残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

物語に餓えている

先日「ネタバレを自分は全く気にしなさすぎる」という内容の記事を書いたのですが、あのあと少し反省しまして。

ネタバレがわからない - 残響の足りない部屋

記事内容は自分の性質の白状ということで、全く嘘のない内容なんですが、しかしわたくし個人から発せられる「今の楽しさ」が感じられない記事であったな、と。

ネタバレを気にしないのは気にしないで良いんですが、それだったらそういう性質のもとに、今自分はどういう風に物語を楽しんでいるか、ってことを書くべきでした。オタクとして。これは反省です。機嫌よいオタクでありたいものですね。まったく。

(記事のup当時、内容への丁寧なご感想をいくつか頂きました。皆さん、凄く丁寧にあの記事を読んで頂き、自分の性質を「そうか」と仰って頂きました。その丁寧さが有難かったです)

 

ところで、その一方で現在リアル仕事が非常に忙しいのです。GW(ゴールデンウィーク)だっちゅうにね。ガッツだぜ!ウィークの略じゃないですよGWは。

でもその一方というか、そんな風に忙しい今だからこそ、ふつふつと「作品を読みたいな……」と考えています。ふつふつとコンテンツに対する読書欲が、肚のなかで煮えてきています。これは良い傾向です。流行りや惰性で作品に触れるのではない、フレッシュな「読みたい」欲があるのですから。

 

とは言いつつも、そういう風になっちゃうくらい、どんだけリアルが忙しい毎日だったのだ、って話ですねこれは。オタクとして、これまた別の意味でかっこ悪いのです。社会人として合格って言われてもねぇ。趣味人としてどうなんだい、っていうところですよ。この近頃、M3新譜とかの聞き込みも足りていないですし。漫画もちゃんと読めていない。模型もね。

ちょっとずつ「いつか時間が出来たら読もう」と思っている本やノベルゲームが溜まってきてしまっています。これでもかなり量を厳選しているのですが。量的に言えば往時の1/10くらい。それでも、この忙しさで手をつけられていない。

もちろん、この忙しさから少し脱したら、その「いつか読もう」の本やノベルゲームを大事に味わうつもりです。なんだか死亡フラグみたいな記事になっていますね今回の日記は(苦笑)

 

健全な餓え、ってものを大事にしたいです。自分のなかにそれが残っているのは、良いことだと思いたいです。少しずつ年を重ねていくと、安定安牌思考とか、「刺激を回避」みたいな精神になっていきます。それもそれで処世術ですが。でも健全な餓えは、健全に満たしてあげるのが、趣味人ってやつですよね。

 

……ところで、そんな自分であっても、ガンダムビルドダイバーズRe:RISEに関しては、あの「安定」志向であった時期であっても、なぜあんなにのめり込むように見たのかは、ちょっとした謎です。結構ガッツりクる骨太なシリアス話です。リライズファンはこの作品を「基本的に楽しい話ではない」と言いますが、言いえて妙です。その通りです。ガッツりクるしんどい話です。自分だって実は1回でほとんど切ってた。その後なんとなく見てみて、凄い勢いでハマってしまった。「初代」ことビルドファイターズは自分の中でバイブルですが、それとは違った位置の「魂の作品」であるのは間違いないですリライズは。

 

まぁそれはさておき、この作品、物語への「健全な餓え」を大事にしたいです。きちんとおなかを空かせましょう。そして、めんどくさがらずに、オタクアンテナをきちんと張って、今まで個人倉庫にため込んだ作品をまずチェックしなおすことから始めます。すぐにバリバリ読破・ノベルゲークリア、っていうのは無理です。今はやはり仕事が忙しい。でもこの「餓え」は悪くない。悪くない気持ちです。