残響の足りない部屋

音楽旅行と模型人生と愚にもつかないジョーク

自作漢詩の書作品の受賞のご報告

今年のはじめ、漢詩を詠みました。五言で二行です。

 

「船行」

陽光将曳船
水慶鱗雲煌

 

書き下し文:
陽光(ようこう)将(まさ)に船を曳(ひ)かんとす
水は慶(よろこ)ぶ鱗雲(げいうん)の煌(こう)たるを

意:

陽の光が、今まさにこの船を曳いていこうとする(船はすいすいと流れ行く)。
鱗雲は輝き、水面にも映り、この水(海or川)も喜んでいるようではないか。

 

「残田 響一」名義で詠んだこの創作漢詩で、北海道の書家・阿部 岳流氏が書作品を作成されました。ありがとうございます。

そしてこの阿部氏の書作品「船行」ですが、第73回・毎日書道展で佳作を受賞されました。おめでとうございます。

現在、東京の国立新美術館で開催されている毎日書道展・漢字部Ⅱ類 (文字数が3字から20字以下の漢字作品)で、展示されております(室番95)。

www.mainichishodo.org

 

よろしかったらご覧ください。

 

阿部さん、本当におめでとうございます。
そして、拙作漢詩をお使い頂き、素晴らしい書作品に仕上げて下さり、本当にありがとうございます。

 

阿部さんには、これまでも私の自作漢詩を何度も書作品にしていただきました(過去の毎日展で賞を取られたこともあります)。

とくに近作ですが、まず私が漢詩を詠むのですが、その際「篆書作品」として成り立つよう意識して漢字を組むようになりました。
つまり、漢詩を篆書(書道の書体・古いスタイル)の作品として良い物にするため、お互いに話し合いながら詩句や字のバランスを推敲する「草稿作成」まで共同で行うようになったのです。
今作「船行」も字典(漢字の書体の辞書)を用意しながら、草稿を練るお手伝いをさせて頂きました。

 

言葉を操る者として、いつも得難い経験をさせて頂いております。
また、最近私が描いている漫画作品でも、描き文字など、阿部さんの「書」には影響を受けております。

 

これからも阿部岳流さんのご活躍をお祈り申し上げます。頑張ってください。自分も創作活動を頑張ります。