私(ブログ筆者)は、ただ今36歳です。もうそろそろ来(きた)る10/24に37歳です。
ところで、私が模型に初めて触ったのは、3~4歳の時の元祖SDゲルググです(キット対象年齢10歳以上)。そこから模型でブンドド遊びをする人生がはじまりました。SDゲルググは親に作ってもらったもので、自分自身でプラモを作るようになったのは、もうちょっと後ですね。自分で作るようになったのは、1991年のSD頑駄無……地上最強編の時あたりからかな。6~7歳の頃ってことですか。
ということは、模型人生30年ですか。まさかここまで自分の模型ブンドドが続くとは思いませんでした。
まぁ、何度か途中で止めた模型趣味ではありますが、結局いつかは復帰している。そんなわけで私は自分のことを出戻りモデラーと思っています。別にその事で引け目は感じておりませんし、何より私が今も模型を続けていられることは嬉しく思っています。
そうは言うものの……経年の実感がないのも事実。30年経ったとはいえ、私が模型を作る時の実感覚(趣味感覚)は、今も小学4、5年生のままで止まっている感がございまして。「ええっ、SEEDってそんな前なの?」。前なんだよ。20年は前なんだよ。
●ブンドド「なんか」
模型でブンドドなんかを30年ねぇ……。「なんか」と書いているように、昔から私は模型を改造したり、ブンドドしたりするのを、どこか幼稚というか、低級な遊びと思っていました。世の中のモデラーは凄い作品を作るし、ジオラマを作るし。フィギュアも凄いし、ドールハウスも凄い。それに引き換え、私はブンドドである。幼児性の極みではないか。結局ブンドドするために、作ったキットもすぐにバラしてミキシングするし。だからろくすっぽ完成品が残っていない。
ただ、そんなことを何十年もやってきているのだから「立体物を手で触って自由に発想する」ことだけは長けているらしい。それでストレスを感じたことは一切ないし、手慰みをしていればきっと何かを発想するだろう、っていう無意味な自信だけはある。これが……これが自分の特技なのか。
正直、絵を描ける特技の方がよかったよナー、と思ってしまいますが(苦笑)。それでも、子供の頃、絵よりも模型をやっていて、結局未だに模型の方がストレスフリーだという現実。「えーっ」と思ってしまうところがございますが……でも、ささやかなりとはいえ、ストレスフリーに出来る特技があるのは、人生よかったのだ……と納得させましょう。うーん……。
思えば、私が子供の頃、すでに周りの子供はビデオゲームばかりしていて、手を汚して模型を作るという子供は、かなり少なかったように記憶しています。そういえば、模型屋で同級生・クラスメイトと会ったことないな……。今さら気づきましたが。
そんな風に、子供の頃から自分の世界、箱庭でブンドドを繰り返してまいりました。うん……ブンドドや模型改造に費やした時間は、10000時間なんてとっくの昔に越えていますね。今まで考えたこともなかったですが。だってブンドド「なんか」ですもの。誰に自慢できる趣味でもない。
でも、趣味を他人に自慢しなくちゃいけないのか?と考えたら、全くそんなことはないですね。自分も昔は承認欲求がありました。けど、今、承認&自慢よりも、ストレスを解消できたらそれで良いや、と考えたら……結局子供の頃のブンドドに戻ってきてしまっているのです。結局これかよ。でも、自分はこれでいいや、と今は思える。「私が今も模型を続けていられることは嬉しく思っています」と先に書きましたが、こういう文脈というか、今までの歴史があって、思えていることです。
●最近の人形工作
最近は、オリジナルの人形を作っています。もちろんドールとまではいきませんが、オリジナルキャラを作っています。造形用粘土にポリキャップを仕込んで素体を作り、プラモデルのパーツをおもいっきりバラして、人形の小物や服に見立てて付ける。また、紙で髪の毛を作ったり(駄洒落じゃないよ)、布で服を作ったり。
そう書くと、模型人生が遠くまできたような気もしますが、やっていることは結局相も変わらずブンドドなのでした。このオリジナル人形も、多少ヴィネット的なミニジオラマに配置することは考えているが、それでもやっぱり部屋でブンドドして遊ぶ。気に入らなくなったら即座に改造する。
そんな風にして、ブンドド工作少年の人生は続く。今は、オリジナル人形のためのオリジナルパーツを工作するために、取っておいたランナーを切り刻んでいます。プラ棒にしたり、加工したりね。しかし、箱に入っているこのランナーを見て「どうすんだこれ……」と思ってしまうのも否定しない。
また、最近は、ガンプラなどからパーツをもぎとるのはいつもの事ながら、そのもぎとりパーツを小さなケースに入れて、ちゃんと管理しようとしているのですよ。もちろん自作オリジナル人形のためです。(ケースの上のは針金です。もちろん人形作成に使用)
こういうことが出来るようになったことに、自分は大人になったという実感をしみじみ持つのだよなぁ……。えっ、小学生の餓鬼でもやってる? はい、まことその通りですね。返す言葉もございません。
●ドール特撮写真
それから、ドールでこういう特撮写真を撮ったりしています。この背景は100均で買った背景ボードです。今は便利ですね……。
↑ 最後のこの植物は、模型ではなくて実際の植物・ミニ園芸です。ドールを立たせてみました。
また、今は背景美術を自分で描くこともやっています。この空の背景がそれです。
こういうのはストレスなく楽しく出来ますね。スマホで撮って、フィルタをかけて画像編集をしています。
また、自作の撮影ブースも作っちゃったり。
この2枚の肖像写真は気に入っていますね。こういうのも私の中ではブンドドなんですよ。
●参考記事
modernclothes24music.hatenablog.com
↑ 安全第一は大事ですね。
modernclothes24music.hatenablog.com
↑ 「結局、箱庭工作と音楽かよ」というこの気持ちは、悪いものではないです。