残響の足りない部屋

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推し呉服店の2023秋の大きもの市のご紹介

残暑をむかえ、ひと雨ごとに茹だる暑気うすれていく今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか。お身体ご自愛ください。

本日は、ブログ筆者が日ごろお世話になっております岡山の呉服屋さんの「秋の大きもの市」のご紹介をさせて頂きます。
いわば「推し活」です。これが正しいインターネットの使い方というものです。

 

岡山県井原市にお店を構えていらっしゃる「笹井呉服店」さん。
趣味のきものと帯」のある生活を豊かに、という御心で、日々和装文化のため頑張っていらっしゃいます。

www.sasaigofukuten.jp

 

 

お店外観

今回のご紹介は「2023 秋の大きもの市」です。
笹井呉服店さんの店内で会場が設けられ、期間は9月9日(土)~9月11日(月)、午前9時~午後7時です。
明日からです。このブログ、ギリギリになってのご紹介で申し訳ないです。

www.sasaigofukuten.jp

 

さてそれでは、美しいものをご覧になって頂きます。
笹井呉服店さんから闇の独自ルートで、店内特設会場の写真をご提供頂きました。見なよ、この美しい織物の光景を……!

 

この美しさ。

 

店内では、畳の座敷に上がる形で、試着スペースを設けていらっしゃいます。私も以前、浴衣を購入した時はその節お世話になりました。

 

七五三晴れ着展、ばっちり用意していらっしゃいます。

 

すごいですね(語彙力)

業平の歌に
「千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれないに 水くくるとは」
という歌がありましたが、ふと、それを連想してしまいました。
つまり、紅葉映えせし川の流るるように、一面に敷き詰められた着物・反物の美しさです。このたおやかなる美をぜひ店内会場でご覧ください。

 

冒頭にも書きましたが、少し涼しくなってまいりました。新しい服をチェックするのにはもってこいです。それは洋の東西を問わないでしょう。

今回、このきもの市では新作着物の発表や、レンタル振袖の予約も行っていらっしゃいます。小紋フェアも見逃せません。

また、「秋のお手入れキャンペーン」もしていらっしゃいますので、この機会にぜひ。

このブログで再三出ているテーマですが、メンテナンス大事。本当に大事。私がいうのも何ですが、やっぱり服を「本気」で着ようと思ったら、一番大事なのはメンテナンスですよ。真に服を愛でる趣味活動とは、メンテナンスを欠かさないものです。

 

素性法師古今集で秋のうたとして、

「もみじ葉は 袖にこきいれて 持ていてなむ 秋は限と 見む人のため」

と詠みました。(ちょっと季節は先ですが、まぁそこはゆるしてくれ!)
流石にここで紹介した着物にひょいとリアル紅葉を入れるのはどうかですが、大事なのは機知と共にある情景の美しさです。その美しさは確実にきものがあってのことです。

岡山近隣にお住まいの、和装に興味のおありの方々は、ぜひ笹井呉服店さん「秋の大きもの市」で、きものの美をご覧になってください。

 

笹井呉服店さんInstagram

 

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