残響の足りない部屋

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最近わたしの音の暮らしはこう 2023年冬

前回のお気に入り音源記事

最近わたしの音の暮らしはこう 〜2023秋に向けて〜 - 残響の足りない部屋

前々回

最近わたしの音の暮らしはこう 0824夏 - 残響の足りない部屋

●近況(病状)

寒いですね。冷え込み厳しくなってきて、先日風邪をひきました。

年の瀬・師走で仕事に穴を空けられないなぁ、新作漫画も描きたいしなぁ、と、このタイミングでの風邪はまずい! なので頑張って早めに治しました。

ところが風邪が治ったら今度は腰痛が差し込んできました。常時ピリピリ痛。一番ひどい時は、足元に置いた小さいゴミ箱をひょいと持ち上げる時「グワァッ」と重い痛みがきますから。これもマズい。

そういうわけで現在は腰痛の自己治療です。なるべく休養に徹したおかげで、なんとか腰は治りつつあります。屈伸などの静的ストレッチが効いています。こうした「攻め」の自己治療が出来ることがうれしいですね。

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さぁて、そんな風に腰を治しつつあった矢先に、これを書いている本日の日中は仕事用のPCがヤバめの状態にッ!何とか仕事伝票を出したはいいものの、仕事メールの復旧がッ!どうする?こうする? そんな時の一曲はこちらッ!

 

よわいさかな「はたらきたくない!」


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ピコピコできゅーとなサウンド、かわいいヴォーカルは音楽的同位体「可不」(バーチャルシンガー「花譜」の声の歌唱ソフト)、歌詞は社会の闇、倦怠感、疲労感です。

前にご紹介したもちうつね氏の曲もですが、私この1年結構こういうサウンド聞きましたね。毒や虚無の世界観の上で(あるいは内包して)いわゆる「Kawaii」系のほわほわピコピコ疾走サウンドを展開する曲。年が明けたら今年も恒例の「2023年に良く聞いていた音楽」をやります。


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2022年に良く聞いていた音楽 - 残響の足りない部屋

2021年に良く聞いていた音楽 - 残響の足りない部屋

 

●最近わたしの音の暮らしはこう 2023年冬

アメリカ民謡研究会「戻れ戻れもどれもどれも。」


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その年間記事でも書くつもりですが、今年の年間ベスト曲はこれかなぁ、と。まだ今年2023年に出る曲はありますが(更新されたらそれはそれで最高)。

全天球の虚空に響いていくシンセサイザーのリフ&メロディの荘厳さ。見果てぬ夢か。あるいはもう戻らない切望の悲しみか。

リズムは一定に軽快に進み、合成音声にしか出来ないおどけた喋りが、どうしようもなく「手の届かなさ」や「戻らなさ」といった諦念(あきらめ)を感じさせます。

それでも、それでも…!ともがくように何かを希求する姿。そういう虚空の荘厳さにやられました。

アメリカ民謡研究会の曲の中でもメロディアスな一曲ですが、単なる「キャッチー寄り」なわけではないです。むしろアメリカ民謡研究会・Haniwa氏の新境地と言ってもいいとすら思います。それはかつてのスタイルをさらに練りこんだ先の進化系として。

 

アメリカ民謡研究会の研究 - 残響の足りない部屋

↑ 過去(2020年)に書いた記事

 

和ぬか「絶頂賛歌」


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いや~、令和に入ってからの昭和レトロ再評価とか、シティポップ再評価。そんな風に昭和~平成初期の歌謡ポップスを完全に咀嚼しての「令和の歌謡ポップス」を、こうして力強く自信を持ってドンとお出しされたら。

とにかくキャッチーです。調子こいた夏のせっくすソングと言う側面ももちろんあるんですが、それよりもナイーヴな歌唱、キャッチーなフレーズ、盛りの夏の妖しさ、歌謡性、それらを高度なラテン味アレンジメントでビシっとまとめてくれると「良しッ!」となります。これが令和のポップスです。

令和のポップス(ポップ・ミュージック)は本当凄い。基本路線としてレトロ再解釈とか、ニューウェイヴ歌謡曲とかっていう方向なんでしょうが、何せシーンのレベルが高い。それでいてコアなロックやテクノも元気だというのだから。メジャーとアングラ(って今も言うのかなぁ)、新人とベテランが、それぞれ相互に健全に影響しあっているように見えます。それは良いことだと思います。洋楽コンプレックスも、かつてほどには無くなってきていると思う。そしてそれで良いと思う。

そりゃ、「またレトロでエモい路線?」っていう風に感じる方の気持ちも、ちょっとわかるんですが。しかし私の立場としては、「レトロでエモい路線」は嫌いじゃなく、そして現在のようにレベルが高いので、特に文句がない、です。我ながら安穏とした立場やのぅ、とは思いますが。これもLo-fiの美学にハマっちまった残響さんだからなぁ。

 

100s「世界のフラワーロード


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中村一義のバンド作(100s名義)。

なんか最近、このアルバムをよく聞き返してるんですよ。Lo-fiの流れというよりは…多分それはないわけではないけど、Lo-fi直系じゃない。

2009年に発売された時ももちろん買って聞いてるんですが、その時ハマりきれなかったんです。凄いってことはわかるんですが、その時の自分とちょっと距離があった。自分のリアリティと…いや、自分の人生と、かな。距離があったのは。

中村一義が見ているのが、「幼少期の自分(が育った原風景)」というのは2009年当時からわかっていました。。しかし私(残響)自身は、その当時、まだ自身の「幼少期の自分」に向き合いきれていなかったのです。当時は当時で余裕がなかった。持病とか大学院中退とか。その日を生きるだけで精一杯でした。幼少期の事がとても大切なんだとわかっていたにも関わらず、向き合えるだけの余裕がない。

なんだかんだ私が実際に「幼少期に育った町」へ再訪できたのが、それから5年経ってのことでした。それまで日々ドタバタで、また持病を治すのも時間がかかりました。でも、なんとか再訪が出来て、世話になった人とも再会できて。そこから、「幼少期の自分」を、ある程度自分の中で位置づけられるようになってきたのです。

そんな風にして、ようやっと私は自分の幼少期と向かい合い、ある程度相対化し、冷静に見れるとこは見て、その上で過去を慈しめるようになりました。この過程を踏まなければ、アルバム「世界のフラワーロード」は、私の中でちゃんと位置を占めることが出来なかった。それくらいこのアルバムは自分の中で「判断保留」にしていたアルバムでした。

今なら、中村一義がこのアルバム全体で言いたかったことが何なのか、っていうのがわかるような気がする。というか、私も自分の原風景なるものを、ちゃんと見れるようになったからこそ、中村一義の原風景も「なるほど」とか「そうだね」って感じで見れるようになったと思うのです。

確かこのCDのジャケットの帯に、「あなたの中で生き続けるアルバムでありますように。」と書かれていました。本当にそうなっていたアルバムなんだなぁ、と深く思います。

 

 

SF小説その後

SF小説ですが、「赤いオーロラの街で」を楽しく読みました。そして伊藤計劃「ハーモニー」を買いました。サミュエル・ディレイニーの「ノヴァ」もKindle洋書で(安かった)。

また、前の記事でご紹介したfeeさんのブログ「止まり木に羽根を休めて」にて、とても有難いお勧め記事を書いて頂けました。現在、この記事に従って少しずつSFを読んでいっています。改めましてありがとうございます。

次回あたり、そろそろ現在のSF読書状況をちょっと書こうかな?と考えています。

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推し呉服店の2023年末感謝祭のご紹介

推し活・出囃子

年末だ!今年一年の和装・着物のメンテナンスだ!
そして次に来るは年始、お正月だ!晴れ着だ!

そんなわけで(まさにそういうわけだろう?)、今年も岡山の推し呉服屋さんの年末の「2023 感謝祭」のご紹介記事です。

今年も推し活です。推している店は推せるうちに推せ、それが「推し事」だッ!の精神で今年もいきましょうよろしくお願いします。

www.sasaigofukuten.jp

笹井呉服店さん 外観

 

↓ 2023年秋の大きもの市の時の記事

modernclothes24music.hatenablog.com

↓ 去年の年末感謝祭の記事

modernclothes24music.hatenablog.com

 

2023 感謝祭のこと

岡山県井原市商店街にお店を構えていらっしゃる「笹井呉服店」さんが、12/1(金)~12/10(まで、「2023 感謝祭」を開催されます。開催場所は笹井呉服店さん店内特設会場です。

 

www.sasaigofukuten.jp

 

バーゲンセール! 笹井さんのブラックフライデー12/1(金)からだッ! 
もうちょっと品位のある書き方をしなさいよ私。しかし、この機会で改めてお手持ちのきものをバージョンアップ&メンテナンスをすることは、「趣味のきものと帯」のある生活にとって意味のあることと思います。

 

趣味道におけるメンテナンスという概念

メンテナンス……何度もこのブログで書いていますが、どの趣味でもメンテナンスはやっぱり大切だと思うのですよ。というかメンテナンスこそが趣味の王道だとすら言えるのかも。「やりっぱなし」にするのではなく。

例えば外国語でも、覚えた単語や表現を、日を開けて「覚えなおす」ことは、強力に外国語力を向上させる、といろんな達人が言っています。また、模型やジオラマ工作でも、作った作品を調整したり修正したりする「手入れ」こそが作品寿命を劣化から救い、確実に延命させますし、工作スキルも上がります。何より作品そのものに愛を持てます。愛とは養い育むものです。

結局、趣味生活のバージョンアップってものも、日々のメンテナンスの延長線上にあるものだと思いますよ。一気にガーッとバージョンアップしても、レベルや身の丈にあってない、っていうのはよく見るところです。
そうではなく、日々丁寧にメンテナンスをしていって、その結果自然にバージョンアップ、っていうのが一番まっとうですよ。

ゆえに、和装生活でも確実にメンテナンスの側面はある、と思います。「箪笥のこやし」っていうのは良くない。風を通すのは着物だけではなく、和装生活そのものにでもあるでしょうッ!(説教おわり

 

 

なので、年末には今年一年の着物の手入れ(メンテナンス)、というのもよろしいのではないでしょうか。そうして新年に向けて準備をし、英気を養う。愛刀を研ぐかのように…(比喩が変)。

笹井呉服店さんは、年末、下記の日にちまでにお手入れでお預かりした着物は、年内に受け取りが可能、とのことです。
こういうきちんとした情報アナウンスはありがたいです。

 

お着物のお手入れの年内納期について
下記のお日にちまでにお預かりしたお手入れは、年内にお渡し出来ます。

・パールトーン加工済お着物アフターサービス
 11月29日(水)午前中
・お着物丸洗い
 12月6日(水)午前中
・パールトーン加工
 12月20日(水)午前中

(笹井呉服店ホームページ、Instagramより)

笹井呉服店さんでは感謝祭で「きもの相談室」も行っていらっしゃいます。頼もしい…。
この機会で情報や知識のメンテナンス、バージョンアップもまた、趣味道のレベルを強力に上げることと確信します。知識を更新しなかったガンダムパイロットの知性と生存率で例えれば…(やめなさい)。

 

Instagram&お値打ち価格

最近はInstagramで和装のある生活を発信していらっしゃる笹井呉服店さんです。

https://www.instagram.com/sasaigofukuten/

百聞は一見にしかず。きものは着て初めて完成します(と知ったような口をたたく)。実際にきものを着ていらっしゃる方々を見るには、このInstagram良いと思います。

フォローしてコメントを投稿すれば、お返事もいただけますし。この対応のきめ細やかさが笹井呉服店さんです。

 

さて今回の感謝祭、

※笹井呉服店さんよりインスタ画像を提供頂きました。ありがとうございます。

 

足袋を除く、「和装小物2割引」セール、とのことです。頼もしい。

お楽しみの「呉美箱(ごみばこ)」からは何が出るのか?(このあたり、工作関係のジャンク箱とはちょっと趣が違いますねぇ)
趣味におけるdig(発掘)の楽しみです。気合入れていきましょう。

 

さらには、5000円以上お買い上げの方には、今年も横山大観カレンダーがプレゼントです。怒涛ですね。

 

 

また、この2023年末の感謝祭は、井原市商店街が12/2(金)~25(日)に開催されている「井原誓文払大売出し」、並びにスタンプラリーと連携しています。

ibara.info

「1,000円以上お買い上げにその場で当たるスピードくじ」やスタンプラリーなどございます。こちらもチェックされてはいかがでしょうか。

 

おわりに

そんなわけで今年も推し呉服店・笹井呉服店さんが行う「2023年 感謝祭」のお知らせ記事でした。

推しているお店が精力的に催しを開かれることは頼もしくも嬉しいものです。そういう店の意気に感じ、己が趣味道をより一層楽しくしていくことが「推し」の道でございます。この記事やブログはそういったことを伝えていきたい所存です。

そういうわけで、趣味人は店に通いましょう! 年末も来年も、趣味道ある限りッ!

おもちゃ屋で同年代のパパママさんが「親」をやってるのを観る38歳の私に後悔はない

本日、街の大型ショッピングモール内のおもちゃ屋に行きました。

このおもちゃ屋は、私がいつも行きつけにしている昔ながらの町の模型屋さんではありません。そこは先日行って、SDW HEROESロビンフッドガンダムAGE-2と、ポケプラクイックのヤドン、そしてタミヤニュース今月号を買いました。癒し系のラインナップですねぇ。

で、今日は、大型モールの近くに仕事で行く用事がありましたので、その道すがらついでに、モールのおもちゃ屋を覗いてみようとしたのです。そしたら、11月末だというに、なんだかクリスマス商戦ムードでした。ちょ、ちょっと早くない? 正確にはモール全体のブラックフライデー・セールにまつわる売出しのようでしたが。ってことはクリスマスはもっと凄いのか? 

 

さて、今日ちょっと改めて少しだけ驚いたのですが、おもちゃ屋で元気に品定めをしている少年少女たちですが、その親御さん=パパさんママさん、は私こと残響38歳男性の同年代なんですよねどう見ても。うむ、子供がおもちゃに目を輝かせるのは良いことです。おもちゃを楽しまんで、何のために生きているというのですかこの世界で…。

しかしそれにしても、なるほど私も大人になったわけだわ、歳をとったわけだわ、と思いましたね。私という38歳初期中年男性は、ひとりレゴブロックの新作やリカちゃん人形の服やシルバニアファミリーの家や家具を真剣に見ていました。他方、このおもちゃ屋の風景−−−おもちゃを真剣に見ているのは子どもたちで、我が同年代のパパさんママさんは私のようにおもちゃを真剣に見てはいない。

そりゃそうだわな、と思います。リカちゃん人形のおよーふくを見て我がドールや自作人形にどうやって改造して着せるか、って考えている私は、間違ってはいないが場違っているような気がする、と韻を踏んでみます。

子供をもったパパさんママさんが羨ましいって話は私の場合当然、毛頭ないわけです。もともと「家庭のある人生」にはまったく興味がなかったですし、「おもちゃや趣味で遊ぶ人生」を私は進んで選びました。そして私は結婚をしない選択をし、結婚「しない」計画をたてました。無論、子供を産まない計画を立て、まさに計画通りの人生を送っております。満足しています。

そんな私が驚いているのは、同年代(30代後半)の人たちの一定数が、大人として子供に「与えている」ようになってる姿を、改めて大量に目の当たりにしたことです。

あまり社会と関わりのない生活をしている残響さんです。社会センスがない社会音痴なので、あまり関わらないほうが社会の人々の方からしたらよりよろしかろう、という「非=社会的」な立場が私です。もちろん人々を侮蔑しているわけはなく、社会を構成し回している方々に対する感謝は本当ありますし、だからこそ社会音痴な人は社会カラオケ大会で歌わない方が人倫って話でしょ?って立場表明。

とはいえ理屈ではわかっていても、たまにそういう実例を大量に見ると、「なるほど」と驚き混じりに思ってしまうわけですよ。私はおもちゃで遊ぶ人生を選んだ。皆さんは家族と幸せになる人生を選んだ。それぞれ覚悟をした。それぞれの道で頑張っている。そこに後悔はない、少なくとも私はない。

ただそれはそれとして、同じ時代を生きた「30代後半」の中年男女の皆さんが、子供にプレゼントを与え、愛を作っていくことをしている実例を大量に見たわけで。そのように「違う道を歩んだ」実例を大量に見ると、私の場合、自己肯定とか否定とか以前に、ただ単に「なるほど」と思ったわけでした。「違う人生の道」はいっぱいあったんだ、という確認を再度、大量に行った…って感じかなぁ。

ああ、自己肯定とか否定とかって話だったら、こういう同年代の「家族を育む」な光景を見て、ルサンチマンや嫉妬にかられるひとも居るんでしょう。私にはない感覚だから想像で申すほかないですし、当然、私がその人達のルサンチマンや嫉妬を代弁出来るわけもない。するつもりもないし。それは辛いでしょうね…とお気の毒に思う他ないです。このお気の毒って表現自体もあかんのかいな? うーん。

まぁそんなわけで、同年代のパパママさんたちは、レジでわちゃわちゃしている子供さんらをたしなめたり叱ったりしていました。子供さんらにとっては、おもちゃ屋ですよ。テンション上がりますよ。気持ちはわかるし、わかるから私は今もおもちゃ屋模型屋に通っている。子供に影響を与えないおもちゃなんてゴミと同じだ、と言い放ったのは、模型/おもちゃマニアの作家・森博嗣博士です。

そんな家庭のひとコマを横目に、私は30MMのアチェルビーtype-Bとエグザビークル多脚メカver、そしてスレッタ・マーキュリーさんのプラモを買いました。ブラックフライデーということでスレッタさんが安かった。即買いです。新選組の悪即斬のように迷いがない。

 

おもちゃ屋を45分くらいじっくり全ジャンルを見て回って、最近の新商品をチェックしたりしました。それから任天堂switchとソニープレイステーション5のビデオゲームコーナもあったので、そこも見てみました。

なんだかんだ、少しずつやっぱり高くなってきていますね、おもちゃ。パパママさんにとって、家計の中から5000円や8000円を「子供の楽しみ」のためだけにPON!と出すのも、やっぱキツいんだろうな、と思います。
上の方でおもちゃは素晴らしいんだ模型には価値があるんだガンプラは自由だ、と散々書きましたが、とはいえ38歳のわたくし。パパママさんが自分たちの家計・家庭を「やっていく」ことのリアルな難しさ、っていうのは、わかりますよ。こっちは本当にわかる。

そりゃお気楽な遊び人の私なんぞに言われたくねー、っていうパパママさんの気持ちは正しいw でも、私も38歳まで生きてきて、分かりますよ、生活をリアリズムの上でちゃんと「やっていく」ことの難しさ。その上でさらに「子供さんを育てる」=「守る」っていうことが、ただ生活をやっていく以上にもっとキツく難しいものだ、っていうのは想像出来ます。

私が子供の頃、「誕生日プレゼント」というものを両親&祖母からもらいました。初代プレステとかゲームソフトとか、お高めのおもちゃとか…年1回の誕生日の日だけは、私(子供)が欲しい高額な品物を買ってくれたのです。

今、リアリズムの観点から思えば、両親&祖母、その金額捻出するのそれなりに大変だっただろうな、って思うのです。子供(私)の年1回のそれのために、貯金もしていたんだろうな、と想像します。それなのにあほな子供の頃の私は、どれだけ真剣に考え品物を選定していただろうか。品物を大事にしただろうか。よくあるコマーシャルに踊らされて、私自身の本物の欲望に、ちゃんと向き合っていなかったのではないか? とまで考えてしまいます。

いや、私は子供の頃も真剣に遊んでいたと思うのですが、もっと真剣に、自分の頭で考えきって遊べばよかったのかもな、って、今思うこともあるのです。

だから今ひとりでおもちゃや模型で遊ぶとき、「もっと真剣味が足りない!丁寧になれ!自由な発想こそが遊びの真髄だろう!」って反省しますもの。おもちゃで遊ぶために生きてるんですから、せめてそれくらいの反省はしなきゃ嘘だ。それに、家庭や子供を持たない選択をしたのも私ですから、だったらやっぱりちゃんと遊ぼうよ私、ってね。

成功している他人を羨んだり、インターネット&SNSいいね!承認欲求合戦に消耗したり、ハブられるのを恐れたり、とか、同調圧力とか、差別とか、もう完全に無視すべきものですわ。おもちゃのビス1個の価値すらないぞ。

実にそうです。子供のころSDガンダム・ファイナルフォーミュラーの頭部アンテナを固定する小さなパーツをなくして、一気にかっちょ悪くなったファイナルフォーミュラーを未だに覚えているのが私・残響です。あのパーツ亡くしは本当痛かったなぁ…。承認欲求とか嫉妬とか、完全にあのパーツ1個分の価値もないぞ明白だよ…。重みってものが違うよ。

 

そんなわけで、同年代の皆さん、自身が信じた道を征きましょう。お前(残響)遊んでるだけだろうッ!!って至極ごもっともなツッコミは今はちょっと置いておいてマジで。文章ラストなんだから纏めさせてください。…自身が信じた道。時々ちょっと方向修正したりすることもあるでしょうけども。でも、輝きを失わないものを愛するっていうのは素敵なことですね。

私は子供のころからおもちゃや模型がそうでした。皆さんも、パートナーの方や子供さんがそうだったりするのでしょう。他にも人生の宝物がある?それは素晴らしいことです。ならば、どう考えても、それぞれの「人生の宝物」を大事にする他に、すべきことはありません、よね。うん、言うまでもないことです。スピッツの歌詞で「これ以上は歌詞に出来ない」ってのでラスト終わる歌がありますが(「恋する凡人」)、もうそういうことです。ウィトゲンシュタインも同じようなことを言っていませんか? どうでしょうか? 違ったでしょうか? 
よし、それでは躊躇うことなくおもちゃで遊びましょう!

SF小説を読みたい

SFサイエンス・フィクション小説を、いま読みたく思っています。

私はここ数年、物語、とくに小説というものに苦手意識を持っていました。主な理由は、文章を読むことで脳内でビジュアル展開をするのがめんどくさい、というものです。それから人間ドラマもめんどくさい。

でも「小説読めたら良いよなぁ」と思ってはいました。図書館に行っても「小説・文芸」の欄…いわゆるNDC(日本十進分類法)900番台の棚のほとんどをスルーするような状況に情けなさを覚えていました。書店でも状況は同じ。

そこでふと、「興味のある分野の小説から読む」ということを思いました。

 

ところで、私は最先端の科学技術(いわゆる「テック」)に詳しくはありませんが、浅薄で雑駁ながら興味は持ち続けています。自分自身で模型などを作っていることから、工作を通じて工業技術にも興味を広げていっているような感じ。漫画でも背景のメカを描くのが好きだし。

そういう興味に、東方ほのぼの百合ギャグ同人で一部に名高いサークル「Happy Flame Time」の春夏アキト氏の商業漫画作品「ザ・テクノロジー」は応えてくれました。

www.gentosha-comics.net

「ザ・テクノロジー」の中で「SFプロトタイピング」という概念を知りました。SFの科学技術における先進的想像力を、現実の技術開発の発想面に活かそう、ということです。SFはフィクションですが、実際のサイエンス(科学)、とりわけテック(科学技術)に強烈に依拠しています。つまりSFを読むことは、テックを参照し続けることですし、テックを含んだ科学全般が社会や個人をどういう風に変化させ、いずれ来たる世界を考察することでもある…と、私は思うようになりました。

そんなわけで、「科学技術と発想力」の文学「SF」を、科学/テックネタ&社会派コラムとして読めたら良いな、と考えました。そこで今参考にしているのが、書評ブログ「基本読書」の冬木糸一氏の本です。

huyukiitoichi.hatenadiary.jp

この本を書誌として読んでいます。
私はこのブックガイドにおいて、SFのジャンルを系統別に知っていくというアプローチはとっていません。
それよりむしろ、各SF小説作品が持つ、

・「作品の社会状況はいかなる問題があるのか」
・「作中問題をテックはどう解決していくのか」

という二点に注目して、どのSFを読んでいこうか、と思いを巡らせています。この「SF超入門」は、その問題&解決でカテゴリが組まれているので、「この問題に関してはこのSFを読め!」という読み方に適しているのです。

 

そういう風に科学ネタ&社会派コラムとしてSFを読もうとしている私なわけですが、その一方でSF小説は「文学」でありますから。科学やテックや社会に対して人間がどう生きていくか、という文学性も当然考えるべきテーマです。

そこのところで私はfeeさんの書評ブログ「止まり木に羽根を休めて」の書評を信頼しています。

toolatetoolate.dreamlog.jp

feeさんは書評において小説そのものの「面白さ」をきちんと評価されます。テック的描写が良くても、つまんない小説だったらきちんと「つまらない」と評価されます。そこがビシっとされてる。
そしてその小説が持つ文芸性…登場人物がどう生きるか、という作品の文学上のテーマ性をしっかり見据えていらっしゃいますから、小説としての「文学性」も知りたい私には、信頼できる書評です。例えば今年は伊藤計劃作品、とくに「ハーモニー」のテーマををしっかり読み込んでいらっしゃいました。

toolatetoolate.dreamlog.jp

そんなわけで、いろんなSF読みの方々の文章を参考に、私もSFを読もうとしています。前にfeeさんとブラッドベリを読んで読書会対談をさせてもらったとき、私は上記のような観点をしっかり設定できていなかった。

blog.livedoor.jp

blog.livedoor.jp

 

 

さて、どういうSF小説を読んでいくかですが、まず最初に伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」に興味があります。

www.hayakawa-online.co.jp

突如起こった太陽フレアの影響で、もし全世界的に停電が長期間続いてしまったら人間たちはどうするのか?という気象災害SFです。

それだけ書くと終末SF、ポスト・アポカリプスっぽいですが、たぶんそこまではいかないんじゃないかな?という予想です。古びた鉄筋コンクリート建築が廃墟になって雪の降るなか少女終末旅行だッ、っていうのとは違うと思う。

そこまで終末論の方向ではなく、電気媒体を失った人々が、脆弱な社会の中で、か細いアナクロ技術でどうにかしていく、っていう話だと思います。舞台が北海道というのもまた。電気がないと寒いでしょうに。いや、その発想自体が惰弱。薪を燃やすのだ…と、こう考えていくと、私がキャンプをしている意味に近づいていきます。私は緊急災害時のスキルを学ぶという意味でもキャンプをしていますから。

(2020年の個人思想)世界の終末妄想、自然世界、ヒトの群れ社会、キャンプ - 残響の足りない部屋

 

もしポスト・アポカリプスの中での静謐な人間の営みを知りたかったら、やはりネヴィル・シュート「渚にてになるのでしょう。feeさんからも以前お勧めを頂きました。

www.webmysteries.jp

なんで私はポスト・アポカリプスだとかコージー・カタストロフィだとかの静謐な終末世界観がこんなに好きなのか。そうだよ我が人生最高の漫画作品「ヨコハマ買い出し紀行」だって完全にSFじゃないですか。

 

web漫画ですが、ドロニー氏による漫画作品「明け空星間旅行」シリーズが好きです。

www.pixiv.net

シリーズ作品「かき氷で星間旅行」はその名の通り、かき氷を食べ(だけ)に冥王星まで宇宙船に乗ってGO!な作品です。百合もあるよ。ゴリッゴリに練られた宇宙開発技術ネタの乱舞につく連打。枠外の解説文がめっちゃ多くて素敵です。こういうテック与太話テキストをとにかく読みたいんだッ!

 

あと円城塔も。円城塔だけはSF云々の前からちょくちょくチェックはしていたのです。というか、与太話の文脈で…。(これは円城氏に対して失礼に当たらないはず)
もうこうなったら「Self-Reference Engine」から最初から読み直せば楽しいぞ、っと。SF文脈をほとんど知らないから、これまで円城塔は思考実験的な読み物として読んでいましたが、このSF小説という文脈(上級者向け)だと、はてどれだけの科学・テックネタが読めるか、とても楽しみです。

もちろん円城塔ときたら伊藤計劃で、feeさんの「ハーモニー」評を頼りに、そこから「虐殺器官」も。それから森博嗣を読んで…。エッセイはほぼ全部読んでいますが、小説は途中からあまり…「ヴォイド・シェイパ」シリーズは楽しく読みましたが、近未来SFシリーズの「Wシリーズ」は全然なので。

あとは古典・海外SFもいきたいですし、SF漫画もまだまだ読み解いていけます。大清水さちツインシグナル」だってSF文脈から読み解けることバリバリですし、ブラッドベリの再読も。じゃあ映画は?うぉう、デカいのきましたね。アニメ、ガンダム。なるほどおれはガンプラを作り続けて30年なのだが? スペースオペラサイバーパンク? なんということだ! 過剰摂取禁止(オーバードーズ・イズ・オーバー)!

とまぁ、そんな感じで今、私はSF小説に興味を持っています。ここから小説に対しての苦手意識が上方修正されていけばよいですね。

日記2023/10/08 ガルでパンのdas Finaleのdas vierte Kap.を観ました

そんなわけで、私的これだけは観なくてはならない映画シリーズ「ガールズ&パンツァー最終章」の第四話を観てきました。

girls-und-panzer-finale.jp


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ガルパンを最初のTVシリーズから見始めて、もう10年以上かぁ〜。戦車道の物語に付き合って早10年。早いなぁ〜。

その間、AFV(戦車模型)をぼちぼち作ったり、ガルパンのスピンオフ漫画を読んだりしてきました。そしてこのブログではおなじみ、外国語で遊ぶようにもなりました。

今回、第3話の頃とは違い、ノンナとクラーラのロシア語が少しはわかるようになりました。心の中でわずかに「おぉ」と自分に驚きました。ふふっ。

 

ところで、この記事ではネタバレになるべく配慮して、物語の内容については書きません。内容としてはやはり「面白かった」し、これからもガルパンに付き合っていきたい、と思わせられました。次(第5話)もきちんと待ち続けよう、と気持ちあらたにした次第です。

 

音楽ブログとしてちょっと書けば、上記の試聴動画の時点ですでにフィンランド民族音楽のフレーズを用いたオーケストラ劇伴(BGM)が流れていますが、この「フィンランド民族音楽」の独特の土着哀感のフレーズって、なんで我々ワールド耳の音楽リスナーは、すぐに「フィンランドスオミ)のあの感じ」ってわかるんでしょうね。シベリウスの薫陶なのか。それともトラッド…ポルッカやヨイクを聞きすぎたか?

もちろん本編でもフィンランド民族音楽が例によってバリバリですが、しかし今回、使用楽器を述べただけでネタバレになりそうな悪寒がしますね。おおさむい。

そういえば第3章で出たあの継続高校リーゼント娘たちですが。リーゼントすごいですね。無論我々ワールド耳はその風体からレニングラードカウボーイズを想起してしまうんですが、しかし「驚いちゃいけないな」とも今回思いました。ほら、チルドレン・オブ・ボドムの故・アレキシ”ワイルドチャイルド”ライホの在りし日のヤンチャっぷりを考えれば、リーゼントくらいで驚いていてはいけないな、とね。風評被害か。

 

で、今回の日記は外国語ネタです。
ガールズ&パンツァー最終章の外国語表記は"Girls und Panzer das FINALE"ですよね。毎回のOPで曲と共に勇壮にロゴが出ます。映画を見ていて、戦車道世界にいざなわれる胸が高鳴る瞬間です。

今回、自分の外国語遊びの経験ゆえなのか、「最終章第4話」ってドイツ語でどう言うんだろう?ってふと思ったんです。そりゃ英語だとthe Last chapter 4th episode、もっときちんと書くならthe 4th Episode of last chapterです。

で、ドイツ語。
普通の会話だと「ふぃーあ(Vier、ドイツ語の4)」って言えば充分ですが。でもどうせ外国語で遊んでるのだから、もうちょっときちんとやってみたい。なので帰宅してからちゃんと書いてみることをしてみました。

まずVierを序数詞として書くとVierteになります。
あ、意外とこの数詞に関する厳密な知識って、へっぽこ外国語学習者ほど「抜ける」んですよね。黒田龍之助氏の本にも書いてありましたが、いい加減な学習者ほど数詞は1,2,3と数字で表記「出来ちゃう」から、数詞、とくに時刻や年号などをいきなり問われ、「きちんと発音」しようとすると詰まる、という落とし穴があるとか。もちろん私もへっぽこなので今回ちゃんと調べなおしました。そうでなきゃ怖いよ。

閑話休題
で、「第●章」。最初、ちょっとネット翻訳で調べて、「Folge」なる語があると知りました。英独翻訳で「episode」を変換しても「Folge」が出る。ドイツ語で「結果」を表す語ですが、「連続刊行物」という意味もあるそうです。毎回の戦車勝負の結果、そして連続刊行。これ良くないか?と思いましたが、でもそれよりも普通に「お話、物語」の線で探った方がよいと思い直します。まぁその場合無難に「geschite」ですね。

しかしここでさらに英独翻訳を使い、「chapter」をやってみました。そしたら出たのが「Kapitel」。中性名詞(das)で、「(本の)章」。略は「Kap.」。おーなるほど。発音的にも似てる似てる。

というわけで「最終章第4話」はドイツ語だとこんな感じでしょうか。

Das vierte Kap.des Finales 

もちろんKap.はKapitelを使ってよいと思います。略記を使ってみたかったんだいっ。

ところで「あれ?das Finaleじゃないの?」と思われた方。ありがとうございます。よくご覧になっています。
これは定冠詞格変化の2格(所有)で、中性名詞の場合desにして、名詞の語尾にsを付けるあれです。私も今回調べなおして、定冠詞の所有格のs(あるいはes)って教科書の最初に書いてあるのに、忘れかけてましたよ…。

まぁこの場合、「最終章の第4話」です。なのでFinaleを所有格にしましたが、もっと単純に並べて「Das Finale das vierte Kap.」でも良いのかもしれません。でもそれは上で述べた英語の「丁寧に書かない版」the Last chapter 4th episode、と同じような感じの雑な並列感があるんですよね。いや、雑な並列の方がキマる、って場合も往々ありますが。体言止めのような。

 

しかし改めて思うのが「Girls und Panzer das FINALE」の「ビシリと決まる」感ですよ。

だって、これ上記の所有格を仮にやってみて「Girls und Panzer des Finales」=「ガールズ&パンツァー・デスフィナーレス」って発音では決まりません。(それじゃみぽりんのタイトルコール「●●です!」じゃないですか)
「ガールズ&パンツァー・ダスフィナーレ」!って中2的に発音、否、咆哮した方が決まるじゃないですか。ちなみに&は「アンド」よりも「エン」と「ウン」の間を狙っていきましょう。大丈夫!ごまかせるから!(何を?) 
ウムラウト発音で鍛えられたおれらドイツ語学習者なら楽勝でしょうが!(連帯責任を求めるなっ)

なので、やっぱりガールズ&パンツァー最終章はdas FINALEなのでした。
そもそもFinaleってドイツ語ではもちろんフィナーレで終楽章ですが、もう一個。スポーツ的意味合いで「決勝戦、ファイナル」って意味もあるんです。
要するにまさにこれからの話じゃないですか! やっぱりこのFinaleって言葉はガルパンに合っています。

まぁもっとも、ガールズ(英語)とundやパンツァー(ドイツ語)を最初から合わせてるのが混乱のもとなんですけど。そこを今更言ってもねぇ。メートヒェン(Mädchen)ウント・パンツァーでは絶対今のようにヒットしなかったと思う。今さりげにドイツ語をひどく言ってないか? まぁそこは私の大学時代のドイツ語教師の「ドイツ語のラップ(HipHop)って田舎っぽくダサく聞こえる」発言よりはまだマシと思っていただければ…。

そうだ、このあたりはだいたい日本ミリオタにおけるドイツかぶれが悪い。ていうかもはや黒森峰、西住流が悪い(完全なる責任転嫁)。
そういうわけでこの記事ダスフィナーレ!ガルパンはいいぞ!(雑)
(das Endeじゃないの?)(うるさいうるさい)(注釈の方が多いなんてお前哲学書か)

最近わたしの音の暮らしはこう 〜2023秋に向けて〜

追記更新

2023/10/06 youtube音源を2つ追加で貼りました。

体重計に乗ってみた

最近お腹に手を当てると、どうも前より「ぷにょん」としているような気がする。かわいらしいオノマトペを使いおって。それはまごうかたなき脂肪の塊であり、いづれ死と苦しみをもたらすものだ。

とりあえず計測であります。体重計に乗る…。

 

太ったァァァア!

アァァ

ァァ……

 

…さて、日記を書きましょう(急に正気に戻るな)。
しっかし、こんな短期間でこんなに太るかね。

作業の予定

最近私がやろうとしていることは主に、

・4コマ漫画作成

・これまで作成して各地に散らばらせたままの作品群や文章を、索引(ポータル)的なページを作ってまとめ

のふたつです。

4コマはネームが完成しました。7pの作品と4pの作品のふたつで、それをまとめて同人誌にします。例によってホームページに全文掲載です。

 

それからまとめページの事ですが。
これまで私は、その場の勢いと好奇心でいろんなwebサービスに手を出し、文章を書き散らかしてきました。あんまり各所で書くものですから、どの文章、どの作品(音と絵と写真)がどこにあるか、もうわけわからなさが滅茶苦茶なわけです。この私であっても、その散逸具合が「ひどいな」と思うくらいですので、他の方からしたらそりゃあ「サイト(コンテンツ)が迷路状態」って話です。これは何人もの方に言われています。
なんとかします。ページを作って、各コンテンツへのURLリンクに、簡易説明とタグカテゴリを貼る。そんな感じに作ります。

 

最近わたしの音の暮らしはこう 〜2023秋に向けて〜

稲葉曇氏の新曲が近々公開だそうです。タイトルは「電気予報」で、ポケモンを題材にしたコラボ曲とのこと。

稲葉氏の活動がどんどん躍進していくことは嬉しいですね。新曲を楽しみにしています。新しく作曲家に沼り、その新曲が楽しみというのは、とても良いことですね。

(公開されたら試聴音源貼ります)

→公開されました。詞にも曲にもSE(サウンドエフェクト)にもガッツリポケモンネタを盛り込みまくりですね!


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人間椅子の新譜「色即是空」ただ今聞き込み中でございます。

往年のアニメ・特撮の主題歌で有名な作曲家、故・渡辺宙明氏の影響はなはだしい「宇宙電撃隊」のヒーローソングの勢い(デ・ン・ゲ・キ!)。

和嶋慎治さんに染みこんでいる渡辺宙明のスキャット 「人造人間キカイダー」「マジンガーZ」にシビれた|好書好日

人間椅子のアルバムのラストトラックはプログレ大曲にして名曲、というのがこれまでの様式美でしたが、今回も凄いですね「死出の旅路の物語」。勇壮なフレーズにヴォーカルメロディ。ハードで神話的で、人間の生を後悔なきよう問いかける歌詞。

今回のアルバムも充実がすごい。もちろん音楽性はハードロック/プログレでこの30年全然変わっていないわけですが(素晴らしい)、今回の「色即是空」、作品としての佇まいが、ずっしり重心低く感じられます。「どこからでもかかってこい」みたいな揺るぎなさも感じます。「デ・ン・ゲ・キ!」というキャッチー極まりない衝撃的なコーラスも、アルバム全体のしっかりした「勢い」の流れで聞くと、「これもバリエーションのひとつだね!」と感じさせられるのだからたいしたものです。

(それにしてもまだかなぁyoutubeでの新譜曲からのMV、あるいは視聴用クロスフェード音源のup…)

→アルバム第1曲目「さらば世界」のMVがupされました。なんとCG背景を大々的に使用!


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ところでブルアカ(ゲーム「ブルーアーカイブ」)の曲で一番有名なのっていったらやっぱ「Unwelcome School」になるのかしら。


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とにかくキャッチーなリフです。キャラ性に合ったおまぬけさ。「緊急事態!」なスットコ感があって、それでいて結構攻撃的な色彩もあり、リズミカルで、何より一度聞いたら離れない「耳につく」リフです。これはほんと発明的なリフだなぁと思います。東方でいったら例えばU.N.オーエンみたいな。

なにせ、いろんなリミキサーがそれぞれのスタイル・ジャンルでどんな風に強力にアレンジしても、リフの力が弱くなることは一切ないという。むしろアレンジ先のジャンルに意外なほどぴったり合って良い曲にしてしまう、というのですから。名リフってそんなものかもしれませんね。醤油みたいなもんですね。え、違う?


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今月末にあるM3-2023秋ですが、サークル・8TR戦線行進曲はオンラインイベントのみに参加します。詳しくはサークル8TRのページにて。

同人サークル「8TR戦線行進曲」 – レッズ・エララ神話体系

新譜は今回はありません。

ところで私残響ですが、M3当日はなんと所用があり、常にPC前に張り付くことは無理になってしまいました。無念です。帰宅したらちゃんとチェックします。オンラインイベントの開催はM3当日(10/29日曜)だけでないので、私は他の日でじっくりサークルチェックを行いたいと思います。今回も楽しみにしています。