残響の足りない部屋

「ホームページオブ百合機械」の別館日記ブログ

第2回ごうつホビー祭りイベントレポート(2)島根県江津市、イベント内容

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 会場「パレットごうつ」の天井の開放感です

●チノハテ

 

島根県は東部と西部に分かれます。県庁所在地・松江や、出雲大社の出雲。これらが「東部」です。
西部は、港町「浜田」、森鴎外の故郷「津和野」、そして今回の舞台「江津(ごうつ)」です。

江の川を挟んで、主に工業都市な江津。有名ローカル鉄道「三江線」が去年廃線されてからも、近年は若い有志による地ビールの工場が建設されたり、とさまざまな試みが行われています……が。
が。

どうにも「この土地には目立ったものがない」というある種のフラストレーションにも似たものがあるようで。

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まずもって、この江津というのは、地理的に「東京から来るのに、一番不便」なところなのです。近くに空港もないし、新幹線の路線から物凄い距離がある。実際、自分(島根県東部在住)にしたって、第1回ごうつホビー祭りが開催されるまで、全然江津って行った事無かったですからね……その時点で推して知るべし、ではあります。

しかしそれ以上に問題なのは「たのしみ(ホビー)」のなさ。島根県のいろんなところに、「たのしみ(ホビー)」を抱えて、日々その探求に勤しんでいる人々がいる。しかし「発表の場」は、少ないです。

「ならば、自分たちで楽しい場(祭り)というのを、立ち上げてしまえば良いではないか!」というインディペンデントな思想が、理工クラブのHPからはビンビン伝わってきます。自分にしたって、この心意気でもって、第1回の参加を決めたようなものですから。

前回の記事で、このイベントが去年も、そして今年も「手作り感」のある自由な気風、と書いたのは、まずこの「地元に何もないな……よし、やろう!」というDIYの気概。そしてそれに賛同する作者(モデラ)たちの気概。及ばずながら自分も参加出展者としてその末席に加わらせていただいても良いかもしれませんが。
参加者の皆さん、多少はそういう「島根の鬱屈」がバックボーンに、うっすらとはいえ、ある程度はあるのかもしれない、と思う次第であります。

腐ることは簡単です。ネガ愚痴をたたくのも。でも、なかなかこういう風に「じゃあ何かをやろう!」という方向にはいかないものです。
まして、「自由の気風」と自分が感じられるほど、風通しの良いイベントたるや。そこのあたりは、理工クラブさんと地球堂さんが非常に努力されておられるのだなぁ、と思います。

閉鎖的な「サークル内イベント」であったり、「模型オタクのジャンル流儀マニアックイベント」ゴリ押しで、というのは、このごうつホビー祭りには、合わないと思うのです(念のため。そういうイベントを批判してるわけではありません)。
それよりもまずは「ホビーのたのしさを!」という思想。それに賛同し、もり立てていこう!という実際の行動、作品展示・企画による参加。それが今回の場合は、大事だったのです。

「たのしさ(ホビー)」とは、生きる意味そのものです。それを日々の仕事の中に見いだす人もいれば、日々の作品作りの中にライフワークとして見いだす人も居る。お好み次第です。
重要なのはそこから「熱」を得ることです。モチベとも言いますが。

 

●第2回ホビー祭り 企画内容


今回の催しものは以下のようなものでした。

 

・模型展示会(ノンジャンル・ノンスケール)
・工作スペース
ジオラマ制作教室(KATO)
鉄道模型試走(蔵模型)
・エアガン試射
・プログラミングロボ
プラ板制作
・ネイルアート
・バンド演奏・アニメ曲吹奏楽演奏
・物販(キットや完成品おもちゃや、模型関連書籍が買える)
・ラジコン試走
ぷよぷよを、プロゲーマーと対戦
・将棋やTVゲーム
アナログゲーム、カードゲーム対戦

次回からは、このそれぞれについてレポートをしていきます。

 

今回は前回に比べて、格段に規模が増えました。後述するように自分は半ばスタッフ側になったものですから(笑)、この全部を回りきる事は出来ませんでした。

しかしこれだけを招聘するのも、大変なことで。
どれもが「楽しんでいってください~」という雰囲気があったのでよかったのですが、一歩間違えれば、このゴチャ度合いはカオスですよね。

でもそこは、再三申している「風通しのよさ」があった。
それはイベントを無理に一つのマニア的方向に結ぼうとしない「自由の気風」があってこそ、だと思います。

このホビー祭りにランキングはありません。
別にランク上位にいくことがすべてではない……というか、そういう方面での「ガチ」さは今回ノーセンキュー、not for us(うちらのやり方とはちょっと違うよ)っていうだけです。

かといって、ストイックでない、というのは違う。皆さん作品作りと「この場を楽しもう!」という意識はストイックです。そして、もともと真のストイックとは、そういう「楽しみのためのストイック」であるはずだと思うのですよ。やっぱり。

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次回に続く……