modernclothes24music.hatenablog.com
半年(以上)ぶりの更新となります庭園日記。
さて、前回の様子はこんなんでしたが、(写真↓)
今年はどうなったかというと……
残ったのはゴムの木だけ!あとは花も木も全部枯らしました!
……残虐者だ……虐殺者だ……。
さて、改めてこの「庭園日記」タグで管理している、庭園趣味園芸企画「自然と模型の調和と融合」ですが、これは、自分がこそこそやってる園芸の記録と野望を書き記そうというものです。
よんいーさん(「柚畑はっさく」氏としてのエロゲライターデビューおめでとうございます!)のブログ記事
「雑記、家庭菜園「まさか野菜作りにここまでハマるとは……」」の御執筆を期に、自分でも以前からやってた園芸の記録を書いたほうがいいんじゃないかと思いまして。
その目標=「庭園鉄道」「模型のある自然」については、軽く前回書きました。
そう、この企画は、そもそも自分の趣味「模型工作」あってのことです。自分が挑む園芸(自然)と、自分がつくる模型(人工)とが、どこまで調和するかの実験です。
前回も書きましたが、自分という人間は、徹頭徹尾「インドア派」の人間でした。泥あそびなんてばっちい! 園芸? 庭遊び? お外であそぶ? 信じらんない! 家の中で模型やエロゲをやるよそれだったら!という人間でした。
祖父や母は園芸の趣味が多少ありましたが、自分がこんなんだから、祖父も母も、園芸趣味には誘おうとはしなかったのです。
そもそも自分の園芸も、誰に言われるわけでもなく、勝手に始めたもの。祖父や母や、近所のひと(ここは田舎です)に教えを請えば、上達は早いとは思うのですが、ある程度までは自分独りでやってみたい。そんな我儘ごころです。
とはいうものの、独りでやるにおいても、指針というか、ロールモデルみたいなものは欲しい。自分が園芸趣味者としてどのようにありたいか、とか、目指すべきところはどこか、とか考えながらの指針。
もちろん、前回の記事で書いた森博嗣博士や、よんいーさんの在り方も参考にしてますが、残響さんと前提条件が結構違うので、「リスペクトする遠き彼方の方々」ではあるけれど、もっとこう……心の中に常に居て、自分を励まし、鼓舞し、時にいさめてくれるような存在はいないか……と思い……ふと、ある少女(ひと)のことを思い返したのです。
■師匠
紹介します。師匠です。姫川穂波さんです。
この方はHibiki works「PRETTY CATION 2」というエロゲのヒロインでして、実家が花屋「フラワーショップ ほなみ」の一人娘さんなんですね。そしておれの殿堂入りヒロイン。ウォーッ、穂波ーっ!
師は、絶えず読書と草花を愛する心優しい少女です。見てください、この仕事中の生き生きとした表情を……。
花には常に優しさを。そして読書というインドア趣味をしながらも、心は常に自然を愛す。
草花への知識も豊富で、お客に対して、求める花の的確なアドバイスをします。
思うのですけど、園芸って、「強制」されて義務でもってやると、一気に楽しくないですね。学校の生物の授業で草花を育てたことがありましたが、自分がインドア派っていうのと同じくらいの理由で、「やらされた」から面白みもなかった、っていうことがあります。
でも、自分から進んでこうして休日、園芸をしていると、心が優しく洗われますね。いい汗をかいたという気持ちがすばらしい。
つい、読書というか、知的営為というか、理屈と言葉の世界にいると、「手を動かして行動をする」「手を動かして自然そのものと触れ合う」ということをおろそかにしがちです。
それはある意味で、読書(知的営為)の負の側面であるかもしれません。理屈・理論がこの世のすべてと思ってしまうかのような、リアリティの喪失。
ところが穂波、いや、師はどうですか。彼女が理屈一辺倒になって、リアリティを喪失したことはありません。日常に生きる少女……。
おっと、語りすぎてしまいました。
では、以降の日記は、師の教えを請いながら、園芸日記をつづっていくことにします。心はいつも咲宮町商店街のフラワーショップ ほなみでございます。
■インストラクション・ワン「マホイミの教え」
今年の様子です。
で、独学と、園芸的怠慢の結果、枯らしてしまった草花。
これでも、前に比べれば、日にきちんと当てて、水もきちんとあげて、ってことをしてきたのですが、結局冬を越すことは出来なかった……。
敗因は、
(1)夏の猛烈な日差しを防ぐのを怠った
(2)冬への準備を怠った
この二点だと思います。っていうか、水だけやってればいい……ひたひたにするくらいの暴虐的な水でなければいい、みたいな甘い考えが、草花の「命」を殺してしまったわけです。
師(穂波)「だめだよ、水を注ぐのは、愛を注ぐのでなくちゃ」
し、師匠?
師「ダイの大冒険で、ブロキーナ老師がマァムに閃華裂光拳を伝授するとき、マホイミ(過剰回復呪文)の概念を教えたでしょ?」
そうか……マホイミとは、「過剰なまでの回復呪文を強引に押し付けると(生体過剰活性化)、それは生体組織を壊す、攻撃呪文となる」というダイ大オリジナルのドラクエ魔法です。そこで語られていた比喩は、確か「水や栄養を与えすぎると、草花は死ぬ」みたいなものであったはず。しかし愛とは……?
師「過剰すぎる愛も同じなんだよ」
なるほど、師よ……深い……。さすがは、読書と園芸を同時にされる師であることよ。つまりは、無計画・無思慮の愛(水)もまた、悪であると……。
そして、草花の育成は、全体を見なければいけない、と前回のブログ記事で書いたばかりだというのに……。
■今回の花々
さて、今回の花ですが、ホームセンタで買ってきました、苗と種を。
・パンジー
・イベリス
↓
・名前忘れたけど、なんか赤い花
・キンレンカ(ナスターチューム)
↓
といったラインナップです。
師「花の名前はメモっておくようにっ。花言葉も探せないし、育て方も調べられないでしょ?(怒」
し、師が怒っておられる……す、すいません。以降はきちんとメモります。というか当たり前ですね……。
パンジーを選んだのは、まぎれもなく師リスペクトです(穂波ルートネタバレ
イベリスは、なんか花の白さ&形が格好良かったから。かっこよさは大事です。
師「花を模型と同じみたいに表現しないようにっ」
ウス。気を付けます(たぶんまたやる)。
赤い花は、もっと気合入れれば、結構育つ勘がしたので、ここは腕の見せ所ですね!
で、キンレンカ(和名)のナスターチューム。
これも、写真で見る限り、花の形がかっこ……ゴホゴホ、なかなか素敵に見えたので、ちょっとやってみようかと。
これまでは、苗や、観葉植物でしか育てたことがなかったので、種というのは、一つのチャレンジです。
■植木鉢童貞
そして、今回から、これまで使ってきたプラスチック製の鉢ではなく、レンガの植木鉢を使ってみることにします。
これで植木鉢童貞を捨てる格好になるぜ……!(おおげさ
で、パンジーと、イベリス、赤い花。それと、唯一生き残ったゴムの木を、植え替えました。全部植木鉢で。
ひとつだけプラ製ですが、これまでの鉢の1.5倍はある大きな鉢&たっぷりの土でやってみることにします。
ついつい、土の入れ替えをサボってしまい、栄養の循環がいき通らず、花の出来をしょぼくさせてしまっていたのがこれまでです。より鮮やかに、大きく生やそうとしたら、たっぷりの土が必要なのだとわかりました。今更。
それから、キンレンカの種ですが、大振りなプランターで植えることにしました。
バーッと撒いて、土をかけます。これまでこのプランターは、土を入れといて、時折腐葉土とかと混ぜて、そこから小さなプラ鉢に入れるためのボックスとしてしか使ってませんでした。
しかし、「大きいことはいいことだ」の精神でもって、今回はここに一気にドバーっと肥料や腐葉土を混ぜ込んで、栄養のある土にして、種を育ててみることにします。
何分、前述のように、種から育てたことがほとんどないので、これはひとつの実験です。どうなることやら。
しかしまあ、作業してみて、やっぱり気持ちよかったですね。最近、仕事で結構煮詰まっていたものですから、ストレスが溜まっていました。
それが、結構この休日園芸作業で、解消されました。
ということで、今回は模型成分なしですが、園芸は素晴らしかった(当社比)ということで!
師「あのことは言わないの?」
し、師匠……。
師「言おう、ね」
アッハイ。
えー……。
実は、プランターだけではどう育つか不明瞭だったんで、プラ鉢に、ちょっとだけキンレンカの種を入れて、土を入れたんですね。
で、写真のようにセッティングして、さあ片づけよう、まずは、植え替えていらん土を入れた、これまでのプラ鉢を捨てて……っていうふうに、プラ鉢の中の土を庭に捨てていったんですね。
……はい。もうお気づきでしょう。
キンレンカの種をちょっと入れたプラ鉢、他の土と一緒に捨ててしまったんです……。
キング・オブ・クソとは残響さんのことでありました。まる。どっとはらい。涙。(オチ
どーして自分の人生ってこうかなぁ?(大体模型でもこういったバカ凡ミスをします)
後ろからのアングルが、また良いです。
(つづく)
(この記事群は、いずれ自分のHP「ホームページオブ百合機械」でレポートとしてまとめる予定です)