残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

(セルフ対談)鬱氏がやってきて運動を指導される

ジュワァアァ……(夏の湿気の音)
ジュワァアァァ……ジュッ(陽炎、熱されたアスファルト
ミ”-ンミ”ンミンミン(蝉の声)

 

わたし「しんどい」

鬱氏「でしょうね。私が居ますからね」

わたし「例年、季節の変わり目に君(鬱)は来ますね。アイアム残響さんのインナーワールドに」

鬱氏「今年も来ちゃいました(てへっ)」

わたし「正直、この初夏・梅雨時期の熱さに対処することばっか考えてたので、君(鬱)への対処がおろそかになっていたのは否めない。軽いジャブを先に喰らってしまった感じ」

鬱氏「でも今回私、そんなにエグい攻撃していないですよ」

わたし「そうなんだよねー、今回の鬱、分析してみると、まず

(1)異常気象の暑さ・湿気にやられている→体力不足による疲れ

(2)創作方面に力を注げていない→アウトプット不足によるストレス

(3)フラッシュバック大杉問題→抗鬱テクニックが後手に回っている

……って具合で、キツさはやっぱりこの順かな。1が一番キツい」

鬱氏「じゃあやっぱり、今回私、そんなにエグい攻撃していないじゃないですか」

わたし「そうなんだよねー……。あまり認めたくはないけど、セルフメンテナンスのサボりのツケが「キた」かなー、っていう結論かもね」

鬱氏「私が言うのもなんですけど、あなた最近筋トレサボってるじゃないですか。2ヵ月前の変な体調崩しからこのかた、ロクに筋トレしていない」

わたし「そう、2か月前の体調崩しから、やたら疲れやすくなってね。筋トレにまで回せる余力がない」

※残響は4月末~5月頭(ワクチン3回目摂取)のあたりで、変な体調崩しをしていた。コロナウイルス感染症ではない。

 

鬱氏「いや、それは順番が逆じゃないですか?」

わたし「というと?」

鬱氏「2か月前の体調崩しで、体力の絶対量が減ったのは間違いなくて。じゃあそこで底を打った体力を、少しずつもとに戻していく努力が必要だった、ってことですよ。疲れやすくなったから筋トレをやめた、っていうのが間違いで」

わたし「……疲れやすくなったからこそ、筋トレをすべきだった、っていう話ですかー」

鬱氏「そうそう。何度も言いますけど、今回、私(鬱)、大したことしていませんからね。それなのにこんなにダメージ受けてるあなた、やっぱり基礎体力がガタ落ちしてるんじゃないでしょうか」

わたし「鬱氏の言うことをどこまで信用していいものかわからんがねw」

鬱氏「メフィストフェレスじゃないんですから。ぶっちゃけ、私を作り出したの、あなたですからね、結局のところは」

わたし「それは正しいし、現時点で君を殺しきろうともしていないし。さぁて、君(鬱)を殺しきれるんだろうかね、私は」

鬱氏「それを私に訊きます?w」

わたし「自家中毒も極まれりだなー。ま、今の、この体力不足から来るしんどさループ、っていうのは、自家中毒の中でも低レベルだという話はわかる」

鬱氏「生活改善ですね。私がこれを言いますか」

わたし「ほんとだよね。まぁいいや、道は定まった。とりあえず筋トレかしら」

鬱氏「日々の行動のハードルは低くした方が良いと思いますよ。私が言うのもなんですけど、日々鬱々としちゃうのも、鬱思考が行動的に【ハードルが低い】から日々ついついやっちゃうんだ、っていうのもあると思うんです」

わたし「君が言うなぁ(汗」

鬱氏「あなた漫画を描いていますけど、最近これまた執筆が鈍いじゃないですか」

わたし「ア”ーッ、ア”ーッ!(頭を振る)」

鬱氏「例えば、いきなり漫画を描こうとするから辛いんであって、まず最初は棒人間を描くなり、模写デッサンを簡単な箱でアタリ付けようとしたり、とか。【そいつを出来ないのが逆に難しい】くらいにまでハードル下げなきゃ」

わたし「おっ、それ日々の絵の練習方法に採用決定」

鬱氏「筋トレも同じなんじゃないでしょうか。やらない善よりやる偽善、を禅の生活と呼ぶんじゃないでしょうか」

わたし「君、鬱のくせに、私より禅の神髄に近いっていうのはどういうことかね?w まずはストレッチかー。ストレッチだけで息切れたら笑っちゃうんだけど」

 

~ヨガマットを敷き、いくつかの静的ストレッチメニューをこなしてみる~

 

わたし「フヒューフヒュー、ハァハァ、息切れちゃいますねストレッチだけで」

鬱氏「これはひどい

わたし「多分散歩なんか出たら途中で帰宅出来なくなるんじゃね、って気がしてきた」

鬱氏「散歩遭難なんて、町の歴史に語り継がれるくらいの醜聞じゃないですか」

わたし「デブゥ(返事)」

鬱氏「一日のうちの、ストレッチの回数を増やしていくことをまずは目指しましょうか。筋トレの強度以前の問題ですわ」

わたし「そうですね」