残響の足りない部屋

もっと多く!かつ細やかに!世界にジョークを見出すのだ

模型日記三日目

●業務連絡


・「聞こえリライト」14000字・400字詰原稿用紙換算41枚(41/400・予定)
・山陰文芸賞投稿作品(小説)「気球」第一稿書きあげ・感想待ち
・山陰文芸賞投稿作品(エッセイ)「柿」これから書きます(原稿用紙20枚以内)
・菅野マナミ「ひまわりさん」二巻感想は次回あたりにでも
・体調は回復傾向、仕事の年末進行の軍靴が聞こえてこなくもない
・だから冬コミなんてすこぶるどうでもよい


FALLER製ストラクチャー制作記


1日目

前に書いたように、出雲の森山鉄道模型店で買いました。HOの田舎の家、品番は130205。
FALLERというメーカー自体は知ってはいたのですが、やっぱ模型は現物見ると違うね! そののどかで心休まるデザインセンスに惚れて、前に載せたキットを買ったのです。このメーカーはこれからも追い続けるでしょう。
どんな作風かは↓を。
http://www.faller.de/App/WebObjects/XSeMIPS.woa/cms/page/pid.14.16/ecm.p/Home.html(公式ページ)
http://bit.ly/truwBo(日本での取扱店での通販ページ)
ちゃんと取説に英文翻訳が載っててよかった……大学でドイツ語習いましたが、完全に昔の杵柄以下ですからね……あんなややこしい形容詞変化なんて覚えてないっつの。(いつか復習しますが)
取説はこんな感じ

で、これなら楽に作れるかな、という安楽工作少年だったとさ。(もう26だろが……)


2日目(厳密に毎日作ってたわけではなく、実際手をつけたのは買って二週間くらい経ってのことですから、日付のカウントではなく、進捗状況のカウントと思ってください)


うわー、接着剤使うの久しぶりー……。
って、どんだけ模型から離れてたんだ、って話ですよね。接着剤はプラモ用セメダイン。
昔はアロンアルファ最強伝説を信仰してたんですけど、アレは強烈すぎますからね……修理用として使うのが賢明です。
調整しながら組む、という工作法だと、このタイプの接着剤が一番速度的・接着的に適当……って、どんだけ基礎の話してるんでしょ。自分も鈍ってるな……ニッパー使うのなんて、ギターの弦切るのでしか使ってなかったし。


とりあえず、壁と窓の処理を。
まったく関係ない話なんですが、自分のペンネーム「窓枠曲壁」ですが、窓枠の作っているこのキットの窓枠のように(ややこしいな)、全体的にデフォルメを効かせつつも、細部のリアリティ(ここではガラスと白の窓枠の二重構造)を追及する、というこのキット/ブランドの姿勢は、すごい好感が持てまして、自分のペンネームこれにしといてよかったなぁ……って思えるほど感じ入り考えちゃいました。変な話。


で、こんな感じに組んでいきます。

三日目
完成!


自分工作下手だわ!
最終的に完成したのがこのような形なのですが、何この歪みっぷり!建て付け悪すぎ!(繰り返しますがキットの出来は良いのです。僕の腕が悪いんです)
屋根がきちんと接着されてなく、隙間が空いてしまったので、急遽セメダインC(あの黄色くて臭いがアレなアレです。褒めてるんですよ?)で埋める。
とすると今度は乾燥したときに「いかにも接着剤で処理しましたー」な白濁になって(エロゲ脳故にあえてあの比喩は出すまい(最低))、こりゃいかん、雰囲気が台無しだ、ということで、ごまかすためにウェザリング(模型用語:わざと「汚し」の処理をすること)。
結果、屋根が明るい茶色だったのが、瓦屋根風の焦茶になってしもうた。日本じゃないんだからさ。ただまあこれはこれで味がなくもない……か?
次回はもっと上手く作ろう、そう決心して作り終えたのでありました。久しぶりの工作でした。満足!


四日目


あー! 内部の暗闇を表現する黒紙を張るの忘れてたー! 風格が、完成写真よりもずっと安っぽい理由はそこか!
orz
くっそお……ブランクがあると、だからこんな具合になるのだ!
それから、装飾用の紙ディテール(花とか)はまだ貼り付けてません。工作の楽しみを取っておいてあるとも言う。
いやー、しかし森博嗣氏が「完成に近づくに従って、完成させるのが惜しくなる」って言ってたのがわかるわー。
というか昔より工作を楽しんでる……な。
昔は「さっさと作って遊ぶのだ!」でしたが、今は作る過程が楽しい。無心になれる。成長したなぁ……(望遠)
ちなみに僕は現在Nでやっていて、このキットはスケール違いですが(HO)、僕、あまりスケールって気にしないんですよね。模型マニアとしては「鈍感」の一語で片づけられちゃいますが。
よく捉えていただけるなら「おおらか」ですが。なんつーか……厳密なスケールよりも、おもちゃ屋の店頭ディスプレイコーナーの雑多さのような「世界の広がり」を模型世界に置いておきたく……いやわたしにだってきちんとレイアウト作るときはスケール順守しますが。ただまあ、「遊ぶ」ぶんにはこれでもいーじゃん的な。

スケール通りの人形よりもこういった人形を「登場人物」にしたがる、というのもそういうことですね。あ、森氏の影響ここにもあるな。(Nagaleさん、以前頂いた七花&とがめ一番くじきゅんキャラ、こういう形で使わせていただいてます>私信)


次回は


ひまわりさん読解ですが、それが済んだら、数年積んでた1/144アルケーガンダムの制作にようやく漕ぎ着けたので、それの制作日記を……どんどん文芸ブログから離れてるなぁ。創作関連より模型関連の方が筆の進みがいいってどういうことだ(苦笑)。

●本日のBGM:上海アリス幻樂団「幺樂団の歴史5」(まさかFM音源がここまで好きになるとは、過去の自分、予想もつかなかったな)