残響の足りない部屋

「ホームページオブ百合機械」の別館日記ブログ。毎日更新。今日も世界と逆向きに。

2015秋M3レポート(前編)

春と秋は何だ! そうだぼくら音楽クラスタにとっては、同人音楽即売会「M3」のお時間だっ!! 

年に2回のインディーズ音楽のお祭り……! まあもっとも、コミケを入れると、年四回なんだけど、ぼく、仕事の関係で盆暮れは絶対に抜けることが出来ないので……それに、あの累計50万の人ごみは勘弁。M3の規模で精一杯ですぼく。

まあそんな繰言はさておき、今回も残響、M3に参加してきました。それも、今回は、前回も書いたように「作り手」がわとして……! そう、残響のひとり同人音楽サークル「8TR戦線行進曲」のお披露目であります!

持って来たぜ無料配布CD、お世話になったひとに渡すぶんも含めて、ざっと30枚くらいっ!

では、当日、会場に入るまでのことを、ざっとダイジェストで。

 

●深夜バスオールナイト

シマーネ王国から帝都東京までは遠くてな……で、現実的に旅費を押さえつつ、きちんと着く方法となると、ヒコーキの早割りか、深夜バスで。

で、今回、最安のバスではなく、体のためを慮って、それよりは1ランクうえのバスにしました。まあこれでも体は完全に楽、ではなかったですが、それでも足を楽にして、少し眠ることが。バスの中で音楽を聴きながら(そう、音楽イベンツはもう始まっている……w!)、時間が過ぎるのを待つ……まつ……

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サービスエリア……旅情だぜ……

 

●新木場から東京流通センター平和島)まで

途中で、食べ物を全部食してしまって、すげー腹減った早朝。霞ヶ関が、皇居がまぶしいぜ……! 窓から見える、朝もはよから開いてる食事店を羨ましげに見つつ、俺は会場に最も近い駅である、新木場までバスで。

そして新木場に着いたと同時に、カレー屋にGOGOGO! 腹が……はらが減っているのだ! そんで、ここのカレー屋、出てくるのが早すぎる!注文してから1分もたってねえぞ!(笑) しかしそれこそがご馳走であります。というわけでむさぼり食う残響。

この時点で、だいたい8時くらいなんだけど、M3の始まりって、だいたい11時なんすなw ハヤスギィ!

でも、余裕をもっての行動だし、今回スペースを貸してくださるプログレサークル「Crimdoll」は、前日までのスカイプ会議で、今回は結構大掛かりな展示をスペースでやると聞いている。集合もいつもよりはやい。だから、俺も余裕の行動は是なのだ……。

天色*アイル……じゃなかった、天王洲アイルからモノレールで、あの懐かしき戦場へと……!

 

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●M3会場にて(1)じゅんび

 

Crimdollリーダー、KANATA氏と合流。さっそく会場(第二展示場の1階、右側のちょいやや前あたり)で、展示の準備をする。

今回のCrimdollプログレ拘りは、今年になって逝ってしまった、タンジェリン・ドリームのエドガー・フローゼリスペクトということなのだろうか、「音の設計図」である。どーいうものかというと、

 このシートみたいなのが、「音の設計図」の複製。……じゃあ、本物は?このパネルであります。

 デカイです!隊長!でかいです! この大きなパネルが、……まあ簡単にいえば楽譜なんです、今回の音源の。この絵物語を「設計図」として、音楽を作る。と同時に、この設計図もまた、ひとつの作品であります。まさにプログレ……いやもはや「Prog.」!

……まあ、設置にちょい手間取ったのも事実でありますw 俺が念のためシマーネの家から持参してきたガムテープがやくにたちました。島根からガムテープもって東京くるかね。

 

そんで、設置を終えて、準備完了! ぼくのCDも置かせていただいたぜ!

……さあ……くるぞ……!

 

●M3会場にて(2)午前

「ただいまより、M3を開催いたします!」<アナウンス

 

パチパチパチパチパチパチパチパチ……!!!!!!!(拍手

この拍手がない同人即売会なんてっ!!!

そして流れ込んでくる、ひと、ひと、ひと!水のように!

まあ最初は動かないかなー、と思っていたぼくとKANATAさんでしたが、かなり早いタイミングで、「新譜一部ください」と仰って下さるひとがっ! おお……Crimdoll固定ファンついてるぜ……! う、うらやましくなんかないんだからねっ! それに、前々回のCrimdoll同人即売会初陣から、欠かさずM3ではお手伝いさしていただいてる立場としては、感慨深いものがあります。

 

そう、今回結構、新譜のハケがよい。列こそないものの、定期的にひとがきて、まよわず新譜を求めてくださる。嬉しい。

残「結構でますね」

KA「ですね」

っていう会話を、久々に実際に会うKANATAさんと、「最近のプログレとかオールドロックは、人が死にすぎ」トークに花を咲かせながら(咲かすなよ)、売れ行きのよさを喜び合う。

 

んで、

??「お久しぶりです、残響さん」

残「ん?(下むいてた)……あ、兄貴ッ!! シグシグ兄貴ッ! お久しぶりです!」

 

なんと、シグシグ兄貴、M3に今回も来たるの巻。あ、いや、実は、兄貴とは前々日あたりに連絡取り合ってて、M3に「ave;new」目当てで来るってことは知ってたのだけど(本人はサプライズにするつもりだったらしい)、それにしてもこんな早いタイミンで来て下さるとは! これほとんどave;newの次くらいじゃねえか?

……それが実際そうだったらしく、自分がave;newの話を振ったら、「会場限定ライヴチケット取れました」と、ライヴ強者の貫禄であった。このお方はな、山梨から大阪から東京まで1、2日の間で強行軍するライヴ強者なんやで。

んで、このあと、待たせてる彼女さんと、上野の森美術館だとか。なるほど。

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デスラッシュメサイアバーンザスカーイ!!!

……いやいやw そうはいいませんでしたよ残響といえどもw 楽しんできてください!とお見送りで。もちろん自作CDわたしてな! ……しかし、俺は恵まれたもんやで、わざわざこうして逢いに来て下さるひとがいる……こんなに嬉しいことはない……!

 

そんで、順調に新作がハケていき、KANATAさんのほうにも、リアル/twitterお知り合いが来るようになって、和やかなムードになっていく。

午前中でそんなに和やか?と思われるかたもいらっしゃるでしょうが、どうもM3って、大手壁サークル以外では……いや、そうであっても、なんか人の流れが読めないんですね。それも、とくに今回は読めなかった。突然どわっと人が流れ込んできたり、とかっちゅうのがよくあった。

 

まあそんな状況において、また新譜を求めてくれる方がいらっしゃる。

……が。

??「あのー、この無料配布、残響さんのですよね?」

残「はい……わたしが残響です」

??「ああ、あなたが! いつもお世話になっております、エリック・ドルフィーではない、です」

残「……あなたが! Don't Trust over 40!!!(両手でメロイックサインを交差させながらシャウト)」

ドルフィー「あはははは、あ、すいません、その合言葉、わすれてたw」

 

このかたは「Eric T.Dolphyではない」さん。ぼくはドルフィーさんと呼んでる。その名のとおり、ジャズマニアにして、同人音楽のファンであります。趣味範囲が被ってる音楽クラスタとして、twitterで仲良くさしてもらってます。

前に、自分が自作CD作ってることを言ったら、「じゃあM3で!」と仰ってくれて、CDに興味を持ってくだすった、ありがたい方であります。もちろん、残響自作CD持ってけドロボー!であります。

あ、ちなみに、残響は先日(M3の前日)に30歳になったのですが、そのあたりでドルフィーさんと「もう俺らパンクでいうとこのDon't Trust over 30っていえねえな……」って会話をしてて、

ドルフィー「じゃあDon't Trust over 40ですよ」
残「じゃあ会場でそれ合言葉な」

っていうくだりがあってのことです。

ドルフィーさんは、午後もきてくだすって、そこで熱い魂のトークをしたのですが、それは午後のところで書きます。

 

で、このあたりで、KANATAさんは「作り手/売り手」から「買い手」にフォームドチェンジして、会場を回ることに。だいたい俺、こういうふうに「最初の回りはKANATAさんに譲る」っていうのがパターンであります。そりゃあ、サークル代表ですし、それに、残響はレアモノ狙いでダッシュ、っていうのはないですし……

で、ブースにひとり。おるすばん。

俺は「スペースにはCrimdoll KANATAはいません」という看板を手でもって、やってくる人たちの対応をする。さっきまでのハケはないけれど、それでもぼつぼつと見てくれるひとがいる。

……で、やっぱ予想してたけど、ぼくのCDはハケませんな。Crimdollが一番最初にM3に参戦して、無料配布音源を配ったとき、もっと人がとってくれてたよなぁ……と思ったのですが、まあそれは

1)ポスターがあった

2)ガチプログレサークル、という異常性があった

3)そんときは無料配布「だけ」だった

つーのがありますが、まあ背水の陣ということで、残響も結構声をあげて、販促がんばったんですね、当時。

そのときよりも、ダレている、ってことはないんですが、どうも今回声が出ない。前だったら「へーいらっしゃいらっしゃーい、ユーロロックプレス読者はいませんかー、プログレは恐くないよー! もうなにも恐くない!」くらいのことはスラスラといえたはずなんだけど。

これはあれかな、自分の作品ってことで、恥ずかしさを覚えてるのかな。……だとしたら、それは罪悪であります。己の作品に対して失礼だし、自分が送り出してあげなきゃ、だし……と、この記事書いてる今は思えるんですけどね。難しいもんだ、自分の殻をやぶる、ってことは。音楽だけで自分の殻をやぶっても、またそれは「現実」のフィールドでもやぶらんと、やっぱ片手落ちかもしんない。

 

 

※次回(中編)に続く! 次回以降の内容は、残響が回ったサークルでの感動的なメモリーだぜ!