に使うのが一番合理、という話ですらあります。あ、ここわかりにくいですね。要は、新作ゲームの発表の時にタレント呼んでいろいろ手間やギャラが出たりするようなら、社長が出てプレゼンしちゃった方が早い、っていう類の話です。その方が手間もギャラも大幅に抑えられるし、「(この場合)社長にNOはないですからね」という風に諦め、今日も仕事が回っていきます。

前からこの対談連載、面白く読んでいたのですが、この数年実際に私が事業の代表になってみると、ここで書かれていることが非常に実感をもって身に迫ってきます。「あー、この感覚かー」という。ついでに言うと桜玉吉「幽玄漫玉日記」の会社・社長業パートも「うわ、わかる~」と思いながら読めるようになりました。なっちゃいました。

「案外理解されない社長の気持ち」。会社の中で社員として働いている人たちが、この気持ちを奥底まで痛感する必要はありません。もしそうなってしまったらそれはそれでヤバい状況でしょうし。社長としての対価も一応もらってはいるけど、「それくらいはねぇ。ていうかそれくらいの対価もない会社ってどうなの」というくらい。

対談している社長お二人が率直に、ユーモアも交えつつ、しかし本気の愚痴を言い合う対談なので、テンポよく読めますが、ベースにあるのがある種の慢性的疲労…というのも事実です。それでも会社は回していかなきゃいけないし……。

ラスト付近の「社長(俺たち)にとってのモチベーションって何?」のくだりは良い話でした。「気の置けない仲間たちと一週間頑張って、帰りにささやかにちょっと良い食事するのが幸せだった」。どこからか聞こえてくるロード第四章です。なんでもないようなことが幸せだったと思う……。そんなわけで、面白い記事ですし、今の私の仕事状況的にも大事な記事でした。

 

デイリーポータルZ編集長が選ぶ、クラフト感のある個人ホームぺージ/「野花の写真帳」

csoption.nifty.com

デジタル、インターネットにおける「クラフト感」。ひとつひとつwebページや企画、日記を丁寧に作っていく。webデザインにも凝ってみる。CMSでサイトを完璧に管理するのが目的じゃないんだ。自分が、自分自身としていつまでもいじっていられる「箱庭」感、クラフト感。それがあるホームページはいつも、いつだって最高なんだ…!

というように、デイリーポータルZ林編集長は@niftyの#好きがつながるプロジェクト 内のこの企画ページで、三つの善き個人サイトを紹介されています。とても良い企画ページです。

好きがつながるプロジェクト | @nifty

日用品でラジオを作るページ、野花の写真をupするページ。ローカル鉄道の駅や路線にちいさく佇む庭についてのページ。どのサイトも最高でしたが、私が特に好きになったのは二番目の「野花の写真帳」でした。

「野花の写真帳」

https://hototogi.world.coocan.jp/hototogi2/

いろいろな植物の、いろいろな情景がある。それだけでなんて嬉しいのでしょう。私から見たら、ずっと「夏休みの自由研究」をされ続けている、という風に見えます。素敵です。素敵な写真と、落ち着いていて長くない文章。長くなくていいんですよ。何かにせっつかれるようにして長文をものす、というのがすべてではない。自分のペースで自然と付き合い、自然世界への愛を自分の中に感じる。それがナチュラリストの生き方だと思います。

 

「生存記録」旅の話

hayasinonakanozou.hatenablog.com

この残響ってやつは本当にブログ「生存記録」が好きだな!と自分でもセルフツッコミしてしまうほどです。 いや、本当に好きなんです。

どこがそんなに好きなんだろう? まず、筆者elein氏の落ち着いた筆致、文体が好みです。私のようにメッキのテンション高さ・擬態の明るさみたいな筆致とは全然違う。ていうかそもそもなんで私はこういうメッキの明るさみたいな文体になっちゃったんだろう……。ともかく、elein氏の落ち着いた深い思索、趣味やネット社会への取り組み方、文芸から得た滋養を実社会や旅行でも活かしていこうとされる姿勢……そういう静かで豊かな書き手としての姿勢を、ファンとしていつも愛読しているわけです。

それから、読んでいる作家・作品でも「あ、それ私も好き」というのが結構あるのが勝手に嬉しく思っています。とくにpanpanya先生への愛は、私も同じくするところです。

modernclothes24music.hatenablog.com

ところで、私は敬愛するブログ/個人サイトの筆者の方が、自身のサイトのカテゴリ分けやシステム構築の裏話をされるのを読むのが好きです。私はそういうファンなのです。なので、「生存記録」の「お出かけ」カテゴリの舞台裏について話されるのを読んで、私はとても嬉しかったです。やはりelein氏の文芸(当然ここには漫画や映画、ADVゲームなども含まれる)の読み方は好きです。読み方……自身への「刻み方」、あるいは、文芸観を、ご自身の人生に豊かに活かしていこうとされる姿勢。文芸とは、ある意味で「視点をズラしてみるこころみ」です。そしてこの世界というものは、視点を少しズラすだけで、素晴らしくもなったり、迷宮になったりもします。panpanya作品のように。楽しいですね。

 

そんなわけで、最近の「生存記録」更新は横浜ベイブリッジへの旅行記録があって、面白く読みました。……と、まさに本日、次の記事がupされました。

hayasinonakanozou.hatenablog.com

私は、各地の同人イベントに自作の音楽CDや漫画同人誌、模型ジオラマを持って旅行(遠征)し、イベント参加した後シマーネ農業王国に帰宅する…ということをこの10年くらい何度も行ってまいりました。

多いのは、毎年春秋に東京で行われる音系・メディアミックス同人即売会「M3」。これは本当に良く行きました。他の音楽系の同人イベントにも行きました。それから岡山で開催された小さなオールジャンル即売会。九州コミティア。そして山陰の模型展示会にも参加をしたことがあります。

これらのうまいタイミングで、各地の友人とオフ会が出来ないか…と目論んで、実際にお会いしてくださった方々がいらっしゃいます。ありがたい限りです。場合によっては同人即売会の売り子までお手伝いしていただいちゃって……いや確かにこれはありがたい限り。その節は有難うございました。

そういう意味ではかなり「目的」のはっきりしている旅です。私のこの10年間の旅行は。その旅行中でも思っていたことですが、ずいぶん「目的」のための行動ばっかりだなぁ、と。町をゆっくり散歩してみる、っていう行動が、案外少ない。それはそれでもったいないことをしているなぁ……と思っていました。

反面、隣の町にいる、私の長年のリアル友人のI氏はこの「のんびり旅」の達人なのですね。彼は鉄道と飛行機、とくにボーイングが好きで、羽田の飛行場で写真を撮った後、東京をゆっくり街歩きするのが楽しみで、と話していました。ゆっくり街を歩いて見えてくるものがある。その価値を私も知っているだけに、彼の話を聞いて「いいなぁ!」とうなずいたものでした。

今回の「生存記録」記事の内容は、加齢によって旅の「ままならなさ、うまくいかなさ」が増えた、という内容です。私にしたって上記の「目的」はっきり旅……もっと言えば同人イベント遠征、というのが今後どれだけ出来るのかなぁ、と思うようになりました。前は夜行バスに乗って東京までGo、バスターミナルから駅を乗りついで、同人CDや同人誌や設営什器を入れ込んだキャリーカートをかつぎ、イベント会場まで歩く。イベントが終わったら、まぁ打ち上げをすることもありますが、結局その日のうちにヒコーキに乗ってシマーネ農業王国まで帰る。翌日仕事もあるし……なんていうあわただしさです。

そういう体力がかかる旅っていうのは、この先そう多くはやれないだろう……とぼんやり思うようになりました。仕事の状況も変わって、今はなかなか休みの時間がとれない。創作自体は今後もやっていきますが、たまにはコミティアとか文フリ(東京…が無理なら大阪や広島…)に出たいなぁ、という気持ちもあります。

でも、前みたいな「目的」に向かってバーストするような旅じゃ、きっと疲れてしまうんだろう。いや、過去のどの旅も最高でしたが(それはお相手してくださった友人たちのおかげであります)、体力と金銭を結構使ってしまうものだというのも事実。

「無理をしない、ゆっくりした旅」を自分も少し試してみていってもよいかもしれない…と思いました。旅の良いところは、elein氏も書かれているように、

知らない土地を歩いているあいだは、普段の自分、普段の生活から少しだけ離れられる。見知らぬ街で、見知らぬ建物を眺め、見知らぬ道をさまよい、電車の窓から流れていく景色をぼんやり眺める。---生存記録「中年の旅、悲哀の作法」

と。仰るように旅をしていて、これまでの私の生活ーーもっといえば毎日の散文的日常の生活文脈ーーから、少しふわっと「離れた」な、と感じることがあります。そのふわっ、とした感覚は、なんか良いものです。このふわっとした感覚は、別に同人イベントにフルパワーで出陣遠征しなくても得られるものです。そして今の私は、自分自身にちょっとした変化ーーちょっとした意識や世界観のズレーーをもたらしてくれる、このふわっとした「離れた」な感を、たまに接種してみたい。

なにせ、日々忙しくしていると、このふわっとした「離れた」感ってものが皆無になっていきます。その皆無さがいずれは自分自身の固着化、やがては老害化になっていくことは容易に想像がつきます。

 

それから、本記事のタイトルには「悲哀の作法」とあります。

作法……確かに、日々私自身が感じている40歳ゆえのかなしみ、あわれさ、ペーソスに対して、ああ嫌だいやだと愚痴ったり、ふて腐ったりするのはよろしくありません。

それにはある程度「作法」でもって対応していくのが大事。悲哀にも、作法がある。旅で感じる自分のままならなさに対しても、「まぁこういうのもあるよね」と、自身にたいしておかしみを見る。それがまさに作法です。

記事の終わりの方で「自分自身(心身)と相談し、旅の内容を変えていく」という記述があります。自分自身ってやつのポテンシャルはどんどん下がっているのに、ぼやきまくる声ばかり大きい。そんな自分を愛するのはなかなか難しいです。

でも、私に一番近いところにいるのが、自分自身(の心身)ってやつです。なんだかんだ、良くやってきたじゃないか……と少しは自分でも思いたい。こういう風に、自分自身を少し赦す……ダダ褒めるのではなく、ある程度受容して、毎日を送っていく。elein氏の文章を読んでいると、なんだかそういう風に思わせてくれる。だから私はブログ「生存記録」が好きなのです。

(記事の感想になっている……のか? でもこういうことをぼんやり考えました)

 

予告

本連載「インターネットのお気に入り記録」ですが、記事がこの時点でなぜか5600字になってしまっているので、さすがに長く、いったん切ります。

他にもご紹介したいお気に入り記事・サイトがございまして。またこの夏の間に書きたいと思います。よろしくお願いいたします。

残響(ブログ管理人)