残響の足りない部屋

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趣味外国語、記念すべき10カ国語めにアラビア語に入門したら全く歯が立たないがそれでもリアンナハー・ルガ・ジャミーラ・ワムムティア

最後の呪文は「なぜなら、それ(アラビア語)は美しくて楽しい言語だからです」という意味なので、一応記事タイトルは意味が繋がってます

 

いろんな外国語に手を出す趣味が1年以上続いています。昨年末、某所で「来年はアラビア語タイ語に手を出してみたいんですよね~」と発言して、その通りにアラビア語です。

これまで手を出した言語ですが、改めて列挙さすれば、

 

・英語(現在、講座に通って暗唱稽古中。海外の模型メーカの欠品にメール質問するくらいは書ける)

・ドイツ語(大学時代基礎はしっかり叩き込まれましたので冠詞や前置詞移動は大丈夫ですが、単語力がボロい)

スペイン語(大学時代、わりとライトにやったので、基礎が怪しすぎる)

ポルトガル語(近年、我が町に来日ブラジル人労働者(ブラジルポルトガル語話者)が増えてるので、この言語やっとけば将来わたくし食いっぱぐれるこたぁないんじゃね的なスケベ心で始めた。いま、英語に次ぐ2番手の熱量)

・フランス語(大学時代、手を出さなかったので、長い間引け目を感じていたけど、いーかげん一念発起してはじめた。なんだ略記法にビビらなかったら馴染みやすいやん)

・中国語(大学時代の専門が漢文だったので、イージーモードいけるか?とスケベ心出したら、まぁインチキ適当ピジンならまだしも、ガチ運用においては全然ダメだぞ、という典型的パターンを味わってる)

エスペラント語(悪かったな純百合ADVことのはアムリラート並びにいつかのメモラージョだよ)

・ロシア語(さすがに、八卦電影城の艦これ同人誌「ヴェールヌィのロシア語講座」はクリアするくらいは)

・フィリピノ語(フィリピン共用語。まだVSO構造、つまり動詞を冒頭に持ってくる文法基礎を体に叩きこみきれてない)

 

ということで、なんだかんだでこれまで9カ国語つまみ食いしてきました。以前、町のカルチャーセンターでフィンランド語講座にも顔を出したことがありますが、「文法把握&単語暗記」を心がけるくらいにはやってないですし、これはノーカウント。会話練習で、わたくしアレンジして「ケーキ2個(勝手フィンランド語)」って作ってみたら、「フィンランド語では、それは、うんこ2個になります…(日本語)」と言語学習の奇跡(悪夢)が起こったときは講師に平謝りでしたね

 

てなわけで、記念すべき、10カ国語めです。アラビア語。わくわくして「例文で学ぶアラビア語単語集」を開いてみました。元旦に町の本屋で買いました。その本屋にはこれしか売ってなかったのです。

 

「わ、わからねぇ……何もかもがわからねぇ……」

 

まず、アラビア語の文法のまえに、アラビア文字(アラビア・アルファベット)が皆目わからねぇ、って話です。そりゃ、アラビック・ポップス音楽や、近年のヨーロッパアラブ移民コミュニティ音楽も聞くことありますから、アラビア文字読めといた方がいいかなー、とは思っていました。

しかし、難易度が高い。今まで全く知らなかった文字です。だってこの国こと極東エキゾチックジャパーンでは、アラビア語の扱いって、ほとんど漫画の絵文字みたいなマイナーじゃないですか。日常、目にする機会がない。

なんというか、いざアラビア文字を理解しようとすると、その難易度に「うげげっ」って感じがする。脳がエマージェンシーを放つ。そのあたり、ハングル文字やキリル文字は、意味がわからねど、まだ「慣れて」いたんだなぁ、と改めて思いました。また、フィリピノ語も、表記はローマ字アルファベットなので、この「うげげっ」はなかったんですよ

しかし……だからこそ、この「未知の知」に惹かれます。この難しくも魅惑的なアラビア文字に親しむことから始まります。なので、まずは文法よりも以前に、アラビア文字の習字ですね。アラビア・アルファベットを筆写です。それから、中2病を使って、アラビア語の「音」に親しみましょう。イスラム原子論では「もはやそれ以上分割できない存在」を、Juz' la yatajazza'uと呼ぶ……!(これほど語学初心者にいらない知識もないですね)

さて、そんな具合でアラビア文字を覚えていきますが、おお、覚えたら母音と子音の組み合わせでかなりいろんな音を再現できる…!?やったぜ!

…と思ったら、「正書法では母音を省略します。文意から母音を判断します」とのこと。おーいそれって「イタリア人の大人はパスタ食べるにスプーンなんぞ使わんよシニョリータ」的な話やんか。大丈夫かアラビア語学習。(やがてつづく)